新築祝! スウィーツハウスに全員集合!
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「……そんなに力説しなくてもいいじゃねぇか」
(ああなるほど、トリコの片想いか)
……スマイルにまでわかるほどトリコの顔は落胆していた。瑞貴は会話するためスマイルを見ているのでトリコの表情には気づいていない。
「トリコー! 瑞貴ー!」
「トリコさーん! 瑞貴さーん!」
リンちゃんと小松さんの声が聞こえて振り向くと、二人の他にサニーとマンサム所長とトムさんとユンちゃんが来た。
「おおっ、みんな!」
「久しぶり!」
「やっほー!」
〈ユユユーン!〉
バサッ! バサッ!
リンちゃんとユンちゃんの声に続き、羽ばたく音が聞こえたので上を向くと、キッスと背中に乗っているココさんがやってきた。
「ココ!」
「やあ、トリコ! 瑞貴ちゃん!」
ココさんはキッスがまだ上空にいたにも関わらず、華麗に私の隣に着地した。相変わらずカッコいい登場の仕方ですね、素でやっているから尚更カッコいい!
「あっ。久々に来たけど、だいぶゴージャスになったね」
「だろ?」
「材料集めに苦労したんだよね~……と、舞獣姫も言ってたよ」
危ない危ない。みんなの姿を見てつい気が緩んじゃったよ。あくまで材料を集めたのは『トリコと舞獣姫』ってスマイルさんに認識してもらってるんだから。
「スゴい豪邸ですねー!」
「酒は用意できてるんだろうな、トリコ? って、自分で持って来たけど」
「なかなか美(ツク)しいな」
「だろだろ?」
「トリコー!」
「わあっ!」
小松さんもマンサム所長もサニーも感嘆の声を上げていたら、リンちゃんがトリコに抱きついて来た。
「招待してくれてありがと~! 超嬉しいし~!」
「ああ……」
「これが、トリコの新しい家なのね! 将来ウチも住むことになる~!」
「えっ? 何言ってんだ?」
ありゃ始まった。リンちゃんの妄想が暴走してダダ漏れだよ……。
「朝ご飯に一緒にお菓子食べて一緒にテレビ見て、お昼ご飯に一緒にお菓子食べて一緒にお昼寝して、晩ご飯に一緒にお菓子食べて一緒に……――イヤッホー! もう一日中ずっと一緒! 甘い甘い愛の巣だし~~っ!!」
「「「「「なんだあれ……」」」」」
あまりの暴走っぷりに私たちは呆れていた。リンちゃんのラブパワーはある意味尊敬するけど、ここまで来たら度が過ぎてるよ。
「グルメ建築家のスマイルだ。この家をデザインしてくれたんだ」
「初めまして」
「ええっ!? スマイルさんってもしかして、あのグルメタウンの顔と呼ばれるグルメタワーを設計した若き天才建築家ですよね!?」
「いや~」
「グルメ高速道路(フリーウェイ)やグルメ列車のデザインも手掛けた、スゴい人じゃないですか~!」
なんだか小松さんのテンションまで上がってきた。私の家は四神がトリップするとき建てた……というより出現させた家だから建築家とか疎いし、スマイルさんのことは『トリコ』の登場キャラで建築家とだけしか覚えてなかったからね。
「こっちも噂は聞いてるよ。あの伝説のセンチュリースープを完成させた一人、小松シェフですよね」
「いや~」
「ニヤけ過ぎだぞ、小松。お前スープ飲んでんじゃねぇか?」
「もしかして、スープの飲み過ぎで顔に癖が付いているのかも……」
「先日、舞獣姫さんにも挨拶しました。今日はムリ言ってすみません。本当にありがとうございます」
「とんでもない! スマイルさんに僕らが作ったスープを飲んでくれるなんて嬉しいですよ! 舞獣姫さんもきっと喜んでくれます! ねっ、瑞貴さん!」
「えっ!? うん、そうだね」
小松さんは嘘付けない性格だとわかっているとはいえ、私に確認しないでほしいな。正体隠している意味ないじゃない……。
「バッハッハッハッ! 挨拶はその辺にして、さっそくトリコん家(チ)の新築祝いといこうか! ヒクッ」
マンサム所長、ナイス機転! それにしたってずいぶん顔が赤いけど……。
「すでにハンパなくへべれけじゃねぇか」
「今、ハンサムっつった!?」
「言ってねぇし!」
「「「「「アハハハハッ!」」」」」
マンサム所長の聞き間違いにトリコがツッコミを入れて笑いが起こった。このやりとりも久しぶりだなぁ。
トリコも私も来たばかりだから中は見ていない。ということで、家主のトリコを先頭にしていよいよ中に入ることに。
「よーし、入るぞ」
「玄関からおいしそうだし!」
「リンちゃん、食べるためだけじゃないから」
(ああなるほど、トリコの片想いか)
……スマイルにまでわかるほどトリコの顔は落胆していた。瑞貴は会話するためスマイルを見ているのでトリコの表情には気づいていない。
「トリコー! 瑞貴ー!」
「トリコさーん! 瑞貴さーん!」
リンちゃんと小松さんの声が聞こえて振り向くと、二人の他にサニーとマンサム所長とトムさんとユンちゃんが来た。
「おおっ、みんな!」
「久しぶり!」
「やっほー!」
〈ユユユーン!〉
バサッ! バサッ!
