白熱! トリコ対IGO会長!
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今日は舞獣姫としてホテルグルメで仕事をしていた。最初はセンチュリースープだけだったのに、今では他の料理も結構任されて小松さん以外の従業員たちともうまく溶け込めている。
「フライアダックの唐揚げ、バクンウニの軍艦巻き、OKです」
「はい! それにしても、あの舞獣姫さんが同じ厨房に立っているなんて感激です!」
「フフッ、そう言ってもらえると嬉ししいです。こちらも勉強になるのでありがとうございます」
「――み……じゃなかった、舞獣姫さーん! トリコさんが呼んでいるので一緒にテーブルに行きましょう!」
「トリコが?」
コックの人と話していたら台車を構えている小松さんが声をかけてきた。それにしてもまた言い間違えそうになったな。
今日もたくさんの客で賑わっているレストラン――その内の一つのテーブルにトリコが食事をしていた。
「うめ~~フッフッフッ。センチュリースープ……いつ飲んでも期待を裏切らねぇ味だ~! うま過ぎて笑いが止まらねぇ~フッフッフッフッ」
「ありがとうございます」
「相変わらずスゴい顔……」
小松さんは喜んでいるけど、私はトリコのニヤけた顔に苦笑していた。
「けどよ~、スンゲー客で賑わってんな」
「はい、みなさんがセンチュリースープを飲みに来てくださって…喜んでいただけて…僕もホントに嬉しいです!」
「センチュリースープだけじゃないよ、客が喜んでるのは」
「そうだな」
「えっ?」
私が他の客に顔を向けると、トリコも同意して小松さんも一緒に同じ方向に顔を向けた。
「小松さんが作った全ての料理を堪能して喜んでるんだ。現に今もセンチュリースープ以外の食事でも笑顔でしょ」
「ええっ?」
「俺は小松だけじゃねぇと思うけどな」
「ん?」
トリコの発言に驚いて顔を向けると、彼は頬杖を付いて私を見ていた。
「この中の料理にはセンチュリースープ以外にお前が作った料理もあるんだろ? それを食べて笑顔になってんだよ」
「そうです! 舞獣姫さんの料理を食べたいというお客様だっているんですから!」
「それは初耳……」
でも、さっき作ったフライアダックの唐揚げにバクンウニの軍艦巻きを食べている客も、確かに「おいしい」と言って笑顔になっている。この笑顔を見ると料理するのをやめられないんだよね。
「ビックリホタテのソテーに、オイスターチーズのパスタ、どの料理も最高だぜ! 料理の腕上げたんじゃねぇか? 舞獣姫、小松」
「フフッ、ありがとう」
「ホ、ホントですか!? だとしたらトリコさんのおかげですよ! トリコさんと旅をして、いろいろな食材に出会えたから――」
「……小松さん、小松さん」
「はい?」
「トリコ、食事に夢中だよ」
「えっ!?」
「うめー!」
過去を振り返るように語る小松さんを止めてトリコに意識を向けさせると、トリコは寿司をバク食いしている。
「って、全然聞いてないしー!?」
「ん? なんか言ったか?」
「いえ、いいんです……」
「ドンマイ」
私はうなだれる小松さんの肩をポンッと叩いた。
「ああっ、そうだ。今日はアレを取りに来たんですよね」
「おおっと、そうだった! つい料理に夢中になって忘れてたぜ!」
「アレって?」
台車から何かを慎重に取り出す小松さんと食事を止めたトリコの会話に、事情を知らない私はなんのことやらと首を傾げた。すると小松さんは一本の瓶をテーブルに置く。
「どうぞ!」
「おおっ! これが……!」
「はい。虹の実ワインです」
「キター!」
虹の実ってトリコのフルコースのデザートじゃん。それを使ったワインなんて超高級品なんだろうな……。
「一流のワイン職人に頼みましたんで、味はもう間違いないナシですよ!」
