美食王決定戦! 究極のスイーツを探せ!
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「さて、どうしよう……」
追いかけたのはいいものの、もうすぐ会場の外だから全員それぞれに分かれるだろう。どの食材も気になるし、私は誰に付いて行こうか悩むけど……やっぱいつも通りトリコにしようか。
「瑞貴ちゃん」
「えっ?」
振り向けばココさんが手を差し出していた。トリコとサニーと小松さんとリンちゃんは、一目散に走っているからこっちに気づいていない。
「たまには僕と一緒に行かない?」
「行きます!」
私は即答して手を重ねた。だって初めてのココさんからの誘いだし、久々のキラースマイルでやられました! キッスも一緒なら、さらに大歓迎!
そして私は大舞台に立つことになるから、変装として舞獣姫の格好に着替え、ココさんと一緒にキッスに乗った。
☆☆☆☆☆
……リンは今にも離陸しようとするサニーのヘリになんとか乗り込んだ。
「フゥ~。あ~間に合ったし……。あれ? お兄ちゃん、トリコは?」
「ンなの、どこ行こうが知らねぇし」
「えー!?」
「って、前こそ瑞貴はどうした!? 一緒じゃねーの!?」
「あれ? ホントだし! 瑞貴ー!?」
てっきり一緒に来たと思ったのかサニーもリンも周りを見渡してみるが、目的の人物はいない。
「もしかしてトリコと一緒に!?」
「あいつ、また抜け駆けか! いや待て、トリコと松が別のヘリに乗って離陸したのは見たが、瑞貴の姿は見えなかった……まさかココか!?」
☆☆☆☆☆
……トリコは小松と共に、トムのヘリで待っていたテリーと一緒に飛び立って行った。
「トリコさん、これからどこに?」
「絶海に浮かぶ未開の孤島――メガモリ島だ!」
「メガモリ島……そこに、グランドベリーが?」
「ああ。グランドベリーはまるで龍のような独特の形に見えるんだ。その実は翼竜獣類……つまり、あらゆるドラゴンたちの大好物らしい」
「じゃあ、祖先が恐竜の七色ネッシーにとっても当然大好物ってことですね!」
「ああ。おっ、見えてきたぜ!」
どうやら話している間にヘリはメガモリ島付近まで来たらしい。
「あれが、メガモリ島!」
「瑞貴、お前も気を引き締めろよ! ――ん?」
「あれ?」
〈クゥン?〉
いつも来る返事がないのでトリコと小松は顔を向けると、瑞貴がいないことにやっと気づいたらしい。何故なのかと二人は首を傾げ、テリーもつられて首を傾げた。
「おい、トム。瑞貴は?」
「瑞貴ちゃんなら最初から乗ってないぜ。そういや、舞獣姫の姿でデッカいカラスに誰かと乗ってた気が……」
「デッカいカラスって……キッス!?」
「ココのとこか!」
全員瑞貴がココの元に行ったとやっと気づいたらしい。引き返そうにも目的地が近いため不可能だ。
「ココの野郎~! いつの間に!」
「僕はてっきり瑞貴さんもトリコさんと一緒に来るって思ったけど、まさかココさんの所なんて……」
拳を握って青筋を立てるトリコに、ショックを受ける小松。その気持ちは別のヘリに乗るサニーも同じだった。
「瑞貴の奴、俺(レ)と一緒に来たほうがいいこと尽くしだってのに、美(ツク)しくねー選択しやがって!」
((一緒にいないだけでこの反応……面白いな/し!))
三人がココに嫉妬する中、トムとリンはそれぞれ面白がっていた。
追いかけたのはいいものの、もうすぐ会場の外だから全員それぞれに分かれるだろう。どの食材も気になるし、私は誰に付いて行こうか悩むけど……やっぱいつも通りトリコにしようか。
「瑞貴ちゃん」
「えっ?」
振り向けばココさんが手を差し出していた。トリコとサニーと小松さんとリンちゃんは、一目散に走っているからこっちに気づいていない。
「たまには僕と一緒に行かない?」
「行きます!」
私は即答して手を重ねた。だって初めてのココさんからの誘いだし、久々のキラースマイルでやられました! キッスも一緒なら、さらに大歓迎!
そして私は大舞台に立つことになるから、変装として舞獣姫の格好に着替え、ココさんと一緒にキッスに乗った。
☆☆☆☆☆
……リンは今にも離陸しようとするサニーのヘリになんとか乗り込んだ。
「フゥ~。あ~間に合ったし……。あれ? お兄ちゃん、トリコは?」
「ンなの、どこ行こうが知らねぇし」
「えー!?」
「って、前こそ瑞貴はどうした!? 一緒じゃねーの!?」
「あれ? ホントだし! 瑞貴ー!?」
てっきり一緒に来たと思ったのかサニーもリンも周りを見渡してみるが、目的の人物はいない。
「もしかしてトリコと一緒に!?」
「あいつ、また抜け駆けか! いや待て、トリコと松が別のヘリに乗って離陸したのは見たが、瑞貴の姿は見えなかった……まさかココか!?」
☆☆☆☆☆
……トリコは小松と共に、トムのヘリで待っていたテリーと一緒に飛び立って行った。
「トリコさん、これからどこに?」
「絶海に浮かぶ未開の孤島――メガモリ島だ!」
「メガモリ島……そこに、グランドベリーが?」
「ああ。グランドベリーはまるで龍のような独特の形に見えるんだ。その実は翼竜獣類……つまり、あらゆるドラゴンたちの大好物らしい」
「じゃあ、祖先が恐竜の七色ネッシーにとっても当然大好物ってことですね!」
「ああ。おっ、見えてきたぜ!」
どうやら話している間にヘリはメガモリ島付近まで来たらしい。
「あれが、メガモリ島!」
「瑞貴、お前も気を引き締めろよ! ――ん?」
「あれ?」
〈クゥン?〉
いつも来る返事がないのでトリコと小松は顔を向けると、瑞貴がいないことにやっと気づいたらしい。何故なのかと二人は首を傾げ、テリーもつられて首を傾げた。
「おい、トム。瑞貴は?」
「瑞貴ちゃんなら最初から乗ってないぜ。そういや、舞獣姫の姿でデッカいカラスに誰かと乗ってた気が……」
「デッカいカラスって……キッス!?」
「ココのとこか!」
全員瑞貴がココの元に行ったとやっと気づいたらしい。引き返そうにも目的地が近いため不可能だ。
「ココの野郎~! いつの間に!」
「僕はてっきり瑞貴さんもトリコさんと一緒に来るって思ったけど、まさかココさんの所なんて……」
拳を握って青筋を立てるトリコに、ショックを受ける小松。その気持ちは別のヘリに乗るサニーも同じだった。
「瑞貴の奴、俺(レ)と一緒に来たほうがいいこと尽くしだってのに、美(ツク)しくねー選択しやがって!」
((一緒にいないだけでこの反応……面白いな/し!))
三人がココに嫉妬する中、トムとリンはそれぞれ面白がっていた。