新築祝! スウィーツハウスに全員集合!
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(これは…見たことねぇな……!)
(地上に戻って調べてみようか)
(ああ)
トリコがサンゴの一部を持って水上に向かうと私も追いかける。
「ただいまー!」
「面白いモン見つけたぞ~!」
〈〈ウォーン/ゴルバァ!〉〉
水面に上がってテリーとオブに伝えて地上に上がった。トリコはリュックからグルメスティックを取り出し、さっそく湖底で見つけたサンゴに当てる。データが浮かび上がって集結した結果は……。
「スウィーツサンゴっていうんだ」
「こいつもうまそうだ。瑞貴、ひと口食うか?」
「いいの?」
「ああ」
トリコからひと摘みのスイーツサンゴをもらって食べると、ポキポキして甘味が口いっぱいに広がってきた。
「おいし~!」
「そうか。よし俺も……うっめー!」
そのあと再び湖に潜り、様々な色のスウィーツサンゴを捕って行った。
続いて来たのは所々にチョコがある大地。この辺りは間欠泉のチョコが出るスポットなんだって。
「フゥ~。この辺りがよさそうだな。瑞貴、少し離れてろ」
「うん」
「3連釘パンチ!!」
ザッバ――ンッ!!
トリコが地面に向けて釘パンチを放つと、その衝撃でチョコの間欠泉が出てきた。
「うっほー! 出たー! 天然チョコの噴水!」
〈ワウッ!〉
「ん? なんかチョコに混じって落ちてきてるけど……」
パラパラと茶色に混じってカラフルな石が落ちてきた。試しに両手を前に出すとそこに石が溜まっていく。よく見ればマーブルチョコだった。
「おっ! 小石みたいなチョコも混じってるぜ」
「あむっ。……うん、おいしい!」
「よーし! たっぷりと汲んでいこう!」
「うん!」
〈ワウッ!〉
〈ゴルバルァ!〉
チョコの噴水も捕って次のターゲットを探しがてら歩いて行く内に、ふと気づいたことがある。
「ねぇトリコ。材料を捕ってその日の内に家ができるわけじゃないでしょ? それまではどうするの?」
「ああ。……まだ考えてなかった」
「オイ」
まあ、トリコならIGOとか豪華なホテルにでも泊まれるでしょ。一回で八桁いくほどの食事でもカードで払えるんだから。
「そうだ! お前の家にしばらく泊まらせてくれねぇか?」
「アホか! 却下に決まってんでしょ! 一日で食糧が尽きるわ!」
「食材は毎回俺がハントするからさ。それに癒しの森で疲れを吹き飛ばしたいんだ。頼む! テリーとオブも連れて行けるのはそこぐらいしか思いつかねぇんだ!」
両手を合わせて頭を下げられてもな……。まあ、私としてはテリーとオブなら大歓迎。でもトリコ一人を放っておくわけにもいかないし、この世界に存在してもいいって思わせてくれたのもトリコのおかげだからな。
「……わかった」
「ホントか!?」
「ただし、ちゃんと食料は調達して来ること。それと私も一応嫁入り前の女なんだから部屋に立ち入ることは一切禁止! いいね!」
「オウッ! てか、『嫁入り前』とかお前も女らしいとこあるな」
「失敬な! 却下するぞ!」
「ワリィワリィ。……まっ、嫁き遅れても俺がもらってやるし」
「なんか言った?」
「いや、なんでもねぇ。とにかく世話になるな!」
〈ウォン!〉
〈ゴルバァ!〉
いつも一人だから賑やかな生活になりそう。でもそれも悪くないかも。だけど……しばらく食生活が大変だな。
それと一応リンちゃんにも連絡入れておこう。隠したままだとバレたときにあとあと厄介だし、誤解がないようにしっかり『下宿』としてだと伝えなくちゃね。
――夜。ヒールフォレストの私の家にトリコたちは本当に来ることになった。テリーとオブは森の雰囲気に癒されて外で寝転がり、トリコは家の中へ。私はトリコを客間に案内してこの部屋を使うように伝え、さっそく夕食を作ったんだけど……。
「やっぱりこうなるのかー!」
「うまかったー!」
私の家の冷蔵庫は見事にスッカラカン。冷蔵庫とは別の食料庫までもだ。
(地上に戻って調べてみようか)
(ああ)
トリコがサンゴの一部を持って水上に向かうと私も追いかける。
「ただいまー!」
「面白いモン見つけたぞ~!」
〈〈ウォーン/ゴルバァ!〉〉
水面に上がってテリーとオブに伝えて地上に上がった。トリコはリュックからグルメスティックを取り出し、さっそく湖底で見つけたサンゴに当てる。データが浮かび上がって集結した結果は……。
「スウィーツサンゴっていうんだ」
「こいつもうまそうだ。瑞貴、ひと口食うか?」
「いいの?」
「ああ」
トリコからひと摘みのスイーツサンゴをもらって食べると、ポキポキして甘味が口いっぱいに広がってきた。
「おいし~!」
「そうか。よし俺も……うっめー!」
そのあと再び湖に潜り、様々な色のスウィーツサンゴを捕って行った。
続いて来たのは所々にチョコがある大地。この辺りは間欠泉のチョコが出るスポットなんだって。
「フゥ~。この辺りがよさそうだな。瑞貴、少し離れてろ」
「うん」
「3連釘パンチ!!」
ザッバ――ンッ!!
