衝撃の出会い! 謎の生物現る!
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「大丈夫だよ。トリコも、飛び降りるなんて真似はしなくていいから」
「えっ?」
「どういうことですか?」
「この環境にはトリコも適応したようだし、帰りは私の友達にお願いするの。大きいから三人くらいは乗れるし」
「友達って誰だ? ここまで飛べる猛獣なんて限りがあるだろ」
「それはあとのお楽しみ。さっ、オゾン草を採りに行こう。グルメケースにはデータがないし最初からプログラムしないとね」
私は別の葉に移ると、謎の生物が去って行った方向を真剣に見つめる。それはトリコも同じだった。……いったい、あの生物はなんだったんだろう。
――ライトニングフェニックスを呼ぶと二人はスゴく驚いていた。なんでもここに来るまで雷を防いだのは、この子が現れて羽根をもらったおかげらしい。急にどこに行ったかと思ったら、トリコたちを助けに行ってくれたのかな。
☆☆☆☆☆
翌日――私たちは海に浮かぶ巨大な施設・IGOの本部に辿り着き、受付でトリコが名前を言うと屋外テラスに通してくれた。一龍会長も忙しいだろうに、わざわざ時間を割いてくれるなんて息子想いの人だな。
小松さんは正装だから私もそうしようかと思ったけど、トリコが『娘相手に堅苦しくされると、会長(オヤジ)が拗ねるからやめてくれ』と言われたので、いつもの服装だ。トリコもラフな私服だしね。
「おおっ、よく来たな」
「一龍会長、お久しぶりです。これはお土産に私が作ったクッキーです。どうぞ」
「ありがとな。ならばお茶はわしが淹れよう。そこに座っておいで」
「あっ、お茶なら私が淹れます!」
「いいから、座っとれ。トリコなんぞもう座ってるしのう」
「早っ!?」
テーブルにオゾン草を入れたグルメケースとお茶菓子としてお土産のクッキーを置いて、向かって左から小松さん、トリコ、私でソファに座った。
「よっ、会長(オヤジ)。依頼のオゾン草持ってきたぞ」
「オゾン草……フッハッハッハッ! そういやそんな依頼しとったな、わし」
「って! 忘れてたのかよ、会長(オヤジ)!」
「よく捕獲できたじゃないか。オゾン草は特殊調理食材……捕獲レベルは68だぞ」
「こいつらのおかげさ」
トリコは両隣に座っている私と小松さんの肩をポンポンと叩いた。
「瑞貴は前に会ったよな。紹介するぜ、俺がコンビを組んだ料理人――小松だ」
「ど、どどど、どうも。は、初めまして、小松と申します。ホテルグルメでシェフを…あっ…その…させてもらってます……」
「ホォ、うちの――IGOの従業員か」
「ああっ、は、はい! よろ、よろしく、おおお世話になってます!」
「小松さん落ち着いて」
「緊張し過ぎだろ」
私のとき以上に小松さんは緊張している。気絶しないだけマシかもしれないけど、これだけ緊張すると逆に一龍会長が困っちゃうんじゃないかな。
「えっ?」
「どういうことですか?」
「この環境にはトリコも適応したようだし、帰りは私の友達にお願いするの。大きいから三人くらいは乗れるし」
「友達って誰だ? ここまで飛べる猛獣なんて限りがあるだろ」
「それはあとのお楽しみ。さっ、オゾン草を採りに行こう。グルメケースにはデータがないし最初からプログラムしないとね」
私は別の葉に移ると、謎の生物が去って行った方向を真剣に見つめる。それはトリコも同じだった。……いったい、あの生物はなんだったんだろう。
――ライトニングフェニックスを呼ぶと二人はスゴく驚いていた。なんでもここに来るまで雷を防いだのは、この子が現れて羽根をもらったおかげらしい。急にどこに行ったかと思ったら、トリコたちを助けに行ってくれたのかな。
☆☆☆☆☆
翌日――私たちは海に浮かぶ巨大な施設・IGOの本部に辿り着き、受付でトリコが名前を言うと屋外テラスに通してくれた。一龍会長も忙しいだろうに、わざわざ時間を割いてくれるなんて息子想いの人だな。
小松さんは正装だから私もそうしようかと思ったけど、トリコが『娘相手に堅苦しくされると、会長(オヤジ)が拗ねるからやめてくれ』と言われたので、いつもの服装だ。トリコもラフな私服だしね。
「おおっ、よく来たな」
「一龍会長、お久しぶりです。これはお土産に私が作ったクッキーです。どうぞ」
「ありがとな。ならばお茶はわしが淹れよう。そこに座っておいで」
「あっ、お茶なら私が淹れます!」
「いいから、座っとれ。トリコなんぞもう座ってるしのう」
「早っ!?」
テーブルにオゾン草を入れたグルメケースとお茶菓子としてお土産のクッキーを置いて、向かって左から小松さん、トリコ、私でソファに座った。
「よっ、会長(オヤジ)。依頼のオゾン草持ってきたぞ」
「オゾン草……フッハッハッハッ! そういやそんな依頼しとったな、わし」
「って! 忘れてたのかよ、会長(オヤジ)!」
「よく捕獲できたじゃないか。オゾン草は特殊調理食材……捕獲レベルは68だぞ」
「こいつらのおかげさ」
トリコは両隣に座っている私と小松さんの肩をポンポンと叩いた。
「瑞貴は前に会ったよな。紹介するぜ、俺がコンビを組んだ料理人――小松だ」
「ど、どどど、どうも。は、初めまして、小松と申します。ホテルグルメでシェフを…あっ…その…させてもらってます……」
「ホォ、うちの――IGOの従業員か」
「ああっ、は、はい! よろ、よろしく、おおお世話になってます!」
「小松さん落ち着いて」
「緊張し過ぎだろ」
私のとき以上に小松さんは緊張している。気絶しないだけマシかもしれないけど、これだけ緊張すると逆に一龍会長が困っちゃうんじゃないかな。