新築祝! スウィーツハウスに全員集合!
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「こっちの壁のクッキーは、クッキーアルパカのだな。あむっ、う~ん。おいしい~! 瑞貴ちゃんもどうぞ」
「あ、ありがとうございます」
スウィーツサンゴは食べたけど、クッキーアルパカのクッキーは食べたことがないから嬉しいな。あっ、ホントにおいしい!
居間とは別方向に行って目についた扉を開けようとすると、中から声が聞こえた。
「ウッヒョー! シャワーから炭酸水か! ん~このシュワシュワ感がたまらん!」
危ねっ、こっちは浴室だったか。それもトムさんが入っている。
「二階に行ってみようか」
〈ユン〉
二階に上がり、さっきみたいなことが万が一にないように扉をノックする。
コンコン。
「はーい! どうぞー!」
「リンちゃんだ。入るよー」
扉を開けるとメープルシロップが一番上から流れるホットケーキの柱の中心のベッドに、リンちゃんが布団に入っていた。
「ここは寝室?」
「そうだし! これはわたがしの木の天然わたがしだし! ベタベタしなくてスッキリフワフワ! このベッドでトリコが……うふふ~! あむ。おいし~」
妄想しながらわたがしの布団を食べてるけど……。ユンちゃんはホットケーキの一部をおいしそうに食べていた。
「あっ、そうだし!」
「わみゃ!?」
突然リンちゃんが起き上がったから思わず驚いちゃったじゃん!
「瑞貴、トリコとは何もなかったし!? 一緒に住むことになったって聞いて羨ましくていてもたってもいられなかったけど、ハゲがトリコの治療の手伝いで休んだ分、働けって人使いが荒かったし!」
「それはまたお疲れ様……。大丈夫だよ、ホントに下宿としていただけだから。……むしろ毎回作る料理が多くて、遅くて一日、早くて半日も食料が尽きてたけどね」
「あっ……なんかごめんだし」
私のゲンナリした表情を見てリンちゃんも察してくれたようだ。予想通りとはいえ現実で見るとハンパないぞ、あれは。
とりあえずひと通り見終わったから外に出て休憩。あっ、テリーとオブとキッスがお昼寝してる。
「私たちも参加しちゃおうか」
〈ユン!〉
そっとテリーにもたれかかると、相変わらずタオルのような毛並み心地が抜群で癒される~。そのまますっかり眠ってしまった。
――テリーのフワフワした毛並みと風で香るお菓子の香りで、私はすっかり夢心地にいると……。
バキッ! シャキンッ!
「ん!?」
〈ユ~ン?〉
〈クゥン?〉
「あっ、ごめんね」
突然何かを壊すような音が聞こえてガバッと体を起こせば、ユンちゃんもテリーも反応して起こしてしまったらしい。謝った私は音がした原因を見ると……トリコの家があちこち破壊されていた!
「な、何事!?」
〈ア゙ア゙!〉
〈ゴルバルアァ!〉
「って、おいおい!」
キッスが羽根でオブが顔を向けて差した方向を見れば、その先にトリコが壁をナイフで破壊したり、マンサム所長がパンチで壊したり、サニーが髪(ヘア)カッターで切ったり……その先からみんながお菓子をスゴい勢いで食べていた。
「めっちゃ食ってる! ココさんやサニーや小松さんまで!」
〈ユンユーン!〉
「ああっ! ユンちゃんも!」
あのままじゃなくなると感じたのか、負けじとユンちゃんが走り出して食べるのに参加していた。
「ちょっと待ってみんな! そんなペースで食べたらすぐになくなっちゃうよー!」
「だってあんまりうまくてよー!」
「「「「「止まんねぇ/ない/ですよ~!」」」」」
「そんな~! やーめーて――っ!!」
スマイルさんの悲鳴とトリコたちのお菓子に酔いしれる声が聞こえてくる。あ~お城になっていた家が……。
「こりゃ、もうなくなるね……」
〈ワウッ〉
〈ゴルバァ〉
〈ア゙ア゙ー〉
呆れて半目になってしまうほどの私の言葉に、テリーもオブもキッスも同意してくれるように鳴いた。そして予想通り、お菓子の城は跡形もなく欠片一個すらなくなってしまった。
「結構建てるの、大変だったのに……」
「このメンバーだけで全部なくなっちゃうなんて……」
両手と両肘を地に付けてうなだれるスマイルさんの横を通り過ぎ、私は満足しているみんなの元へ向かった。
「お前らなぁ――……うおっ!?」
センチュリースープも飲んだにも関わらず笑顔から怒りに変わったスマイルさんが顔を上げれば、立ち上がったみんながスマイルさんを見下ろす。
「あ、ありがとうございます」
スウィーツサンゴは食べたけど、クッキーアルパカのクッキーは食べたことがないから嬉しいな。あっ、ホントにおいしい!
