洞窟の死闘! 打て、5連釘パンチ!
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するとデビル大蛇が髪から毒液を吐き出し、私とココさんはかわしながらトリコのそばに行く。
「髪の毛から、毒液を吐き出したぞ!」
「口からだけじゃなく髪の毛からも出せるなんて厄介な!」
「さすがに暗闇だから見づれぇ。瑞貴、ココ、デビル大蛇の動きを止められるか!?」
「デビル大蛇は爬虫獣類……蛇科の猛獣や夜行性の生き物が持つピット器官が備わっているはずだよ」
「ピット器官?」
「ああ。熱を感知するセンサー……言わば第二の目のような機能だ。鼻の上に細胞が活性化している部分が三カ所ある。恐らく、あれがピット器官だろう」
いくら暗闇が見えるようになっても、私はピット器官まで見えない。ココさんの目って本当にスゴいな。
「ってことは、そこさえ防げば!」
「ああ。動きは封じ込められる。僕の毒とデビル大蛇の毒……どちらが有害か、勝負してやる!」
「錯乱させるのは私に任せてください。毒も効かないしスピードなら私が上です」
「動きさえ止まれば、俺の秘策で!」
「秘策?」
「フッ。うおおぉぉおおお!!」
ココさんが聞き返すと、トリコは不敵に笑って右腕に力を溜めていく。デビル大蛇もピット器官でトリコの異変を感じ取っているに違いない。
「伊達に、美食屋業に専念してなかったってとこか」
「力を溜めるのに多少時間がいるがな」
「その間に、僕らが奴の動きをキッチリ封じてやる」
「あいつがトリコに構う余裕なんてないくらいね」
「頼むぜ、瑞貴。ココ、毒の威力ずいぶん長いこと使ってねぇから弱ってんじゃねぇのか?」
「フフッ。僕の心配する暇があったら、しっかり力を溜めることに集中してな。瑞貴ちゃん!」
「はい!」
「「いくぞ! デビル大蛇!!」」
私とココさんは飛びかかりながらデビル大蛇の腕をよけた。ココさんがピット器官に狙いを定めて右手の指に毒を溜めている間、私が先に前に出る。
「火炎弾!!」
〈ギュアアァァアアア!?〉
デビル大蛇の周りをいくつものの炎の弾を撃って動きを封じ込める。さーらーに!
「疾風斬!!」
続けて薙刀を振ると同時に現れた疾風がデビル大蛇の腕を二本斬り落とした。
「おぉ……!」
「今まではノッキングの腕と守護壁しか見てなかったが、攻撃もなかなかやるじゃねぇか!」
「お褒めに預かり光栄です」
ココさんが驚いたように声を上げた。トリコも褒めてくれたので、こればかりは私も素直に受け取ることにした。
そしてココさんの毒が集まったことを感じ取った私は、すぐにココさんの射程圏内から外れる。
「ポイズンライフル!!」
人差し指と中指と薬指から放たれた毒がデビル大蛇のピット器官に見事命中した。
「髪の毛から、毒液を吐き出したぞ!」
「口からだけじゃなく髪の毛からも出せるなんて厄介な!」
「さすがに暗闇だから見づれぇ。瑞貴、ココ、デビル大蛇の動きを止められるか!?」
「デビル大蛇は爬虫獣類……蛇科の猛獣や夜行性の生き物が持つピット器官が備わっているはずだよ」
「ピット器官?」
「ああ。熱を感知するセンサー……言わば第二の目のような機能だ。鼻の上に細胞が活性化している部分が三カ所ある。恐らく、あれがピット器官だろう」
いくら暗闇が見えるようになっても、私はピット器官まで見えない。ココさんの目って本当にスゴいな。
「ってことは、そこさえ防げば!」
「ああ。動きは封じ込められる。僕の毒とデビル大蛇の毒……どちらが有害か、勝負してやる!」
「錯乱させるのは私に任せてください。毒も効かないしスピードなら私が上です」
「動きさえ止まれば、俺の秘策で!」
「秘策?」
「フッ。うおおぉぉおおお!!」
ココさんが聞き返すと、トリコは不敵に笑って右腕に力を溜めていく。デビル大蛇もピット器官でトリコの異変を感じ取っているに違いない。
「伊達に、美食屋業に専念してなかったってとこか」
「力を溜めるのに多少時間がいるがな」
「その間に、僕らが奴の動きをキッチリ封じてやる」
「あいつがトリコに構う余裕なんてないくらいね」
「頼むぜ、瑞貴。ココ、毒の威力ずいぶん長いこと使ってねぇから弱ってんじゃねぇのか?」
「フフッ。僕の心配する暇があったら、しっかり力を溜めることに集中してな。瑞貴ちゃん!」
「はい!」
「「いくぞ! デビル大蛇!!」」
私とココさんは飛びかかりながらデビル大蛇の腕をよけた。ココさんがピット器官に狙いを定めて右手の指に毒を溜めている間、私が先に前に出る。
「火炎弾!!」
〈ギュアアァァアアア!?〉
デビル大蛇の周りをいくつものの炎の弾を撃って動きを封じ込める。さーらーに!
「疾風斬!!」
続けて薙刀を振ると同時に現れた疾風がデビル大蛇の腕を二本斬り落とした。
「おぉ……!」
「今まではノッキングの腕と守護壁しか見てなかったが、攻撃もなかなかやるじゃねぇか!」
「お褒めに預かり光栄です」
ココさんが驚いたように声を上げた。トリコも褒めてくれたので、こればかりは私も素直に受け取ることにした。
そしてココさんの毒が集まったことを感じ取った私は、すぐにココさんの射程圏内から外れる。
「ポイズンライフル!!」
人差し指と中指と薬指から放たれた毒がデビル大蛇のピット器官に見事命中した。