驚異の力! 謎の龍と再生屋鉄平参戦!
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……一方、小型GTロボに襲われて気を失っている小松にティナとユンが必死に声をかける。
「小松くん! 小松く! 小松くん!」
〈ユーン! ユーン!〉
「あ……ああっ……」
目を覚ました小松はすぐに体を起き上がる。その様子にティナたちはホッとした。
「ハァ……ハァ……」
「小松くん!」
「おい……」
「みなさん……!」
「ああ……よ…かった…ぜ……」
ノッキングされながらも小松の無事に安堵したゾンゲたち。たが、小松は先ほどまで見たオーロラを――センチュリースープのことを思い出した。
「そうだ! スープは!?」
すぐに小松はセンチュリースープの存在を確認するが――そこはグルメショーウィンドーの真下と同じく、センチュリースープどころかオーロラすらもなかった。小型GTロボが全て持って行ったからである。
「あっ……」
「小松くん……」
『頼んだぞ』
『小松さん、あとはお願い!』
「ウウッ……! 僕は…僕は……!」
トリコと瑞貴から託されたスープ捕獲を成し遂げられなかったことに、小松は涙を流した。
「――小松!」
「――小松さん!」
「!」
……声が聞こえて小松は顔を上げると、トリコと瑞貴とマッチと鉄平が重傷人を一人ずつ抱えて到着した。
「遅くなったな、小松!」
「無事でよかった!」
小松さんたちの姿を確認して私たちはホッとするけど、小松さんは涙を流していた。それは嬉し涙に混ざって違う涙があるのだと雰囲気で気づく。
「トリコさん…瑞貴さん……! 僕…僕は……スープを守れませんでした――っ!!」
それはセンチュリースープ捕獲失敗したという悲しみと悔しさだったと、その叫びでわかった。