大空の告白! 不滅のコンビとチーム結成!
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「それじゃさっそく! いただきます!」
ガブッ! プシュ――……!
「ええっ!?」
「えっ!? なななな、なんですこれー!?」
「ゲホッ、ゲホッ、ウッ!」
オゾン草はトリコが食べた噛み口から煙が吹き出した。しかもトリコが食べた葉を吐き出すなんて……あの食材は絶対残したり吐いたりしないトリコが!?
「トリコさん!?」
「ゲホッ、ダメだ……。申し訳ないがとてもじゃないけど食えねぇ……」
「失敗したみたいだね。オゾン草本体も腐っているみたいだし……。てっきりトリコが遠慮ないからバチが当たったのかと」
「オイコラ、瑞貴」
「結局先に食べる気満々でしたしね……」
「お前もかよ、小松」
ん? 今まで葉を剥いたのが二枚同時だったってことは……――小松さんもトリコさんも気づいたみたい。
「これって、もしかして……」
「えっ!?」
「ま、まさか……」
「「「食べるのも、二ヶ所同時!?」」」
「も、もう一度だ!」
「はいぃ!」
「うん!」
別のオゾン草に移動し、私の合図で二人が葉を剥く。今度は失敗することなく順調で……そしてオゾン草本体をもう一度対面した。
「ったく、食べるときまで二人同時なんて、どんだけコンビプレーの好きな食材だよ!」
「さっきも言ったように、私はあとでいいから小松さんがトリコと一緒に食べて」
「わ、わかりました」
「とにかく同時に食うぞ! 息を整えろ!」
「はい!」
「瑞貴も合図だ! 最後まで付き合え!」
「わ、わかった」
正直ここまで来れば必要なあかと思ったけど、確かにやるなら最後まで付き合うってのが筋だもんね。私たちは両手を合わせて目を閉じる。
「この世の全ての食材に感謝を込めて」
「「「いただきます!」」」
目を開けた私は同じように目を開けているトリコと小松さんの顔がそれぞれ見て頷き合い、オゾン草を見ると二人が構えたのを確認した。
「せーの!」
ガブッ!
二人が同時にオゾン草を噛んで離れると……オゾン草は煙を吹き出すことなく、みずみずしいままだった!
「やったぞ!」
「成功だね!」
「食べられましたー! よかった…よかったですー!」
感極まった小松さんは私も巻き込んでトリコに抱きつき、三人で抱きしめ合う形になった。
「そんでもって、おおおいし…おおおおいし…おいしいですね~!」
「柔らかくも強い食感! 軽く噛むと葉が跳ね返されるほど心地いい弾力! ギッシリ詰まった繊維、ほどける度いろんな音が顎に伝わる……噛むのが楽しい」
トリコは私たちの体を離すと、空を見上げながらオゾン草の味を堪能する。
「リンゴ…グレープフルーツ…キウイ……フルーツのようなみずみずしい甘さと酸味が口の中を駆け巡る! うぅ~あとを追うように現れるサツマイモやカボチャのような深いコク! 野菜の域を遥かに超えてる~! 超うめ~!」
そ、そんなにおいしいなんて……私も早く食べたくなってきた! するとオゾン草を飲み込んだトリコが目を見開き、突然立ち上がると――。
「わあっ! トリコさん!?」
「さ、細胞が進化してる……!」
筋肉が膨れ上がったせいで上半身のスーツが破れて裸になった。宝石の肉(ジュエルミート)のときと同じ現象が起こっている。
ガブッ! プシュ――……!
「ええっ!?」
「えっ!? なななな、なんですこれー!?」
「ゲホッ、ゲホッ、ウッ!」
オゾン草はトリコが食べた噛み口から煙が吹き出した。しかもトリコが食べた葉を吐き出すなんて……あの食材は絶対残したり吐いたりしないトリコが!?
「トリコさん!?」
「ゲホッ、ダメだ……。申し訳ないがとてもじゃないけど食えねぇ……」
「失敗したみたいだね。オゾン草本体も腐っているみたいだし……。てっきりトリコが遠慮ないからバチが当たったのかと」
「オイコラ、瑞貴」
「結局先に食べる気満々でしたしね……」
「お前もかよ、小松」
ん? 今まで葉を剥いたのが二枚同時だったってことは……――小松さんもトリコさんも気づいたみたい。
「これって、もしかして……」
「えっ!?」
「ま、まさか……」
「「「食べるのも、二ヶ所同時!?」」」
「も、もう一度だ!」
「はいぃ!」
「うん!」
別のオゾン草に移動し、私の合図で二人が葉を剥く。今度は失敗することなく順調で……そしてオゾン草本体をもう一度対面した。
「ったく、食べるときまで二人同時なんて、どんだけコンビプレーの好きな食材だよ!」
「さっきも言ったように、私はあとでいいから小松さんがトリコと一緒に食べて」
「わ、わかりました」
「とにかく同時に食うぞ! 息を整えろ!」
「はい!」
「瑞貴も合図だ! 最後まで付き合え!」
「わ、わかった」
正直ここまで来れば必要なあかと思ったけど、確かにやるなら最後まで付き合うってのが筋だもんね。私たちは両手を合わせて目を閉じる。
「この世の全ての食材に感謝を込めて」
「「「いただきます!」」」
目を開けた私は同じように目を開けているトリコと小松さんの顔がそれぞれ見て頷き合い、オゾン草を見ると二人が構えたのを確認した。
「せーの!」
ガブッ!
二人が同時にオゾン草を噛んで離れると……オゾン草は煙を吹き出すことなく、みずみずしいままだった!
「やったぞ!」
「成功だね!」
「食べられましたー! よかった…よかったですー!」
感極まった小松さんは私も巻き込んでトリコに抱きつき、三人で抱きしめ合う形になった。
「そんでもって、おおおいし…おおおおいし…おいしいですね~!」
「柔らかくも強い食感! 軽く噛むと葉が跳ね返されるほど心地いい弾力! ギッシリ詰まった繊維、ほどける度いろんな音が顎に伝わる……噛むのが楽しい」
トリコは私たちの体を離すと、空を見上げながらオゾン草の味を堪能する。
「リンゴ…グレープフルーツ…キウイ……フルーツのようなみずみずしい甘さと酸味が口の中を駆け巡る! うぅ~あとを追うように現れるサツマイモやカボチャのような深いコク! 野菜の域を遥かに超えてる~! 超うめ~!」
そ、そんなにおいしいなんて……私も早く食べたくなってきた! するとオゾン草を飲み込んだトリコが目を見開き、突然立ち上がると――。
「わあっ! トリコさん!?」
「さ、細胞が進化してる……!」
筋肉が膨れ上がったせいで上半身のスーツが破れて裸になった。宝石の肉(ジュエルミート)のときと同じ現象が起こっている。