白熱! トリコ対IGO会長!
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「フッフッフッ」
ピョコ。
「「えっ?」」
一龍会長の左右に流れていたヒゲが横一直線になった。手も触れていないのにある意味スゴい。
「ホレ、トリコ。懐かしいじゃろ? 猫じゃらし。ホレ、ホレ」
「完全にナメてやがんな……」
ピョコピョコと自由自在に動く一龍会長のヒゲ。猫じゃらしってことは……昔のトリコはあれに反応していたのか。ププッ、ちょっと可愛いかも。
「おい瑞貴! お前、内心笑ってるってことバレバレだぞ!」
「ギクッ」
「自分で言ってやがるし!」
最近トリコが私の思考を読むのをうまくなった気がする……それほど付き合いが多くなったせいかな。
「久々に本気でいかせてもらうぜ……いきなり全開でいくからな! 会長(オヤジ)!」
改めて二人が向かい合う。一龍会長はわからないけどトリコは警戒しているから少しでも隙を探っているのだろう。一龍会長が目を閉じ、一匹の虫が草に止まったとき――トリコが動いた。
「フライング…ナイフ!!」
「フゥ――ッ!!」
目を開けた一龍会長がトリコのナイフを全て吐息だけで吹き飛ばした。どんな肺活量してんだ!?
「ナイフを飛ばすとはやるじゃないか」
「フライング…フォーク!! ――っ!?」
トリコの飛ばしたフォークはさっきのナイフと違って全ての力を一つにしたような大きなものだ。だけど技を放った本人のトリコも何か驚いているような……?
その先端が全て一龍会長に集中したとき、一龍会長は右手を立てて左手で左手首を抑え、しっかりと受け止めた。
「特大のフォークを放つとは……――ん?」
「ああ! 俺もびっくりだ!」
ジャンプしたトリコは一龍会長との間合いを詰め、しゃがんで一気に懐(フトコロ)に来た。
「再生した左腕はパワーアップしてたらしい! 13連…釘パンチ!!」
トリコの釘パンチが見事に一龍会長の腹に命中した。その余波も周りに伝わって水飛沫や砂煙まで起こっている。私も守護壁を張ってなかったら少しヤバかったかも。
砂煙が晴れて見えたのはトリコと……少しも飛ばされることなくヘコんだ腹を元に戻して余裕の表情でいる、一龍会長だった。
「フンッ。釘パンチ……13連まで撃てるようになったか」
「なっ!? クッ!」
少しも効いてないことにトリコは驚き、少しうしろに飛んで間合いを広げた。
「少しくらい堪(コタ)えろよ!」
「なんのこれしき! おや? さすがに13連の釘パンチは相当負担があったみたいじゃのう。お前の自慢の左腕はしばらく使えそうにないな、トリコ」
技の反動で腕が痺れているのかトリコは右手で左手首を抑えていた。
「なら……これはどうだ! 狙いが付けにくくて足への負担はデカいが、威力は抜群! レッグフォーク!!」
アイスヘルで生み出したっていうトリコの新技だ! さっきのフライングフォークより威力がある!
「フンッ!」
だけど一龍会長は自分に命中する前にフォークを地面に叩き付けた。その勢いもプラスされて浮き島の地面を貫き、海水が間欠泉のように飛び出ている。
「ホォ、足でフォークを出すとは……こりゃ驚きじゃ」
「レッグ……」
「ん?」
「ナイフ!!」
技の衝撃で砂煙が再び舞う中、トリコは次の攻撃の準備をしていた。放たれたレッグナイフに一龍会長もナイフまで足で出すと思わなかったのか腕をクロスさせて受け止め、かなり下がったけど最後は打ち破った。でも亀裂がデカい……これが進化したトリコか!
「ふんっ! まだまだぁ!! 一点集中…13連アイスピック釘パンチ!!」
攻撃の手を休めまいとトリコが走りながら右腕にパワーを集中させている。その際にグルメ細胞の赤鬼のオーラが放っていた。対して一龍会長は……人差し指を立てて笑っている!?
