さらばアイスヘル! セツ婆の秘めた力!
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そのうしろ姿を見ながらアルファロはマントの中にある皿を取り出そうとしたので、バリーガモンもボギーウッズも気づいてギョッと目を見開いた。すると……。
「仕舞いなさい……!」
「!」
節乃が鋭い声と共に威圧とも言えるオーラを出して爆風が吹き荒れると、アルファロのマントが舞って八つの手にある皿が全て粉々に割れた。
「アルファロ様……!」
「フフフフッ。なんだ、ちっともなまっていないじゃないですか。行きましょう、相手が悪い」
「アルファロ様!」
「トミーを連れて帰りますよ。あのばあさんがこのスープを欲しがったら、とても守りきれない。急ぎましょう」
「「はい!」」
☆☆☆☆☆
隠し洞窟ということだけあって、この道は私たちが辿っていた道より遥かに安全なルートだった。欲を言えば猛獣がいないから食料調達ができないってことかな。
〈ユユユユン!〉
「えっ?」
「見て!」
突然ユンちゃんが声を上げたので小松さんが顔を向け、私は奥を指差したら光が見えてきた。小松さんもみんなな知らせる。
「ああっ! みなさん、先のほうが明るくなってます!」
「海の匂い……出口か!」
「オウよ! あれこそが俺様の発見した、あ…隠し洞窟の、あ…出口――」
「「「「「わああぁぁあああ!!」」」」」
「だからお前ら! 俺の話を聞け!」
歌舞伎風に言うゾンゲには悪いけど、私たちは出口を見つけることで喜びながら一目散に走って行った。――そしてついに洞窟を出ると周りは海で空からは太陽の光が差し込んでいる。
「「「「「外だ――っ!!」」」」」
無事に出ることができて私たちは大喜びだ。あの寒い大地を通ることなく海まで来ることがでかた!
「ほら、だから言っただろ! 外に繋がってるって!」
「おい、ちょっと待て! 船がねぇじゃねぇか!」
「何っ!?」
「ンだゴラッ!?」
マッチさんのひと言でトリコは驚いて共にゾンゲを疑いの眼差しで見る。だけど原因は彼じゃない。
「や、やっぱり……」
「おい……!」
「イッ!?」
心当たりがあるので小松さんは青ざめ、私は拳を作って眉をしかめながら、冷や汗を流す鉄平を見る。ゾンゲはあからさまに冤罪になりかけているので、鉄平は苦笑しながら話し始めた。
「み、みんな。実は……」
「「「「「えっ?」」」」」
そう、鉄平はカーネル会長から支給されたライタースーツに盗聴器があることを知り、小松さんと私にセンチュリースープがないことを言わないように口止めした。だけど……。
『ったく。危うくスープがねぇのがバレるとこだったぜ』
スープがないことを口に出そうとしたゾンゲをノッキングまでして止めたのに、鉄平自らが口を滑らせたのだ。
「恐らく、あのときの俺たちの声を盗聴して、カーネルは……」
「帰っちまったのかよ!?」
「たぶんね」
「あのジジイ!」
トリコもマッチさんも真相を聞いて驚き、カーネル会長に悪態を吐いた。
「でもまさか、本当に僕たちを置いて行っちゃうなんて……」
「そりゃあ、私たちはあくまで雇われた者たち。カーネル会長にとってはどうでもいい存在なんでしょ」
「ってことは、俺たち帰れねぇってことか!?」
「泳いで帰るしかないな。――バタフライで」
「ムリよ!」
「てか、バタフライってなんだよ!」
重傷人もいるし、そもそも港までどんだけの距離があると思ってんだ!
「仕舞いなさい……!」
「!」
節乃が鋭い声と共に威圧とも言えるオーラを出して爆風が吹き荒れると、アルファロのマントが舞って八つの手にある皿が全て粉々に割れた。
「アルファロ様……!」
「フフフフッ。なんだ、ちっともなまっていないじゃないですか。行きましょう、相手が悪い」
「アルファロ様!」
「トミーを連れて帰りますよ。あのばあさんがこのスープを欲しがったら、とても守りきれない。急ぎましょう」
「「はい!」」
☆☆☆☆☆
隠し洞窟ということだけあって、この道は私たちが辿っていた道より遥かに安全なルートだった。欲を言えば猛獣がいないから食料調達ができないってことかな。
〈ユユユユン!〉
「えっ?」
「見て!」
突然ユンちゃんが声を上げたので小松さんが顔を向け、私は奥を指差したら光が見えてきた。小松さんもみんなな知らせる。
「ああっ! みなさん、先のほうが明るくなってます!」
「海の匂い……出口か!」
「オウよ! あれこそが俺様の発見した、あ…隠し洞窟の、あ…出口――」
「「「「「わああぁぁあああ!!」」」」」
「だからお前ら! 俺の話を聞け!」
歌舞伎風に言うゾンゲには悪いけど、私たちは出口を見つけることで喜びながら一目散に走って行った。――そしてついに洞窟を出ると周りは海で空からは太陽の光が差し込んでいる。
「「「「「外だ――っ!!」」」」」
無事に出ることができて私たちは大喜びだ。あの寒い大地を通ることなく海まで来ることがでかた!
「ほら、だから言っただろ! 外に繋がってるって!」
「おい、ちょっと待て! 船がねぇじゃねぇか!」
「何っ!?」
「ンだゴラッ!?」
マッチさんのひと言でトリコは驚いて共にゾンゲを疑いの眼差しで見る。だけど原因は彼じゃない。
「や、やっぱり……」
「おい……!」
「イッ!?」
心当たりがあるので小松さんは青ざめ、私は拳を作って眉をしかめながら、冷や汗を流す鉄平を見る。ゾンゲはあからさまに冤罪になりかけているので、鉄平は苦笑しながら話し始めた。
「み、みんな。実は……」
「「「「「えっ?」」」」」
そう、鉄平はカーネル会長から支給されたライタースーツに盗聴器があることを知り、小松さんと私にセンチュリースープがないことを言わないように口止めした。だけど……。
『ったく。危うくスープがねぇのがバレるとこだったぜ』
スープがないことを口に出そうとしたゾンゲをノッキングまでして止めたのに、鉄平自らが口を滑らせたのだ。
「恐らく、あのときの俺たちの声を盗聴して、カーネルは……」
「帰っちまったのかよ!?」
「たぶんね」
「あのジジイ!」
トリコもマッチさんも真相を聞いて驚き、カーネル会長に悪態を吐いた。
「でもまさか、本当に僕たちを置いて行っちゃうなんて……」
「そりゃあ、私たちはあくまで雇われた者たち。カーネル会長にとってはどうでもいい存在なんでしょ」
「ってことは、俺たち帰れねぇってことか!?」
「泳いで帰るしかないな。――バタフライで」
「ムリよ!」
「てか、バタフライってなんだよ!」
重傷人もいるし、そもそも港までどんだけの距離があると思ってんだ!