洞窟の死闘! 打て、5連釘パンチ!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
☆☆☆☆☆
ごめんね……トリコ、ココさん。私がグルメ界にいたように戦ったらデビル大蛇なんて余裕だけど洞窟が崩れてしまう恐れがあるし、何より二人に危害を加えてしまう。まだこの二人はグルメ界で生きていく実力がない頃だから。
それでも二人に加勢をすることはできる。トリコとココさんが拳を握って構えると同時に私も薙刀を構えた。
「何年ぶりだ? 一緒に戦うのは……足引っぱんなよ、ココ! 瑞貴もだ!」
「それは僕の台詞だ」
「失敬な。自分が足手まといにならないでよ」
警戒しているのか、誰から食べようと思っているのか、ゆっくり動くデビル大蛇に私たちは迎え撃つ準備をする。
「うおおぉぉおおお!!」
「はああぁぁあああ!!」
二人のグルメ細胞の悪魔である赤鬼とポイズンデビルが形となって出るけど、デビル大蛇は怯みもしない。
「俺の威嚇も、ココの毒も恐れずか。こんな戦いは久しぶりだぜ!」
「トリコ、ココさん、いくよ!」
胴体から次々伸びてくる腕を私たちはかわし、トリコが胴体に向けて構える。
「ナイフ!!」
ガキン!
「かってぇ!」
「伸縮性のある皮膚を限界まで縮めて、硬度と耐久力を上げているんだ!」
「さっきの一撃で、トリコのナイフを学習したんですね。ココさん、私が引きつけますから狙いを!」
「わかった!」
「こっちよ!」
〈ギュアァァアアア!!〉
デビル大蛇の狙い私に定めていると、消化液を出して私は完全にそれを浴びてしまった。
「「瑞貴/ちゃん!」」
「ざーんねんでした!」
私はどこも溶けてなかった。デビル大蛇の消化液は毒もあるけど私には全然効かないのだ!
「本当に毒が効かないなんて……」
「雷を直撃受けたときといい、あいつ本当に何者なんだ?」
「あんたの毒は全く効かないの! ほらこっち!」
〈ギュアァァアアア!!〉
自分の毒が効かないのをわかったデビル大蛇は次々腕を伸ばしてきた。それをよけていくとココさんが右手を突き出して毒を集める。
「瑞貴ちゃん!」
「はい!」
「毒砲!!」
ココさんの合図で私はその場を離れると同時に毒砲が飛んでくる。だけどデビル大蛇はかわしてしまった。三つも目があるから私だけ見ているとは限らないようだ。