「成長したのう、トリコ」
「うおおぉぉおおお!!」
技が衝突したようで先ほどと比べ物にならない影響が砂煙と水飛沫になって周りに出ていた。本当に守護結界を張ってなかったら私もぶっ飛ばされてたぞ。そしてトリコのアイスピック釘パンチは、一龍会長の人差し指に見事止められた。
「ウム、本当によく成長した。ご褒美に水面の走り方を教えてやろう」
「えっ」
「はいっ!」
一龍会長の拳がトリコの顔に命中し、ぶっ飛ばされたと思ったら水面を石投げのようにピョンピョンと飛んで浮き島の大岩にぶつかった。いや、大岩がなかったらもっと遠くへ飛ばされていたのかもしれない。
ピョコ。
「「えっ?」」
一龍会長の左右に流れていたヒゲが横一直線になった。手も触れていないのにある意味スゴい。
「ホレ、トリコ。懐かしいじゃろ? 猫じゃらし。ホレ、ホレ」
「完全にナメてやがんな……」
ピョコピョコと自由自在に動く一龍会長のヒゲ。猫じゃらしってことは……昔のトリコはあれに反応していたのか。ププッ、ちょっと可愛いかも。
「おい瑞貴! お前、内心笑ってるってことバレバレだぞ!」
「ギクッ」
「自分で言ってやがるし!」
最近トリコが私の思考を読むのをうまくなった気がする……それほど付き合いが多くなったせいかな。
「久々に本気でいかせてもらうぜ……いきなり全開でいくからな! 会長(オヤジ)!」
改めて二人が向かい合う。一龍会長はわからないけどトリコは警戒しているから少しでも隙を探っているのだろう。一龍会長が目を閉じ、一匹の虫が草に止まったとき――トリコが動いた。
「フライング…ナイフ!!」
「フゥ――ッ!!」
目を開けた一龍会長がトリコのナイフを全て吐息だけで吹き飛ばした。どんな肺活量してんだ!?
「ナイフを飛ばすとはやるじゃないか」
「フライング…フォーク!! ――っ!?」
トリコの飛ばしたフォークはさっきのナイフと違って全ての力を一つにしたような大きなものだ。だけど技を放った本人のトリコも何か驚いているような……?
その先端が全て一龍会長に集中したとき、一龍会長は右手を立てて左手で左手首を抑え、しっかりと受け止めた。
「特大のフォークを放つとは……――ん?」
「ああ! 俺もびっくりだ!」
ジャンプしたトリコは一龍会長との間合いを詰め、しゃがんで一気に懐(フトコロ)に来た。
「再生した左腕はパワーアップしてたらしい! 13連…釘パンチ!!」
トリコの釘パンチが見事に一龍会長の腹に命中した。その余波も周りに伝わって水飛沫や砂煙まで起こっている。私も守護壁を張ってなかったら少しヤバかったかも。
砂煙が晴れて見えたのはトリコと……少しも飛ばされることなくヘコんだ腹を元に戻して余裕の表情でいる、一龍会長だった。
「フンッ。釘パンチ……13連まで撃てるようになったか」
「なっ!? クッ!」
少しも効いてないことにトリコは驚き、少しうしろに飛んで間合いを広げた。
「少しくらい堪(コタ)えろよ!」
「なんのこれしき! おや? さすがに13連の釘パンチは相当負担があったみたいじゃのう。お前の自慢の左腕はしばらく使えそうにないな、トリコ」
技の反動で腕が痺れているのかトリコは右手で左手首を抑えていた。
「なら……これはどうだ! 狙いが付けにくくて足への負担はデカいが、威力は抜群! レッグフォーク!!」
アイスヘルで生み出したっていうトリコの新技だ! さっきのフライングフォークより威力がある!
「フンッ!」
だけど一龍会長は自分に命中する前にフォークを地面に叩き付けた。その勢いもプラスされて浮き島の地面を貫き、海水が間欠泉のように飛び出ている。
「ホォ、足でフォークを出すとは……こりゃ驚きじゃ」
「レッグ……」
「ん?」
「ナイフ!!」
技の衝撃で砂煙が再び舞う中、トリコは次の攻撃の準備をしていた。放たれたレッグナイフに一龍会長もナイフまで足で出すと思わなかったのか腕をクロスさせて受け止め、かなり下がったけど最後は打ち破った。でも亀裂がデカい……これが進化したトリコか!
「ふんっ! まだまだぁ!! 一点集中…13連アイスピック釘パンチ!!」
攻撃の手を休めまいとトリコが走りながら右腕にパワーを集中させている。その際にグルメ細胞の赤鬼のオーラが放っていた。対して一龍会長は……人差し指を立てて笑っている!?
「成長したのう、トリコ」
「うおおぉぉおおお!!」
技が衝突したようで先ほどと比べ物にならない影響が砂煙と水飛沫になって周りに出ていた。本当に守護結界を張ってなかったら私もぶっ飛ばされてたぞ。そしてトリコのアイスピック釘パンチは、一龍会長の人差し指に見事止められた。
「ウム、本当によく成長した。ご褒美に水面の走り方を教えてやろう」
「えっ」
「はいっ!」
一龍会長の拳がトリコの顔に命中し、ぶっ飛ばされたと思ったら水面を石投げのようにピョンピョンと飛んで浮き島の大岩にぶつかった。いや、大岩がなかったらもっと遠くへ飛ばされていたのかもしれない。