「ありがとな! いい手土産ができたぜ!」
「誰かに差し上げるの?」
「まあな。それより小松、俺の分はちゃんとあるんだろうな!?」
「はい。お約束通り二本用意しましたから!」
「フライアダックの唐揚げ、バクンウニの軍艦巻き、OKです」
「はい! それにしても、あの舞獣姫さんが同じ厨房に立っているなんて感激です!」
「フフッ、そう言ってもらえると嬉ししいです。こちらも勉強になるのでありがとうございます」
「――み……じゃなかった、舞獣姫さーん! トリコさんが呼んでいるので一緒にテーブルに行きましょう!」
「トリコが?」
コックの人と話していたら台車を構えている小松さんが声をかけてきた。それにしてもまた言い間違えそうになったな。
今日もたくさんの客で賑わっているレストラン――その内の一つのテーブルにトリコが食事をしていた。
「うめ~~フッフッフッ。センチュリースープ……いつ飲んでも期待を裏切らねぇ味だ~! うま過ぎて笑いが止まらねぇ~フッフッフッフッ」
「ありがとうございます」
「相変わらずスゴい顔……」
小松さんは喜んでいるけど、私はトリコのニヤけた顔に苦笑していた。
「けどよ~、スンゲー客で賑わってんな」
「はい、みなさんがセンチュリースープを飲みに来てくださって…喜んでいただけて…僕もホントに嬉しいです!」
「センチュリースープだけじゃないよ、客が喜んでるのは」
「そうだな」
「えっ?」
私が他の客に顔を向けると、トリコも同意して小松さんも一緒に同じ方向に顔を向けた。
「小松さんが作った全ての料理を堪能して喜んでるんだ。現に今もセンチュリースープ以外の食事でも笑顔でしょ」
「ええっ?」
「俺は小松だけじゃねぇと思うけどな」
「ん?」
トリコの発言に驚いて顔を向けると、彼は頬杖を付いて私を見ていた。
「この中の料理にはセンチュリースープ以外にお前が作った料理もあるんだろ? それを食べて笑顔になってんだよ」
「そうです! 舞獣姫さんの料理を食べたいというお客様だっているんですから!」
「それは初耳……」
でも、さっき作ったフライアダックの唐揚げにバクンウニの軍艦巻きを食べている客も、確かに「おいしい」と言って笑顔になっている。この笑顔を見ると料理するのをやめられないんだよね。
「ビックリホタテのソテーに、オイスターチーズのパスタ、どの料理も最高だぜ! 料理の腕上げたんじゃねぇか? 舞獣姫、小松」
「フフッ、ありがとう」
「ホ、ホントですか!? だとしたらトリコさんのおかげですよ! トリコさんと旅をして、いろいろな食材に出会えたから――」
「……小松さん、小松さん」
「はい?」
「トリコ、食事に夢中だよ」
「えっ!?」
「うめー!」
過去を振り返るように語る小松さんを止めてトリコに意識を向けさせると、トリコは寿司をバク食いしている。
「って、全然聞いてないしー!?」
「ん? なんか言ったか?」
「いえ、いいんです……」
「ドンマイ」
私はうなだれる小松さんの肩をポンッと叩いた。
「ああっ、そうだ。今日はアレを取りに来たんですよね」
「おおっと、そうだった! つい料理に夢中になって忘れてたぜ!」
「アレって?」
台車から何かを慎重に取り出す小松さんと食事を止めたトリコの会話に、事情を知らない私はなんのことやらと首を傾げた。すると小松さんは一本の瓶をテーブルに置く。
「どうぞ!」
「おおっ! これが……!」
「はい。虹の実ワインです」
「キター!」
虹の実ってトリコのフルコースのデザートじゃん。それを使ったワインなんて超高級品なんだろうな……。
「一流のワイン職人に頼みましたんで、味はもう間違いないナシですよ!」
「ありがとな! いい手土産ができたぜ!」
「誰かに差し上げるの?」
「まあな。それより小松、俺の分はちゃんとあるんだろうな!?」
「はい。お約束通り二本用意しましたから!」