競争! トリコの完治か##NAME1##と小松のスープか!?
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さっそく小皿に移して飲むと、節乃食堂で味わったスープと同じ味がして感動で目尻に涙が浮かんでしまう。
「節乃さんのセンチュリースープに……!」
「やっと追いついた……!」
でも、これがゴールじゃない。むしろ第一段階が成功したのだと私たちは気を引き締める。
「ここからだね、勝負は!」
「はい! スープの仕上げの最後の一品を探し当てましょう!」
☆☆☆☆☆
……数日後の朝、ライフにある癒しの森の花畑にはたくさんのクスリバチがいる。だが捕まえない限りは戦闘態勢なのでサニーとリンは対峙した。
「フライ返し!!」
一度は弾き飛ばしたと思ったものの、次々とクスリバチが現れて来る。
「どんだけ出てくんだ!」
「エンドルフィンスモーク!!」
滑り込みながら発射いたエンドルフィンスモークのおかげで、クスリバチたちの興奮状態は収まり自然と一匹がリンの指に止まった。
「リン、お前にしては美(ツク)しいぞ」
「急いで連れてくし!」
大量のクスリバチを捕獲したサニーとリンは、急いで与作の再生所へと向かった。
――再生所ではトリコは腕を少しずつ再生していくものの一向に苦しむばかりだ。
「ぐうう……っ! ああっ……!」
「師匠……これヤバくないっスか!?」
「もうクスリバチが足んねぇ! なんて激しい副作用だ!」
与作もここまでの回復力に驚いたので準備が間に合わず、用意していたクスリバチすらもあとわずかだった。
「再生のスピードに体が付いていけてねぇ……! 自らのグルメ細胞に負けちまうぞ!」
「――お待たせ!」
「「!」」
リンの声に与作と鉄平が振り向くと二人が捕獲から帰ってきた。袋には大量のクスリバチがいる。
「ワリッ! スゲ時間かかっちまった!」
「トリコ! がんばるし!」
「よーし、でかした! 踏ん張れよ、トリコ! もう少しだぞ!」
「ぐわあぁぁあああ!」
☆☆☆☆☆
……さらに数日が経って瑞貴と小松からあと一歩だということ告げられたティナは、控え室で自撮りをしていた。
「いよいよ、スープの完成まであと一歩に迫りました! しかし最後の一品が見つからず、小松シェフと舞獣姫の疲労と消耗はピークに達しています! 別室に控えている私にもシェフたちの苦悩が伝わってきます!! 果たして、センチュリースープは完制するのでしょうか!?」
〈ユンユンユン! ユンユンユン!〉
ユンの声にティナは顔を向けると、ドアを開けるために届かないドアノブをつかむため懸命にジャンプしていることに気づいた。
「どうしたの?」
〈クルッポー?〉
〈ユユユユン! ユンユンユン!〉
……意思を汲み取ったティナがドアを開けると、彼女が開けてくれたとわかったユンは一度顔を向けて一目散に廊下を走り出した。
「ダメだ……」
「最後の一品がなんなのか、見当もつきません……」
厨房で私たちは小松さんの持つ透明のスープを見て落胆していた。いろんな食材を試しては失敗するの繰り返しで寝不足と疲れが溜まっていた。
ガチャ。
「「!」」
〈ユーン……〉
扉を開く音に顔を向けると、ユンちゃんが顔を半分覗かせてきた。もう何度も見ている光景だしユンちゃんは厨房に入ろうとしないので注意することもなく、小松さんも私も力なく微笑むだけだ。
「ああ、ごめんね。いつも待たせて」
「お腹減ったんだね。まだ完成してないけど、飲んでみる?」
飲みやすいように別の皿に移し、床に敷いた布の上に器を乗せた。入っていいと許可をもらったユンちゃんが嬉しそうにやって来る。
〈ユーン! ユーン!〉
未完成なのにヨダレを垂らしてやって来る姿に、私も小松さんも癒されていた。――あれ? このヨダレって……。
ポチャン……。
「「!」」
ユンちゃんのヨダレを見た瞬間に何かを感じたけど、それが一滴スープに落ちた瞬間――オーロラが出てきた。まるでアイスヘルでセンチュリースープを見つけるため目印にしていたように!
