大空の告白! 不滅のコンビとチーム結成!
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「この感じ……やはり間違いねぇ! この食材は今、俺のグルメ細胞がなにより欲しているモノ…俺の細胞のレベルを上げる食材だったんだ! 会長(オヤジ)……あんた最初からわかってたんだな。オゾン草が俺の細胞に適合すること! 二人で力を合わせなきゃ、捕獲も食べることもできないこと!」
『自分の食材のレベルに見合った調理をこなす料理人とコンビを組み、常に一緒に旅をする』
「わかった……わかったよ、会長(オヤジ)」
何もかも一龍会長のシナリオ通りってことか。トリコも癪なことがあるかもしれないけど、異論はないはずだね。
トリコはさっきまで呆然とした小松さんの隣にあぐらをかいて座り、私を一瞥したので、きっとこれから言うのだと察して私は頷く。しっかり見届けなくちゃ。
「なあ、小松」
「はい?」
「お前……」
「ん?」
「お前、俺と――『コンビ』を組む気はねぇか?」
トリコから小松さんへのコンビの申し込み――……幾度も苦難を乗り越えて来て、たくさんの思い出があるからこそトリコは小松さんを選んだのかもしれない。
「……えっ?」
「いや、なんてゆーか……お前にもしその気があるならよ、俺とコンビを組んで、二人で最高のフルコースを作ろうぜ!」
「ぼ…僕が……トリコさんと……?」
「ああ。どうだ?」
信じられない顔で涙目になっついる小松さん。それは相手が『美食屋四天王だから』か、それとも『トリコだから』か……どっちにしろ、トリコからそう言われると思ってなかったんだろうな。
「ぼ、僕……初めて会ったときからずっとトリコさんの食材を調理したいと思っていました……。『何かを食べるということは、命の力をいただくということ』――そう教えてくれたトリコさんの出会う食材を、僕の手でよりおいしく、素晴らしいモノにしてみたいって! 生意気ですけど……ずっとコンビが組みたいって思っていたんです!」
「そっか。俺は全く思ってなかったけど」
「オイ!」
「えっ……」
涙を流す小松さんの言葉をトリコはサラッと言った。黙って見守るつもりだったのに思わず声を上げてしまったじゃん!
「でも、今は思ってる。小松、お前は俺にないモノを持ってる……誰にも負けない料理への情熱と、食材に好かれる才能だ」
「…………!」
「俺のパートナーに、なってくれるか?」
「はいっ! よろしくお願いします!」
手を差し出すトリコに、小松さんは立ち上がってガッシリとその手を両手で取った。
「トリコさんとコンビを組む……こんな夢みたいな日が来るなんて! 本当に、天にも昇る気持ちです!」
「ハハッ」
「よかったね、小松さん」
空を見上げながら涙を流す小松さんは、感動が計り知れないんだろう。今まで願っていたことが実現するとスゴく嬉しいもんね。
「瑞貴、立会人として見届けてくれてありがとな」
「だから瑞貴さんに立会人を頼んだんですね。瑞貴さん、僕からもありがとうございます!」
「ううん。逆に貴重な場面な出会えて感謝だよ」
こんなにステキなシーンだからこそハッキリ目の当たりにすると格別だよ。それにしても二人がコンビを組んだってことは……。
「私はもう、二人の旅にはお役御免だね」
「「……ハッ?」」
「えっ?」
私は眉を下げつつ微笑むと、二人は目をパチクリした。あれ? 私、変なこと言った?
「お前、何言ってんだ?」
「だってトリコと小松さんがコンビを組んだでしょ。もちろん、友人としての関係は変わらないけど……」
「なんでですか! 瑞貴さんも一緒に旅をしましょうよー!」
「いやいやいや。食材を捕獲する美食屋と、調理する料理人がそろったら、常に私が一緒に行く必要ないじゃん」
「俺はお前と旅に行きたいから連れて来たって言っただろ。それは小松とコンビになったからって、これからも変わらねぇ」
「僕もトリコさんに賛成です! 僕とトリコさんは『コンビ』でも、瑞貴さんは僕らの『仲間』じゃないですか!」
「トリコ……。小松さん……」
ココさんやサニーみたいに依頼があったら呼んでくれるだけかと思った。旅をするのは二人だけで私はいらないって。でもそれは本来の原作なら当たり前のことなのに、いつの間にか『寂しい』って思うようになってたんだ……。
それでもトリコと小松さんは私と一緒にいることを選んでくれた。私がずっと二人と一緒にいていいんだって!
