驚異の助っ人登場! パートナーの真の意味!
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……15連釘パンチを撃てるまでに進化したトリコ。グルメ界へ挑むことをサニーのみに明かすと、その侵入ルートを聞き出した。
トリコがグルメ界へ向かったことを知らぬ小松の元へ突然の訪問者が現れる。一方瑞貴も休日を味わっていたが、ある人物の連絡により血相を抱える。
そして、トリコは一人グルメ界へ――そこで、手荒い洗礼を次々受けていく!
☆☆☆☆☆
ピクニックに行っていた私はとある人物から連絡を受けて、すぐにフィルに頼んでサンとウォーと別れ、ザーベル島に到着した。ここに来るのは数年ぶりだな……しかも。
「まさか、あなたまでいるとは思いませんでした」
「わしは酒の恩を忘れん。これぐらいお安いご用じゃ」
前に見たときと服装は違うけど、間違いなく彼はノッキングマスター次郎さん。関所で手続きをしていたら鉢合わせしたのだ。
さっきまで手続きの相手をしてくれた監視員は監視長を呼んでいるので、私は次郎さんと束の間の再会を喜んでいた。
「お主のことはイチちゃんとセッちゃんから聞いとるが、本当にグルメ界へ行く気か? わし一人で充分じゃぞ」
「今回のことは一龍会長に前から頼まれましたし、私自身も止めきれなかった責任があります。トリコの自業自得とはいえ一発殴っ……怒らないと気が済まないので」
「まっ、聞くと体験するのは違うからの。好奇心旺盛なのはいいことじゃ」
拳を握り締めてコメカミに青筋を立てる私に対し、次郎さんは面白そうに笑っている。すると奥から監視員が監視長・エルボーさんを連れて来てくれた。
「お待たせしました。まさかあなた方がここに来るとは、ずいぶん久しぶりではありませんか」
「お久しぶりです、エルボーさん。私たちの目的はただグルメ界に入るのではなく、先ほど入って行ったトリコを連れ戻しに来ました」
「やはり、トリコ様でもグルメ界は危ういと……」
「とにかく通してくれんか? トリコくんならすぐにやられんとは思うが、グルメ界で危険なのは猛獣だけじゃないからのう……」
「わかりました。こちらへどうぞ」
命の滝壺と呼ばれる崖。この下には私がトリップした場所――アングラの森がある。一度深呼吸をしていると、次郎さんが体にノッキングをして一気に若返った。
「さて、行くかの」
「はい、行きましょう!」
私たちは命の滝壺を飛び降りた。同時に次郎さんは遠くにノッキングガンを放ち、見事ブレスドラゴンに命中した。これで鼻息による空気の砲弾を受けることはない。落下中にはいくつかクレーターと人型の窪みがあったけど……これはトリコのだな。
「竜巻乱舞!!」
ブレスレットから薙刀に変形させ、竜巻乱舞で衝撃を和らげたので見事着地した私たち。この空気、懐かしいな……。
「グルメ界初心者のトリコくんじゃ。ならばそんなに遠くへ行っておらんじゃろ。どこを探すか……」
「いえ、その心配には及びません。私の神獣の力を借りましょう」
「神獣……じゃと?」
不思議そうにする次郎さんに向けて、私はニコッと微笑んで薙刀から戻したブレスレットを見る。
『出番か?』
うん、お願い。探し人もいるし、この場所は他の誰よりもあんたが適任だから、力を貸して!
パアアァァアアア――……!!
「ぬおっ!?」
……突然瑞貴の全身が輝き出したかと思えば、光がやむと同時に全く別の姿に変わる。これにはさすがの次郎も驚くのだった。
トリコがグルメ界へ向かったことを知らぬ小松の元へ突然の訪問者が現れる。一方瑞貴も休日を味わっていたが、ある人物の連絡により血相を抱える。
そして、トリコは一人グルメ界へ――そこで、手荒い洗礼を次々受けていく!
☆☆☆☆☆
ピクニックに行っていた私はとある人物から連絡を受けて、すぐにフィルに頼んでサンとウォーと別れ、ザーベル島に到着した。ここに来るのは数年ぶりだな……しかも。
「まさか、あなたまでいるとは思いませんでした」
「わしは酒の恩を忘れん。これぐらいお安いご用じゃ」
前に見たときと服装は違うけど、間違いなく彼はノッキングマスター次郎さん。関所で手続きをしていたら鉢合わせしたのだ。
さっきまで手続きの相手をしてくれた監視員は監視長を呼んでいるので、私は次郎さんと束の間の再会を喜んでいた。
「お主のことはイチちゃんとセッちゃんから聞いとるが、本当にグルメ界へ行く気か? わし一人で充分じゃぞ」
「今回のことは一龍会長に前から頼まれましたし、私自身も止めきれなかった責任があります。トリコの自業自得とはいえ一発殴っ……怒らないと気が済まないので」
「まっ、聞くと体験するのは違うからの。好奇心旺盛なのはいいことじゃ」
拳を握り締めてコメカミに青筋を立てる私に対し、次郎さんは面白そうに笑っている。すると奥から監視員が監視長・エルボーさんを連れて来てくれた。
「お待たせしました。まさかあなた方がここに来るとは、ずいぶん久しぶりではありませんか」
「お久しぶりです、エルボーさん。私たちの目的はただグルメ界に入るのではなく、先ほど入って行ったトリコを連れ戻しに来ました」
「やはり、トリコ様でもグルメ界は危ういと……」
「とにかく通してくれんか? トリコくんならすぐにやられんとは思うが、グルメ界で危険なのは猛獣だけじゃないからのう……」
「わかりました。こちらへどうぞ」
命の滝壺と呼ばれる崖。この下には私がトリップした場所――アングラの森がある。一度深呼吸をしていると、次郎さんが体にノッキングをして一気に若返った。
「さて、行くかの」
「はい、行きましょう!」
私たちは命の滝壺を飛び降りた。同時に次郎さんは遠くにノッキングガンを放ち、見事ブレスドラゴンに命中した。これで鼻息による空気の砲弾を受けることはない。落下中にはいくつかクレーターと人型の窪みがあったけど……これはトリコのだな。
「竜巻乱舞!!」
ブレスレットから薙刀に変形させ、竜巻乱舞で衝撃を和らげたので見事着地した私たち。この空気、懐かしいな……。
「グルメ界初心者のトリコくんじゃ。ならばそんなに遠くへ行っておらんじゃろ。どこを探すか……」
「いえ、その心配には及びません。私の神獣の力を借りましょう」
「神獣……じゃと?」
不思議そうにする次郎さんに向けて、私はニコッと微笑んで薙刀から戻したブレスレットを見る。
『出番か?』
うん、お願い。探し人もいるし、この場所は他の誰よりもあんたが適任だから、力を貸して!
パアアァァアアア――……!!
「ぬおっ!?」
……突然瑞貴の全身が輝き出したかと思えば、光がやむと同時に全く別の姿に変わる。これにはさすがの次郎も驚くのだった。