豪快治療! 再生屋・与作登場!
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階段の踊り場で大きな洞窟があり、与作はそこに入って行くとトリコたちもあとに続く。
「よーし、こっちだ。ここがマザーウッドの中……別名・食の宿屋」
「おおっ!」
「多くの再生屋が宿を構える癒しの空間さ」
中はとても広く、中央には炎が燃え盛って家や階段もあり、たくさんの人々がいる。壁を見れば本当に樹の中にいるとわかるだろう。
「へぇ~。結構名の知れた再生屋もいるじゃねぇか」
「彼らに弟子入りを志願する新入りの再生屋も多く集まるぞ。世界中から食の再生依頼が絶えない場所さ」
「おい! 早くしろ、こっちだ!」
周りを見渡すトリコに鉄平が説明をしていたら、別の階段で上へ向かおうとする与作に声をかけられたので追いかける。そして辿り着いたのは一つのドアの前。横には『再生所』という看板と、上には『与作』と名前を木の板で組み合わせたのがあった。
「ここが……!」
「俺の再生所さ」
「『再生所』か……『破壊場所』か……」
「えっ?」
「さあ、入れ」
意味あり気に手を顎に当てた鉄平の言葉に、トリコは気になったが与作がドアを開いたので自然と中へ注目した。
「「「「「!」」」」」
「こ、これは!」
部屋に入ると研究道具だけじゃなく、植物や手当てされている猛獣もいた。
「チャ、チャコ鳥に……モーニングローズ!? スゲェ食材が再生されてるし!」
幻とも言われる捕獲レベル51の鳥獣類・チャコ鳥、美肌や若返りの効果を持つ捕獲レベル5の植物類・モーニングローズ。サニーも初めて見るらしい。しかしトリコには周りにある血飛沫のような跡に一番注目した。
「でもなんだ!? この荒々しい跡は!」
「これは失敗の跡だ」
「「「「「えっ!?」」」」」
「失敗って……!?」
大きな切り株に部下三人を寝かせたマッチをはじめ、与作の言う『失敗』という言葉に驚いた。
「フフッ、リュウちゃんは元気か? グルメマフィアの兄ちゃんよぉ」
「!」
現役バリバリのグルメマフィアのボス・リュウを『ちゃん』付けで呼ぶ与作に、マッチは目を見開いた。
「よーし! お前ら各自の目的はわかった! 簡単なのから……とっとと済ませるぜ!!」
ドンッ!
「ああっ!」
「ただし! 失敗したらごめんな!」
与作がマッチの部下たちが寝ている切り株を思いっきり踏んづけた反動で、斜めになった切り株から三人は宙に飛び上がった。
「気付けショック!!」
与作の強烈なショルダータックルが三人に命中し、衝撃でドクターアロエの包帯が解かれていく。その治療法にトリコたちは目を見開いたが、慣れている鉄平は違った。
「「「「「あっ!」」」」」
(相変わらず荒々しい……――だが、腕は確かだ)
「さっさと起きろ、朝だぜ? マフィアボーイ!」
「プハッ!」
「「「わあっ!」」」
「お前ら!」
ルイを始めシンもラムも息を吹き返した、その姿にマッチは嬉しそうに笑う。
「とっとと傷を癒しな!」
「うわあ!」
次に与作はルイやラムの足をつかんで大きな植物の口の中に入れた。再び驚く治療法にサニーもトリコも声を上げる。
「おおっ!」
「食べられたぞ!?」
「大丈夫。希少種のペリ看護草――人や動物の傷を食べてくれる食傷植物だ。1分ほどで大概の傷なら全快する」
「よーし、こっちだ。ここがマザーウッドの中……別名・食の宿屋」
「おおっ!」
「多くの再生屋が宿を構える癒しの空間さ」
中はとても広く、中央には炎が燃え盛って家や階段もあり、たくさんの人々がいる。壁を見れば本当に樹の中にいるとわかるだろう。
「へぇ~。結構名の知れた再生屋もいるじゃねぇか」
「彼らに弟子入りを志願する新入りの再生屋も多く集まるぞ。世界中から食の再生依頼が絶えない場所さ」
「おい! 早くしろ、こっちだ!」
周りを見渡すトリコに鉄平が説明をしていたら、別の階段で上へ向かおうとする与作に声をかけられたので追いかける。そして辿り着いたのは一つのドアの前。横には『再生所』という看板と、上には『与作』と名前を木の板で組み合わせたのがあった。
「ここが……!」
「俺の再生所さ」
「『再生所』か……『破壊場所』か……」
「えっ?」
「さあ、入れ」
意味あり気に手を顎に当てた鉄平の言葉に、トリコは気になったが与作がドアを開いたので自然と中へ注目した。
「「「「「!」」」」」
「こ、これは!」
部屋に入ると研究道具だけじゃなく、植物や手当てされている猛獣もいた。
「チャ、チャコ鳥に……モーニングローズ!? スゲェ食材が再生されてるし!」
幻とも言われる捕獲レベル51の鳥獣類・チャコ鳥、美肌や若返りの効果を持つ捕獲レベル5の植物類・モーニングローズ。サニーも初めて見るらしい。しかしトリコには周りにある血飛沫のような跡に一番注目した。
「でもなんだ!? この荒々しい跡は!」
「これは失敗の跡だ」
「「「「「えっ!?」」」」」
「失敗って……!?」
大きな切り株に部下三人を寝かせたマッチをはじめ、与作の言う『失敗』という言葉に驚いた。
「フフッ、リュウちゃんは元気か? グルメマフィアの兄ちゃんよぉ」
「!」
現役バリバリのグルメマフィアのボス・リュウを『ちゃん』付けで呼ぶ与作に、マッチは目を見開いた。
「よーし! お前ら各自の目的はわかった! 簡単なのから……とっとと済ませるぜ!!」
ドンッ!
「ああっ!」
「ただし! 失敗したらごめんな!」
与作がマッチの部下たちが寝ている切り株を思いっきり踏んづけた反動で、斜めになった切り株から三人は宙に飛び上がった。
「気付けショック!!」
与作の強烈なショルダータックルが三人に命中し、衝撃でドクターアロエの包帯が解かれていく。その治療法にトリコたちは目を見開いたが、慣れている鉄平は違った。
「「「「「あっ!」」」」」
(相変わらず荒々しい……――だが、腕は確かだ)
「さっさと起きろ、朝だぜ? マフィアボーイ!」
「プハッ!」
「「「わあっ!」」」
「お前ら!」
ルイを始めシンもラムも息を吹き返した、その姿にマッチは嬉しそうに笑う。
「とっとと傷を癒しな!」
「うわあ!」
次に与作はルイやラムの足をつかんで大きな植物の口の中に入れた。再び驚く治療法にサニーもトリコも声を上げる。
「おおっ!」
「食べられたぞ!?」
「大丈夫。希少種のペリ看護草――人や動物の傷を食べてくれる食傷植物だ。1分ほどで大概の傷なら全快する」