新築祝! スウィーツハウスに全員集合!
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「なっ!? なっ!?」
「スマイル。――サイコーだったぜ」
「へっ?」
トリコからそんな言葉が出るのが予想外だったのか、スマイルさんは目を点にしていた。
「ホントスゴいですよ!」
〈ユユユン!〉
「見た目も味も完璧! 美(ツク)しかった!」
「さすが、天才建築家だね」
「今度はウチの部屋も作ってほしいし!」
「わしにも酒のプール作ってくれ!」
「うちの食材も使ってくれよ。お礼に格安にするぜ!」
小松さんを始め、みんなも笑顔でスマイルさんにお礼を言っていた。確かに元がおいしいお菓子でも、家として作ったら味が落ちる可能性もあるのに、スマイルさんは装飾などの組み合わせでさらにおいしくしてくれた。
「私も一部だけ食べてしまいましたが、とてもおいしかったです。ありがとうございます!」
「とにかく、あんなスゲー家建ててくれて――」
「「「「「ありがとう/ございます!!」」」」」
お菓子の家という見た目だけでなく味まで堪能させてくれたスマイルさん。これも相当な技術と知識が必要だろう。だから私もみんなもスマイルさんを笑顔で拍手したり絶賛する。
「大変だけど……がんばってよかった」
「おっ。笑ってるスマイルって、久々に見たな!」
スマイルさんは今センチュリースープを飲んでないけど、自然と笑っていた。その表情は心からのものだって伝わってくる。
「笑顔ってこうするんだったな。毎日があんまり忙しくて俺は本当に笑い方を忘れていたよ。――みんな、こちらこそありがとう。俺に笑顔を思い出させてくれて」
「スマイルさんの仕事が素晴らしかったから、みんな笑顔になれたんです!」
「私も、ステキな思い出になりました!」
〈ユユユン!〉
「小松シェフ……。瑞貴さん……」
嬉しさが溢れ過ぎたのか、スマイルさんの目尻に涙が浮かべてあった。
「スマイル」
「ん?」
「ってことで、もう一回作ってくんね?」
「「「「「もういっかーい!」」」」」
「ムリ~!」
あっ、またスマイルさんの笑顔が消えてしまった。そりゃそうだよね、あんな大量のお菓子を全部使うほどの家なんて早々建てれるモノじゃないし。
「――あれ? どうなってんの?」
「あっ!」
「ティナさん!」
〈ユユユン! ユンユン!〉
〈クルッポー!〉
カメラを持ってやってきたティナさんとクルッポーに、私と小松さんは駆け出した。ユンちゃんもクルッポーと挨拶しているし、すっかり仲良くなったね。
「あんた何しに来たし?」
「トリコの新しい家の取材よ。で、どこ? どこにあんの?」
ごめんなさい。まさかティナさんが取材に来るなんて思ってもみなかったから……。
「もう全部食っちまった!」
「えー!? 嘘でしょ!? スクープが~私も食べたかった~~」
「美(ツク)しくないタイミングで来たな」
「残念、だったね」
トリコの言葉で落ち込んで体の力を抜かしたティナさんに、サニーとココさんからの追い討ちまでかけられちゃった。
「あっ! スマイルさん!」
「ん?」
「早くステージ作ってくださいよ! 美食王決定戦の!」
「あっ! そうだった! 急がなきゃ……」
立ち上がったティナさんのタ頼みに、スマイルさんは思い出したように言う。どうやら彼にはまだ仕事があるみたいだ。これじゃあ当分トリコの家は後回しだな。
それよりも小松さんと私には他に気になったことがある。
「美食王決定戦?」
「それって何?」
「うん。スゴい食材が会場にいっぱい集まるはず! ココアナゴやシャーベットマト、カキフライチゴに黒毛ワイン牛とか、いろいろね!」
「マジかよ! ちょっくら行ってみっか!」
「「って、まだ食べるつもり/ですかー!?」」
さっきまでみんなと一緒とはいえ、あんなに大量のお菓子を食べたのに!? でも美食王決定戦か……興味あるかも。
「あっ、そうだ瑞貴。また家ができるまで世話になっていいか?」
「絶対嫌だ!」
いつも大量に食事を作っているのに、それでも毎回ハントしなくちゃいけないほどの食糧難が再び来るなんてお断りだ!
