美食王決定戦! 究極のスイーツを探せ!
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「?」
「やっぱりな!」
根っこから足を外して立ち上がった小松はわからなかったが、トリコは片手を立てて目を閉じると根っこを引っ張り出した。なんとズルズルと出てきたのは、捕獲レベル7の穀物類・まさつまいもである。
「よーし、まさつまいもだ! まさつまいもは摩擦に弱くて、普通に包丁で切ると黒焦げになっちまう特殊調理食材なんだ。ナイフ!!」
まさつまいもの一つをトリコはナイフで切ると、根っこから一つ落ちたまさつまいもが半分になってトリコの手の平で着地した。
「ほら」
「あっ! いただきます!」
トリコに片側を差し出され、小松は受け取るとさっそく食べた。
「あむ……甘~い! お芋なのに綿菓子みたいに繊細な食感ですねぇ~」
「ああ。けど、七色ネッシーにはもっと甘い実を持っててやるぞ?」
☆☆☆☆☆
……とある海面にヘリを停め、サニーは触覚で宙に浮いていた。リンはヘリの中から見学している。
「髪(ヘア)センサー!!」
目を閉じたサニーは触覚を張り巡らせて海の中を探っている。
「な~にやってんだし?」
「いたぞ。――リン、しっかりつかまっとけよ!」
「えっ? う、うわあぁぁああ!」
〈ウオオォォオオオ!〉
探していたのを見つけたサニーが目を開けると、触覚でヘリを持ち上げて少しうしろに下がった。すると海の中から大きな水飛沫を上げた牛のような模様をしたクジラが現れる。
「なーにあれ!? メチャクチャデッカいしー!」
「ミルクジラ……狙い通り会えたぜ」
この猛獣こそがサニーが探していた、捕獲レベル21の哺乳獣類・ミルクジラだ。
「お兄ちゃん、やったしー!」
「……ん?」
「お兄ちゃん?」
「肝心のミルク……噴き出さねーな」
「あっ、確かに……」
すると別の方向からスゴいスピードで海面を走っていた。その正体は捕獲レベル27の魚獣類・バクンウニだ。
「海の暴れん坊バクンウニか。どうりでクジラがミルクを出さねぇわけだ」
「えっ!?」
「少しのストレスで、ミルクが出なくなるデリケートな奴だからな」
「なんで、無抵抗のクジラを襲うんだし?」
「違うな」
「えっ?」
サニーが顔を向けたのはミルクジラではなく、上空からこちらに向かってやって来る、捕獲レベル22のエビフライだった。どうやらバクンウニを狙っているらしく、対してバクンウニも逆に食べてやろうとしているのか攻撃していた。
「エビフラ~イだ! エビフラ~イとバクンウニ、申し訳ないが……タイミングキモ過ぎ! 食い合いなら、余所でやってくんね?」
「お兄ちゃん!」
「髪誘導(ヘアリード)!!」
サニーの髪誘導(ヘアリード)のおかげで、バクンウニからミルクジラを守ることができたようだ。
「フゥ~……――っ! フレグランスバズーカ!!」
ミルクジラに危害がなくてホッとするリンだが、エビフライが上空から襲いかかるのでフレグランスバズーカで撃退しようとした。だが攻撃が逸れてしまう。
「お兄ちゃん、どうするし!?」
「クッ!」
バクンウニもエビフライも一向に離れる気配がなく、このままではミルクジラのミルクを捕獲することができない。
「やっぱりな!」
根っこから足を外して立ち上がった小松はわからなかったが、トリコは片手を立てて目を閉じると根っこを引っ張り出した。なんとズルズルと出てきたのは、捕獲レベル7の穀物類・まさつまいもである。
「よーし、まさつまいもだ! まさつまいもは摩擦に弱くて、普通に包丁で切ると黒焦げになっちまう特殊調理食材なんだ。ナイフ!!」
まさつまいもの一つをトリコはナイフで切ると、根っこから一つ落ちたまさつまいもが半分になってトリコの手の平で着地した。
「ほら」
「あっ! いただきます!」
トリコに片側を差し出され、小松は受け取るとさっそく食べた。
「あむ……甘~い! お芋なのに綿菓子みたいに繊細な食感ですねぇ~」
「ああ。けど、七色ネッシーにはもっと甘い実を持っててやるぞ?」
☆☆☆☆☆
……とある海面にヘリを停め、サニーは触覚で宙に浮いていた。リンはヘリの中から見学している。
「髪(ヘア)センサー!!」
目を閉じたサニーは触覚を張り巡らせて海の中を探っている。
「な~にやってんだし?」
「いたぞ。――リン、しっかりつかまっとけよ!」
「えっ? う、うわあぁぁああ!」
〈ウオオォォオオオ!〉
探していたのを見つけたサニーが目を開けると、触覚でヘリを持ち上げて少しうしろに下がった。すると海の中から大きな水飛沫を上げた牛のような模様をしたクジラが現れる。
「なーにあれ!? メチャクチャデッカいしー!」
「ミルクジラ……狙い通り会えたぜ」
この猛獣こそがサニーが探していた、捕獲レベル21の哺乳獣類・ミルクジラだ。
「お兄ちゃん、やったしー!」
「……ん?」
「お兄ちゃん?」
「肝心のミルク……噴き出さねーな」
「あっ、確かに……」
すると別の方向からスゴいスピードで海面を走っていた。その正体は捕獲レベル27の魚獣類・バクンウニだ。
「海の暴れん坊バクンウニか。どうりでクジラがミルクを出さねぇわけだ」
「えっ!?」
「少しのストレスで、ミルクが出なくなるデリケートな奴だからな」
「なんで、無抵抗のクジラを襲うんだし?」
「違うな」
「えっ?」
サニーが顔を向けたのはミルクジラではなく、上空からこちらに向かってやって来る、捕獲レベル22のエビフライだった。どうやらバクンウニを狙っているらしく、対してバクンウニも逆に食べてやろうとしているのか攻撃していた。
「エビフラ~イだ! エビフラ~イとバクンウニ、申し訳ないが……タイミングキモ過ぎ! 食い合いなら、余所でやってくんね?」
「お兄ちゃん!」
「髪誘導(ヘアリード)!!」
サニーの髪誘導(ヘアリード)のおかげで、バクンウニからミルクジラを守ることができたようだ。
「フゥ~……――っ! フレグランスバズーカ!!」
ミルクジラに危害がなくてホッとするリンだが、エビフライが上空から襲いかかるのでフレグランスバズーカで撃退しようとした。だが攻撃が逸れてしまう。
「お兄ちゃん、どうするし!?」
「クッ!」
バクンウニもエビフライも一向に離れる気配がなく、このままではミルクジラのミルクを捕獲することができない。