居間とは別方向に行って目についた扉を開けようとすると、中から声が聞こえた。
「ウッヒョー! シャワーから炭酸水か! ん~このシュワシュワ感がたまらん!」
危ねっ、こっちは浴室だったか。それもトムさんが入っている。
「二階に行ってみようか」
〈ユン〉
二階に上がり、さっきみたいなことが万が一にないように扉をノックする。
コンコン。
「はーい! どうぞー!」
「リンちゃんだ。入るよー」
扉を開けるとメープルシロップが一番上から流れるホットケーキの柱の中心のベッドに、リンちゃんが布団に入っていた。
「ここは寝室?」
「そうだし! これはわたがしの木の天然わたがしだし! ベタベタしなくてスッキリフワフワ! このベッドでトリコが……うふふ~! あむ。おいし~」
妄想しながらわたがしの布団を食べてるけど……。ユンちゃんはホットケーキの一部をおいしそうに食べていた。
「あっ、そうだし!」
「わみゃ!?」
突然リンちゃんが起き上がったから思わず驚いちゃったじゃん!
「瑞貴、トリコとは何もなかったし!? 一緒に住むことになったって聞いて羨ましくていてもたってもいられなかったけど、ハゲがトリコの治療の手伝いで休んだ分、働けって人使いが荒かったし!」
「それはまたお疲れ様……。大丈夫だよ、ホントに下宿としていただけだから。……むしろ毎回作る料理が多くて、遅くて一日、早くて半日も食料が尽きてたけどね」
「あっ……なんかごめんだし」
私のゲンナリした表情を見てリンちゃんも察してくれたようだ。予想通りとはいえ現実で見るとハンパないぞ、あれは。
とりあえずひと通り見終わったから外に出て休憩。あっ、テリーとオブとキッスがお昼寝してる。
「私たちも参加しちゃおうか」
〈ユン!〉
そっとテリーにもたれかかると、相変わらずタオルのような毛並み心地が抜群で癒される~。そのまますっかり眠ってしまった。
――テリーのフワフワした毛並みと風で香るお菓子の香りで、私はすっかり夢心地にいると……。
バキッ! シャキンッ!
「ん!?」
〈ユ~ン?〉
〈クゥン?〉
「あっ、ごめんね」
突然何かを壊すような音が聞こえてガバッと体を起こせば、ユンちゃんもテリーも反応して起こしてしまったらしい。謝った私は音がした原因を見ると……トリコの家があちこち破壊されていた!
「な、何事!?」
〈ア゙ア゙!〉
〈ゴルバルアァ!〉
「って、おいおい!」
キッスが羽根でオブが顔を向けて差した方向を見れば、その先にトリコが壁をナイフで破壊したり、マンサム所長がパンチで壊したり、サニーが髪(ヘア)カッターで切ったり……その先からみんながお菓子をスゴい勢いで食べていた。
「めっちゃ食ってる! ココさんやサニーや小松さんまで!」
〈ユンユーン!〉
「ああっ! ユンちゃんも!」
あのままじゃなくなると感じたのか、負けじとユンちゃんが走り出して食べるのに参加していた。
「ちょっと待ってみんな! そんなペースで食べたらすぐになくなっちゃうよー!」
「だってあんまりうまくてよー!」
「「「「「止まんねぇ/ない/ですよ~!」」」」」
「そんな~! やーめーて――っ!!」
スマイルさんの悲鳴とトリコたちのお菓子に酔いしれる声が聞こえてくる。あ~お城になっていた家が……。
「こりゃ、もうなくなるね……」
〈ワウッ〉
〈ゴルバァ〉
〈ア゙ア゙ー〉
呆れて半目になってしまうほどの私の言葉に、テリーもオブもキッスも同意してくれるように鳴いた。そして予想通り、お菓子の城は跡形もなく欠片一個すらなくなってしまった。
「結構建てるの、大変だったのに……」
「このメンバーだけで全部なくなっちゃうなんて……」
両手と両肘を地に付けてうなだれるスマイルさんの横を通り過ぎ、私は満足しているみんなの元へ向かった。
「お前らなぁ――……うおっ!?」
センチュリースープも飲んだにも関わらず笑顔から怒りに変わったスマイルさんが顔を上げれば、立ち上がったみんながスマイルさんを見下ろす。