リンちゃんとユンちゃんの声に続き、羽ばたく音が聞こえたので上を向くと、キッスと背中に乗っているココさんがやってきた。
「ココ!」
「やあ、トリコ! 瑞貴ちゃん!」
ココさんはキッスがまだ上空にいたにも関わらず、華麗に私の隣に着地した。相変わらずカッコいい登場の仕方ですね、素でやっているから尚更カッコいい!
「あっ。久々に来たけど、だいぶゴージャスになったね」
「だろ?」
「材料集めに苦労したんだよね~……と、舞獣姫も言ってたよ」
危ない危ない。みんなの姿を見てつい気が緩んじゃったよ。あくまで材料を集めたのは『トリコと舞獣姫』ってスマイルさんに認識してもらってるんだから。
「スゴい豪邸ですねー!」
「酒は用意できてるんだろうな、トリコ? って、自分で持って来たけど」
「なかなか美(ツク)しいな」
「だろだろ?」
「トリコー!」
「わあっ!」
小松さんもマンサム所長もサニーも感嘆の声を上げていたら、リンちゃんがトリコに抱きついて来た。
「招待してくれてありがと~! 超嬉しいし~!」
「ああ……」
「これが、トリコの新しい家なのね! 将来ウチも住むことになる~!」
「えっ? 何言ってんだ?」
ありゃ始まった。リンちゃんの妄想が暴走してダダ漏れだよ……。
「朝ご飯に一緒にお菓子食べて一緒にテレビ見て、お昼ご飯に一緒にお菓子食べて一緒にお昼寝して、晩ご飯に一緒にお菓子食べて一緒に……――イヤッホー! もう一日中ずっと一緒! 甘い甘い愛の巣だし~~っ!!」
「「「「「なんだあれ……」」」」」
あまりの暴走っぷりに私たちは呆れていた。リンちゃんのラブパワーはある意味尊敬するけど、ここまで来たら度が過ぎてるよ。
「グルメ建築家のスマイルだ。この家をデザインしてくれたんだ」
「初めまして」
「ええっ!? スマイルさんってもしかして、あのグルメタウンの顔と呼ばれるグルメタワーを設計した若き天才建築家ですよね!?」
「いや~」
「グルメ高速道路(フリーウェイ)やグルメ列車のデザインも手掛けた、スゴい人じゃないですか~!」
なんだか小松さんのテンションまで上がってきた。私の家は四神がトリップするとき建てた……というより出現させた家だから建築家とか疎いし、スマイルさんのことは『トリコ』の登場キャラで建築家とだけしか覚えてなかったからね。
「こっちも噂は聞いてるよ。あの伝説のセンチュリースープを完成させた一人、小松シェフですよね」
「いや~」
「ニヤけ過ぎだぞ、小松。お前スープ飲んでんじゃねぇか?」
「もしかして、スープの飲み過ぎで顔に癖が付いているのかも……」
「先日、舞獣姫さんにも挨拶しました。今日はムリ言ってすみません。本当にありがとうございます」
「とんでもない! スマイルさんに僕らが作ったスープを飲んでくれるなんて嬉しいですよ! 舞獣姫さんもきっと喜んでくれます! ねっ、瑞貴さん!」
「えっ!? うん、そうだね」
小松さんは嘘付けない性格だとわかっているとはいえ、私に確認しないでほしいな。正体隠している意味ないじゃない……。
「バッハッハッハッ! 挨拶はその辺にして、さっそくトリコん家(チ)の新築祝いといこうか! ヒクッ」
マンサム所長、ナイス機転! それにしたってずいぶん顔が赤いけど……。
「すでにハンパなくへべれけじゃねぇか」
「今、ハンサムっつった!?」
「言ってねぇし!」
「「「「「アハハハハッ!」」」」」
マンサム所長の聞き間違いにトリコがツッコミを入れて笑いが起こった。このやりとりも久しぶりだなぁ。
トリコも私も来たばかりだから中は見ていない。ということで、家主のトリコを先頭にしていよいよ中に入ることに。
「よーし、入るぞ」
「玄関からおいしそうだし!」
「リンちゃん、食べるためだけじゃないから」