大空の告白! 不滅のコンビとチーム結成!
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話し合った結果――葉を剥くのはトリコと小松さん、合図をするのは私となった。トリコは別の葉をつかむけど、ハッキリと違うってわかる。
「ああっ、トリコさん。その葉じゃありません!」
「何? ランダムじゃダメなのか?」
「うん、そんな気がする」
「!」
トリコは先ほど剥いた葉と、間違えて剥きそうになった葉を比べると急に匂いを嗅ぎだした。別の葉に移動してまた匂いを嗅いでいるけど、その匂いってトリコはダメじゃなかったの?
「これか!」
「その葉です! それっぽいです!」
「一発で見抜くなんて、何かわかったの?」
「匂いだ! 匂いの強烈な葉から順に二枚だ!」
「なるほど……。トリコさん、嗅ぎ分けお願いします!」
「任せろ! 小松はその目の前の葉だ。瑞貴、小松がつかんだら合図を頼む!」
「はい!」
「二人共、準備はいいね? せーの!」
プシュ――……!
「わっ!」
「何っ!?」
「あちゃー……」
二人が葉を剥いた途端、煙が吹き出して種になってしまった。二人は種になる前に別のオゾン草に飛び乗ったから無事で、私も二人の前に浮く。
「ダメです。完全に同時じゃないと……」
「さっきのはトリコがちょっと早かったよ」
「クゥ~!」
それからもトリコが嗅ぎ分け、小松さんと一緒に一枚の葉をつかみ、私の合図で剥いていくけど……どうもタイミングが合わなかったり足を滑らせて剥いてしまうの繰り返しで、また種の群れができてしまった。
だけど失敗は成功の元――失敗を繰り返したおかげでコツをつかみ、ついに残り二枚になった!
「二人共、スゴい! やっとここまで来たね!」
「はい……残るのは最後の二枚だけです!」
「オゾン草……葉の匂いは俺でやっと嗅ぎ分けられるほど。恐らく捕獲レベルにしたら60はくだらねぇな」
さすが野菜の王様。スカイプラントを登るだけでも大変なのに、葉を剥くのも一筋縄ではいかないね。それにしても『二人同時』……だから一龍会長はここを修業場所に選んだんだ。トリコと小松さんのために……。
「小松、瑞貴」
「はい」
「ん?」
「お前らがいてくれて、ホントに助かった。ありがとよ」
「ト、トリコさん……?」
「トリコ……」
「無事オゾン草を採ったら、小松にはお願いしたいことがある。瑞貴は立会人になってくれ」
「えっ!? お願い……?」
「私が……立会人に?」
「ああ」
トリコがこのあと小松さんに言うこと……そしてその結果を私は見届けるんだ。ただでさえ貴重な瞬間なのに、本人から立会人になってくれなんて言われると、なんだか嬉しいな……――すいません、ファンとしてはメチャクチャ嬉しいです!
「トリコさんが、瑞貴さんに立会人になってまで僕にお願いしたいこと……? な、なんですか? あっ、今言ってくださいよー!」
「まあ、待て。キチンと捕獲してからだ。会長(オヤジ)からの依頼を、まずは果たそうぜ」
「はい……」
「瑞貴、合図頼む」
「わかった」
「ああっ、トリコさん。その葉じゃありません!」
「何? ランダムじゃダメなのか?」
「うん、そんな気がする」
「!」
トリコは先ほど剥いた葉と、間違えて剥きそうになった葉を比べると急に匂いを嗅ぎだした。別の葉に移動してまた匂いを嗅いでいるけど、その匂いってトリコはダメじゃなかったの?
「これか!」
「その葉です! それっぽいです!」
「一発で見抜くなんて、何かわかったの?」
「匂いだ! 匂いの強烈な葉から順に二枚だ!」
「なるほど……。トリコさん、嗅ぎ分けお願いします!」
「任せろ! 小松はその目の前の葉だ。瑞貴、小松がつかんだら合図を頼む!」
「はい!」
「二人共、準備はいいね? せーの!」
プシュ――……!
「わっ!」
「何っ!?」
「あちゃー……」
二人が葉を剥いた途端、煙が吹き出して種になってしまった。二人は種になる前に別のオゾン草に飛び乗ったから無事で、私も二人の前に浮く。
「ダメです。完全に同時じゃないと……」
「さっきのはトリコがちょっと早かったよ」
「クゥ~!」
それからもトリコが嗅ぎ分け、小松さんと一緒に一枚の葉をつかみ、私の合図で剥いていくけど……どうもタイミングが合わなかったり足を滑らせて剥いてしまうの繰り返しで、また種の群れができてしまった。
だけど失敗は成功の元――失敗を繰り返したおかげでコツをつかみ、ついに残り二枚になった!
「二人共、スゴい! やっとここまで来たね!」
「はい……残るのは最後の二枚だけです!」
「オゾン草……葉の匂いは俺でやっと嗅ぎ分けられるほど。恐らく捕獲レベルにしたら60はくだらねぇな」
さすが野菜の王様。スカイプラントを登るだけでも大変なのに、葉を剥くのも一筋縄ではいかないね。それにしても『二人同時』……だから一龍会長はここを修業場所に選んだんだ。トリコと小松さんのために……。
「小松、瑞貴」
「はい」
「ん?」
「お前らがいてくれて、ホントに助かった。ありがとよ」
「ト、トリコさん……?」
「トリコ……」
「無事オゾン草を採ったら、小松にはお願いしたいことがある。瑞貴は立会人になってくれ」
「えっ!? お願い……?」
「私が……立会人に?」
「ああ」
トリコがこのあと小松さんに言うこと……そしてその結果を私は見届けるんだ。ただでさえ貴重な瞬間なのに、本人から立会人になってくれなんて言われると、なんだか嬉しいな……――すいません、ファンとしてはメチャクチャ嬉しいです!
「トリコさんが、瑞貴さんに立会人になってまで僕にお願いしたいこと……? な、なんですか? あっ、今言ってくださいよー!」
「まあ、待て。キチンと捕獲してからだ。会長(オヤジ)からの依頼を、まずは果たそうぜ」
「はい……」
「瑞貴、合図頼む」
「わかった」