『自分の食材のレベルに見合った調理をこなす料理人とコンビを組み、常に一緒に旅をする』
「わかった……わかったよ、会長(オヤジ)」
何もかも一龍会長のシナリオ通りってことか。トリコも癪なことがあるかもしれないけど、異論はないはずだね。
トリコはさっきまで呆然とした小松さんの隣にあぐらをかいて座り、私を一瞥したので、きっとこれから言うのだと察して私は頷く。しっかり見届けなくちゃ。
「なあ、小松」
「はい?」
「お前……」
「ん?」
「お前、俺と――『コンビ』を組む気はねぇか?」
トリコから小松さんへのコンビの申し込み――……幾度も苦難を乗り越えて来て、たくさんの思い出があるからこそトリコは小松さんを選んだのかもしれない。
「……えっ?」
「いや、なんてゆーか……お前にもしその気があるならよ、俺とコンビを組んで、二人で最高のフルコースを作ろうぜ!」
「ぼ…僕が……トリコさんと……?」
「ああ。どうだ?」
信じられない顔で涙目になっついる小松さん。それは相手が『美食屋四天王だから』か、それとも『トリコだから』か……どっちにしろ、トリコからそう言われると思ってなかったんだろうな。
「ぼ、僕……初めて会ったときからずっとトリコさんの食材を調理したいと思っていました……。『何かを食べるということは、命の力をいただくということ』――そう教えてくれたトリコさんの出会う食材を、僕の手でよりおいしく、素晴らしいモノにしてみたいって! 生意気ですけど……ずっとコンビが組みたいって思っていたんです!」
「そっか。俺は全く思ってなかったけど」
「オイ!」
「えっ……」
涙を流す小松さんの言葉をトリコはサラッと言った。黙って見守るつもりだったのに思わず声を上げてしまったじゃん!
「でも、今は思ってる。小松、お前は俺にないモノを持ってる……誰にも負けない料理への情熱と、食材に好かれる才能だ」
「…………!」
「俺のパートナーに、なってくれるか?」
「はいっ! よろしくお願いします!」
手を差し出すトリコに、小松さんは立ち上がってガッシリとその手を両手で取った。
「トリコさんとコンビを組む……こんな夢みたいな日が来るなんて! 本当に、天にも昇る気持ちです!」
「ハハッ」
「よかったね、小松さん」
空を見上げながら涙を流す小松さんは、感動が計り知れないんだろう。今まで願っていたことが実現するとスゴく嬉しいもんね。
「瑞貴、立会人として見届けてくれてありがとな」
「だから瑞貴さんに立会人を頼んだんですね。瑞貴さん、僕からもありがとうございます!」
「ううん。逆に貴重な場面な出会えて感謝だよ」
こんなにステキなシーンだからこそハッキリ目の当たりにすると格別だよ。それにしても二人がコンビを組んだってことは……。
「私はもう、二人の旅にはお役御免だね」
「「……ハッ?」」
「えっ?」
私は眉を下げつつ微笑むと、二人は目をパチクリした。あれ? 私、変なこと言った?
「お前、何言ってんだ?」
「だってトリコと小松さんがコンビを組んだでしょ。もちろん、友人としての関係は変わらないけど……」
「なんでですか! 瑞貴さんも一緒に旅をしましょうよー!」
「いやいやいや。食材を捕獲する美食屋と、調理する料理人がそろったら、常に私が一緒に行く必要ないじゃん」
「俺はお前と旅に行きたいから連れて来たって言っただろ。それは小松とコンビになったからって、これからも変わらねぇ」
「僕もトリコさんに賛成です! 僕とトリコさんは『コンビ』でも、瑞貴さんは僕らの『仲間』じゃないですか!」
「トリコ……。小松さん……」
ココさんやサニーみたいに依頼があったら呼んでくれるだけかと思った。旅をするのは二人だけで私はいらないって。でもそれは本来の原作なら当たり前のことなのに、いつの間にか『寂しい』って思うようになってたんだ……。
それでもトリコと小松さんは私と一緒にいることを選んでくれた。私がずっと二人と一緒にいていいんだって!