トリコが地面に向けて釘パンチを放つと、その衝撃でチョコの間欠泉が出てきた。
「うっほー! 出たー! 天然チョコの噴水!」
〈ワウッ!〉
「ん? なんかチョコに混じって落ちてきてるけど……」
パラパラと茶色に混じってカラフルな石が落ちてきた。試しに両手を前に出すとそこに石が溜まっていく。よく見ればマーブルチョコだった。
「おっ! 小石みたいなチョコも混じってるぜ」
「あむっ。……うん、おいしい!」
「よーし! たっぷりと汲んでいこう!」
「うん!」
〈ワウッ!〉
〈ゴルバルァ!〉
チョコの噴水も捕って次のターゲットを探しがてら歩いて行く内に、ふと気づいたことがある。
「ねぇトリコ。材料を捕ってその日の内に家ができるわけじゃないでしょ? それまではどうするの?」
「ああ。……まだ考えてなかった」
「オイ」
まあ、トリコならIGOとか豪華なホテルにでも泊まれるでしょ。一回で八桁いくほどの食事でもカードで払えるんだから。
「そうだ! お前の家にしばらく泊まらせてくれねぇか?」
「アホか! 却下に決まってんでしょ! 一日で食糧が尽きるわ!」
「食材は毎回俺がハントするからさ。それに癒しの森で疲れを吹き飛ばしたいんだ。頼む! テリーとオブも連れて行けるのはそこぐらいしか思いつかねぇんだ!」
両手を合わせて頭を下げられてもな……。まあ、私としてはテリーとオブなら大歓迎。でもトリコ一人を放っておくわけにもいかないし、この世界に存在してもいいって思わせてくれたのもトリコのおかげだからな。
「……わかった」
「ホントか!?」
「ただし、ちゃんと食料は調達して来ること。それと私も一応嫁入り前の女なんだから部屋に立ち入ることは一切禁止! いいね!」
「オウッ! てか、『嫁入り前』とかお前も女らしいとこあるな」
「失敬な! 却下するぞ!」
「ワリィワリィ。……まっ、嫁き遅れても俺がもらってやるし」
「なんか言った?」
「いや、なんでもねぇ。とにかく世話になるな!」
〈ウォン!〉
〈ゴルバァ!〉
いつも一人だから賑やかな生活になりそう。でもそれも悪くないかも。だけど……しばらく食生活が大変だな。
それと一応リンちゃんにも連絡入れておこう。隠したままだとバレたときにあとあと厄介だし、誤解がないようにしっかり『下宿』としてだと伝えなくちゃね。
――夜。ヒールフォレストの私の家にトリコたちは本当に来ることになった。テリーとオブは森の雰囲気に癒されて外で寝転がり、トリコは家の中へ。私はトリコを客間に案内してこの部屋を使うように伝え、さっそく夕食を作ったんだけど……。
「やっぱりこうなるのかー!」
「うまかったー!」
私の家の冷蔵庫は見事にスッカラカン。冷蔵庫とは別の食料庫までもだ。