トリコ突入! グルメ界の真実!
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「それでも飛び込む……理由は簡単だろ。グルメ界には命を懸けて尚、手を伸ばしたくなる食材が――わんさかあるってことさ!」
「おっ!?」
「ただし! 俺は死なねーけどな!!」
なんとトリコは助走を付けて一気に飛び降りた。さっきまでエルボーの話を聞いても恐れることなく、好奇心のほうが勝っている。
「トリコ様!」
「監視長ー! 新たに、グルメ界へ入りたいとおっしゃる有名な御方が! それに、『例の方』が再び現れました!」
「何!?」
監視員のとおるが慌てて走って来ると、敬礼してエルボーに次の来訪者を告げた。
上でそんな騒ぎがあると露知らず、トリコは重力に乗って落ちる中でも笑顔が絶えることはなかった。
「へへっ、ついにグルメ界へ! 試してやる……今の俺の実力を!」
ボッ!!
「ん?」
何かが発射された音が聞こえて下から顔を上げると、巨大な空気の塊が襲いかかって来た。
「な、なんだ!? うわあぁぁあああ!」
空中なのでよけることなどできず、マトモにくらったトリコは崖に体を叩き付けた。しかもかなりの威力を表すようにトリコを中心にクレーターができている。
「がはっ! ぐっ……!」
なんとか体を崖からはずすことはできたが、それでも重力が止まるわけでもないので落ちていくと、かなり離れた場所で捕獲レベル測定不能で類型不明・ブレスドラゴンがこちらを見ていた。
ブレスドラゴンは鼻息を次々出すが、それは先ほどと同じように塊となって砲弾のように襲う。トリコはとっさにガードしたものの、連続で受けたため完全に壁にめり込んでしまった。
「ぐっ……うおおおっ! フライングフォーク!!」
なんとか脱出したトリコはフライングフォークを撃つも、ブレスドラゴンに届く前に消えてしまった。
「と、届かねぇ…か!」
ボッ!!
「ぐわあぁぁあああ!」
トリコと違ってブレスドラゴンの砲弾は当たった。一発だけだったので最初のようにすぐに体が壁から離れたが、もう反撃する体力がない。
「やられて…たまる…か……」
ダメージが大き過ぎて落ちながらも意識を失いかけたが、カッと目を見開く。
「上等だーグルメ界!! とことんやってやる――っ!!」
――とある森の中、トリコはどうやら落ちている間に意識を失ったらしく、重い瞼を開いた。
「いったい何メートル落下した……? 時速200キロで数分……そんな場所、本当にあるのか……? ここはいったい……――ぐっ!」
起き上がろうとしたが重石が乗っているような感覚がして動けない。ダメージをくらったもののピクリともしないわけじゃないが重くてたまらなかった。
「か…体が…動かん……。なんだ……? 体が…重い……!」
勢いよく上半身を起こすがすぐに逆戻りだ。むしろ少し起こしただけで体力が消耗していく。
バキッ!!
「っ!?」
周りに倒れている丸太を踏み潰す音が聞こえ、さらにこちらへ向かって来る猛獣の足跡……トリコの目の前に三つの顔を持つ虎が現れた。
「おっ!?」
「ただし! 俺は死なねーけどな!!」
なんとトリコは助走を付けて一気に飛び降りた。さっきまでエルボーの話を聞いても恐れることなく、好奇心のほうが勝っている。
「トリコ様!」
「監視長ー! 新たに、グルメ界へ入りたいとおっしゃる有名な御方が! それに、『例の方』が再び現れました!」
「何!?」
監視員のとおるが慌てて走って来ると、敬礼してエルボーに次の来訪者を告げた。
上でそんな騒ぎがあると露知らず、トリコは重力に乗って落ちる中でも笑顔が絶えることはなかった。
「へへっ、ついにグルメ界へ! 試してやる……今の俺の実力を!」
ボッ!!
「ん?」
何かが発射された音が聞こえて下から顔を上げると、巨大な空気の塊が襲いかかって来た。
「な、なんだ!? うわあぁぁあああ!」
空中なのでよけることなどできず、マトモにくらったトリコは崖に体を叩き付けた。しかもかなりの威力を表すようにトリコを中心にクレーターができている。
「がはっ! ぐっ……!」
なんとか体を崖からはずすことはできたが、それでも重力が止まるわけでもないので落ちていくと、かなり離れた場所で捕獲レベル測定不能で類型不明・ブレスドラゴンがこちらを見ていた。
ブレスドラゴンは鼻息を次々出すが、それは先ほどと同じように塊となって砲弾のように襲う。トリコはとっさにガードしたものの、連続で受けたため完全に壁にめり込んでしまった。
「ぐっ……うおおおっ! フライングフォーク!!」
なんとか脱出したトリコはフライングフォークを撃つも、ブレスドラゴンに届く前に消えてしまった。
「と、届かねぇ…か!」
ボッ!!
「ぐわあぁぁあああ!」
トリコと違ってブレスドラゴンの砲弾は当たった。一発だけだったので最初のようにすぐに体が壁から離れたが、もう反撃する体力がない。
「やられて…たまる…か……」
ダメージが大き過ぎて落ちながらも意識を失いかけたが、カッと目を見開く。
「上等だーグルメ界!! とことんやってやる――っ!!」
――とある森の中、トリコはどうやら落ちている間に意識を失ったらしく、重い瞼を開いた。
「いったい何メートル落下した……? 時速200キロで数分……そんな場所、本当にあるのか……? ここはいったい……――ぐっ!」
起き上がろうとしたが重石が乗っているような感覚がして動けない。ダメージをくらったもののピクリともしないわけじゃないが重くてたまらなかった。
「か…体が…動かん……。なんだ……? 体が…重い……!」
勢いよく上半身を起こすがすぐに逆戻りだ。むしろ少し起こしただけで体力が消耗していく。
バキッ!!
「っ!?」
周りに倒れている丸太を踏み潰す音が聞こえ、さらにこちらへ向かって来る猛獣の足跡……トリコの目の前に三つの顔を持つ虎が現れた。