絆の一品! パートナーは永遠に
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「クリス。ここには、本当にお前が食べたいモノはないのかい?」
〈グオオ……〉
ボーノさんが再度確かめてみると、クリスは眉を下げながら何かを探すように首を振っていた。
「あれ、どうしたんだろう? クリスが何かを気にしているような……?」
「それぞれの食材を確認している……?」
小松さんも気づいたようで私はクリスの目線を追ってみると、ミルクジラのミルク、ハニードラゴンのハチミツ、グランドベリーをそれぞれ一瞥していた。
〈グオオォォオオオ!!〉
「「「「「!?」」」」」
「クリス、どうした!?」
突然今までで一番大きな声を上げたクリス。ボーノさんも初めて見るようで戸惑っているとリンちゃんに顔を向けた。
「えっ?」
〈グオオォォオオオ〉
「えー!?」
「やめろ! クリス――ッ!!」
「リンちゃん!」
なんとクリスが鳴きながらリンちゃんに顔を近づけるので、慌ててボーノさんが声を上げた。急いで私は駆け出そうとすると、それより先にトリコがリンちゃんの前に来た。
「トリコ!」
〈グオオ……〉
クリスは眉を下げると周りを見渡し始めた。敵意がないとわかってトリコも警戒態勢を解く。
「どうやらリンを襲おうとしたわけでもなさそうだ」
「こいつ……!」
「何かを訴えてるみたいだね」
トリコに続いてサニーもココさんもクリスの様子に気づいたみたい。
「クリスが何かを訴えてる……?」
「そういえばさっきから、ココさんたちの食材とリンちゃんを気にして……」
「「あっ!」」
私と小松さんは同時に声を上げた。あの様子は前にも見たことがある!
「小松さん、気づいた?」
「はい! トリコさん!」
「っ?」
「ココさん! サニー!」
「「あん/ん?」」
「この三つの食材、僕たちにこの三つの食材を預けさせていただけませんか?」
「この食材で、試したい料理があるんだ!」
「七色ネッシーを満足させられる食材か?」
「「はい!」」
真剣な顔をして問いかけるトリコに、私たちも力強く返事をした。ココさんのようにトリコもサニーも食材を手に入れるのに苦労しただろう。だからこそ成功させる!
「……フゥ。よし、小松! 舞獣姫! こいつが満足する料理を作って、伝説のフルーツに導いてもらうんだ!」
「は、はい!」
「うん!」
「松、舞獣姫、失敗したら許さねーかんな」
「小松くん、舞獣姫、期待してるよ」
「任せてください!」
「もちろん!」
私たちは三つの食材を持って舞台裏の厨房に行き、小松さんもコックコートに着替えて作り始めた。
「この三つの食材たちは、偶然集まったわけじゃない。あのときみたいに、きっと食材から歩み寄って来たに違いありません」
「うん。センチュリースープのときみたいにね。食材の、声を聞こう……!」
〈グオオ……〉
ボーノさんが再度確かめてみると、クリスは眉を下げながら何かを探すように首を振っていた。
「あれ、どうしたんだろう? クリスが何かを気にしているような……?」
「それぞれの食材を確認している……?」
小松さんも気づいたようで私はクリスの目線を追ってみると、ミルクジラのミルク、ハニードラゴンのハチミツ、グランドベリーをそれぞれ一瞥していた。
〈グオオォォオオオ!!〉
「「「「「!?」」」」」
「クリス、どうした!?」
突然今までで一番大きな声を上げたクリス。ボーノさんも初めて見るようで戸惑っているとリンちゃんに顔を向けた。
「えっ?」
〈グオオォォオオオ〉
「えー!?」
「やめろ! クリス――ッ!!」
「リンちゃん!」
なんとクリスが鳴きながらリンちゃんに顔を近づけるので、慌ててボーノさんが声を上げた。急いで私は駆け出そうとすると、それより先にトリコがリンちゃんの前に来た。
「トリコ!」
〈グオオ……〉
クリスは眉を下げると周りを見渡し始めた。敵意がないとわかってトリコも警戒態勢を解く。
「どうやらリンを襲おうとしたわけでもなさそうだ」
「こいつ……!」
「何かを訴えてるみたいだね」
トリコに続いてサニーもココさんもクリスの様子に気づいたみたい。
「クリスが何かを訴えてる……?」
「そういえばさっきから、ココさんたちの食材とリンちゃんを気にして……」
「「あっ!」」
私と小松さんは同時に声を上げた。あの様子は前にも見たことがある!
「小松さん、気づいた?」
「はい! トリコさん!」
「っ?」
「ココさん! サニー!」
「「あん/ん?」」
「この三つの食材、僕たちにこの三つの食材を預けさせていただけませんか?」
「この食材で、試したい料理があるんだ!」
「七色ネッシーを満足させられる食材か?」
「「はい!」」
真剣な顔をして問いかけるトリコに、私たちも力強く返事をした。ココさんのようにトリコもサニーも食材を手に入れるのに苦労しただろう。だからこそ成功させる!
「……フゥ。よし、小松! 舞獣姫! こいつが満足する料理を作って、伝説のフルーツに導いてもらうんだ!」
「は、はい!」
「うん!」
「松、舞獣姫、失敗したら許さねーかんな」
「小松くん、舞獣姫、期待してるよ」
「任せてください!」
「もちろん!」
私たちは三つの食材を持って舞台裏の厨房に行き、小松さんもコックコートに着替えて作り始めた。
「この三つの食材たちは、偶然集まったわけじゃない。あのときみたいに、きっと食材から歩み寄って来たに違いありません」
「うん。センチュリースープのときみたいにね。食材の、声を聞こう……!」