「スマイル。――サイコーだったぜ」
「へっ?」
トリコからそんな言葉が出るのが予想外だったのか、スマイルさんは目を点にしていた。
「ホントスゴいですよ!」
〈ユユユン!〉
「見た目も味も完璧! 美(ツク)しかった!」
「さすが、天才建築家だね」
「今度はウチの部屋も作ってほしいし!」
「わしにも酒のプール作ってくれ!」
「うちの食材も使ってくれよ。お礼に格安にするぜ!」
小松さんを始め、みんなも笑顔でスマイルさんにお礼を言っていた。確かに元がおいしいお菓子でも、家として作ったら味が落ちる可能性もあるのに、スマイルさんは装飾などの組み合わせでさらにおいしくしてくれた。
「私も一部だけ食べてしまいましたが、とてもおいしかったです。ありがとうございます!」
「とにかく、あんなスゲー家建ててくれて――」
「「「「「ありがとう/ございます!!」」」」」
お菓子の家という見た目だけでなく味まで堪能させてくれたスマイルさん。これも相当な技術と知識が必要だろう。だから私もみんなもスマイルさんを笑顔で拍手したり絶賛する。
「大変だけど……がんばってよかった」
「おっ。笑ってるスマイルって、久々に見たな!」
スマイルさんは今センチュリースープを飲んでないけど、自然と笑っていた。その表情は心からのものだって伝わってくる。
「笑顔ってこうするんだったな。毎日があんまり忙しくて俺は本当に笑い方を忘れていたよ。――みんな、こちらこそありがとう。俺に笑顔を思い出させてくれて」
「スマイルさんの仕事が素晴らしかったから、みんな笑顔になれたんです!」
「私も、ステキな思い出になりました!」
〈ユユユン!〉
「小松シェフ……。瑞貴さん……」
嬉しさが溢れ過ぎたのか、スマイルさんの目尻に涙が浮かべてあった。
「スマイル」
「ん?」
「ってことで、もう一回作ってくんね?」
「「「「「もういっかーい!」」」」」
「ムリ~!」
あっ、またスマイルさんの笑顔が消えてしまった。そりゃそうだよね、あんな大量のお菓子を全部使うほどの家なんて早々建てれるモノじゃないし。
「――あれ? どうなってんの?」
「あっ!」
「ティナさん!」
〈ユユユン! ユンユン!〉
〈クルッポー!〉
カメラを持ってやってきたティナさんとクルッポーに、私と小松さんは駆け出した。ユンちゃんもクルッポーと挨拶しているし、すっかり仲良くなったね。
「あんた何しに来たし?」
「トリコの新しい家の取材よ。で、どこ? どこにあんの?」
ごめんなさい。まさかティナさんが取材に来るなんて思ってもみなかったから……。
「もう全部食っちまった!」
「えー!? 嘘でしょ!? スクープが~私も食べたかった~~」
「美(ツク)しくないタイミングで来たな」
「残念、だったね」
トリコの言葉で落ち込んで体の力を抜かしたティナさんに、サニーとココさんからの追い討ちまでかけられちゃった。
「あっ! スマイルさん!」
「ん?」
「早くステージ作ってくださいよ! 美食王決定戦の!」
「あっ! そうだった! 急がなきゃ……」
立ち上がったティナさんのタ頼みに、スマイルさんは思い出したように言う。どうやら彼にはまだ仕事があるみたいだ。これじゃあ当分トリコの家は後回しだな。
それよりも小松さんと私には他に気になったことがある。
「美食王決定戦?」
「それって何?」
「うん。スゴい食材が会場にいっぱい集まるはず! ココアナゴやシャーベットマト、カキフライチゴに黒毛ワイン牛とか、いろいろね!」
「マジかよ! ちょっくら行ってみっか!」
「「って、まだ食べるつもり/ですかー!?」」
さっきまでみんなと一緒とはいえ、あんなに大量のお菓子を食べたのに!? でも美食王決定戦か……興味あるかも。
「あっ、そうだ瑞貴。また家ができるまで世話になっていいか?」
「絶対嫌だ!」
いつも大量に食事を作っているのに、それでも毎回ハントしなくちゃいけないほどの食糧難が再び来るなんてお断りだ!