……同時刻、苦しがって目も開けていられなかったトリコが開眼した。
「節乃さんのセンチュリースープに……!」
「やっと追いついた……!」
でも、これがゴールじゃない。むしろ第一段階が成功したのだと私たちは気を引き締める。
「ここからだね、勝負は!」
「はい! スープの仕上げの最後の一品を探し当てましょう!」
☆☆☆☆☆
……数日後の朝、ライフにある癒しの森の花畑にはたくさんのクスリバチがいる。だが捕まえない限りは戦闘態勢なのでサニーとリンは対峙した。
「フライ返し!!」
一度は弾き飛ばしたと思ったものの、次々とクスリバチが現れて来る。
「どんだけ出てくんだ!」
「エンドルフィンスモーク!!」
滑り込みながら発射いたエンドルフィンスモークのおかげで、クスリバチたちの興奮状態は収まり自然と一匹がリンの指に止まった。
「リン、お前にしては美(ツク)しいぞ」
「急いで連れてくし!」
大量のクスリバチを捕獲したサニーとリンは、急いで与作の再生所へと向かった。
――再生所ではトリコは腕を少しずつ再生していくものの一向に苦しむばかりだ。
「ぐうう……っ! ああっ……!」
「師匠……これヤバくないっスか!?」
「もうクスリバチが足んねぇ! なんて激しい副作用だ!」
与作もここまでの回復力に驚いたので準備が間に合わず、用意していたクスリバチすらもあとわずかだった。
「再生のスピードに体が付いていけてねぇ……! 自らのグルメ細胞に負けちまうぞ!」
「――お待たせ!」
「「!」」
リンの声に与作と鉄平が振り向くと二人が捕獲から帰ってきた。袋には大量のクスリバチがいる。
「ワリッ! スゲ時間かかっちまった!」
「トリコ! がんばるし!」
「よーし、でかした! 踏ん張れよ、トリコ! もう少しだぞ!」
「ぐわあぁぁあああ!」
☆☆☆☆☆
……さらに数日が経って瑞貴と小松からあと一歩だということ告げられたティナは、控え室で自撮りをしていた。
「いよいよ、スープの完成まであと一歩に迫りました! しかし最後の一品が見つからず、小松シェフと舞獣姫の疲労と消耗はピークに達しています! 別室に控えている私にもシェフたちの苦悩が伝わってきます!! 果たして、センチュリースープは完制するのでしょうか!?」
〈ユンユンユン! ユンユンユン!〉
ユンの声にティナは顔を向けると、ドアを開けるために届かないドアノブをつかむため懸命にジャンプしていることに気づいた。
「どうしたの?」
〈クルッポー?〉
〈ユユユユン! ユンユンユン!〉
……意思を汲み取ったティナがドアを開けると、彼女が開けてくれたとわかったユンは一度顔を向けて一目散に廊下を走り出した。
「ダメだ……」
「最後の一品がなんなのか、見当もつきません……」
厨房で私たちは小松さんの持つ透明のスープを見て落胆していた。いろんな食材を試しては失敗するの繰り返しで寝不足と疲れが溜まっていた。
ガチャ。
「「!」」
〈ユーン……〉
扉を開く音に顔を向けると、ユンちゃんが顔を半分覗かせてきた。もう何度も見ている光景だしユンちゃんは厨房に入ろうとしないので注意することもなく、小松さんも私も力なく微笑むだけだ。
「ああ、ごめんね。いつも待たせて」
「お腹減ったんだね。まだ完成してないけど、飲んでみる?」
飲みやすいように別の皿に移し、床に敷いた布の上に器を乗せた。入っていいと許可をもらったユンちゃんが嬉しそうにやって来る。
〈ユーン! ユーン!〉
未完成なのにヨダレを垂らしてやって来る姿に、私も小松さんも癒されていた。――あれ? このヨダレって……。
ポチャン……。
「「!」」
ユンちゃんのヨダレを見た瞬間に何かを感じたけど、それが一滴スープに落ちた瞬間――オーロラが出てきた。まるでアイスヘルでセンチュリースープを見つけるため目印にしていたように!
……同時刻、苦しがって目も開けていられなかったトリコが開眼した。