驚異の力! 謎の龍と再生屋鉄平参戦!
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〈キュアァァアアア!〉
〈ドリュアァァアアア!〉
するとヘルボロスとパラサイトエンペラーがお互いを認知し、両者共に襲いかかる。今まで相手していた鉄平も無視するくらいだ。
「おいおい!」
〈相手する手間が省けたな。我と戦おうとしないのは賢明な判断と言えるだろう〉
「お前、どんだけ強いの!?」
〈あいつらを一瞬で凍らせることも水に沈めることもできる。お前自身で体験してみるか?〉
「結構です!」
パラサイトエンペラーがハサミでヘルボロスの首を一つ切り落としても、ヘルボロスはそこから首を生やす。続いてヘルボロスが複数の口を使ってパラサイトエンペラーの足やハサミで噛みつく。
振りほどこうとしたがムリだったため、羽根を広げたパラサイトエンペラーはヘルボロスごと持ち上げて飛んだ。
「大陸のボスに躊躇なく向かっていくとは、スゲー虫だな。片やヘルボロスも百年間何も食ってないから、奴をエサとしか思ってない」
〈あいつら、出て行くぞ〉
「あっちゃー」
ヘルボロスを持ち上げたまま飛んだパラサイトエンペラーは氷の壁に激突し、そのまま奥へと行ってしまった。
〈これでこの場にいた敵はいなくなったな。このペンギン共は我が葬るとしよう〉
青龍が口を開くと氷の息が出て、ユンの親であるウォールペンギンの夫婦が包まれると氷の墓ができた。
「見かけによらず優しいんだね」
〈姫がずっと気にしていたからだ。――して再生屋、この男をどうにかできるか〉
「んー……」
「――再生屋」
「ん?」
青龍と鉄平がトリコに顔を向けていると、マッチが声をかけて来た。
「俺はグルメマフィア……違法な食材の取引や捕獲を散々してきた。お前に捕まる覚悟はできている。だが、頼みがある。――これからスープを取りに行く俺を、見逃してくれないか?」
竜王を肩に構えるマッチの瞳は言葉通り覚悟している。だがその前に、やるべきことを済ませたいのだ。
「できればそのあと、こいつらを埋葬してやりてぇ……。ショーウィンドーを墓標にしてやるんだ」
鉄平が顔を向けた先にはバリーガモンとの戦いで倒れたシンとラムとルイ。ずっとそのままでいたせいか一部が凍っている。
「動けるのは俺だけだからな。それまで、目をつぶっててもらうぜ」
センチュリースープを手に入れるため、部下たちを埋葬するため、マッチは凍った左足に向けて竜王を振り下ろそうとすると――。
〈ドリュアァァアアア!〉
するとヘルボロスとパラサイトエンペラーがお互いを認知し、両者共に襲いかかる。今まで相手していた鉄平も無視するくらいだ。
「おいおい!」
〈相手する手間が省けたな。我と戦おうとしないのは賢明な判断と言えるだろう〉
「お前、どんだけ強いの!?」
〈あいつらを一瞬で凍らせることも水に沈めることもできる。お前自身で体験してみるか?〉
「結構です!」
パラサイトエンペラーがハサミでヘルボロスの首を一つ切り落としても、ヘルボロスはそこから首を生やす。続いてヘルボロスが複数の口を使ってパラサイトエンペラーの足やハサミで噛みつく。
振りほどこうとしたがムリだったため、羽根を広げたパラサイトエンペラーはヘルボロスごと持ち上げて飛んだ。
「大陸のボスに躊躇なく向かっていくとは、スゲー虫だな。片やヘルボロスも百年間何も食ってないから、奴をエサとしか思ってない」
〈あいつら、出て行くぞ〉
「あっちゃー」
ヘルボロスを持ち上げたまま飛んだパラサイトエンペラーは氷の壁に激突し、そのまま奥へと行ってしまった。
〈これでこの場にいた敵はいなくなったな。このペンギン共は我が葬るとしよう〉
青龍が口を開くと氷の息が出て、ユンの親であるウォールペンギンの夫婦が包まれると氷の墓ができた。
「見かけによらず優しいんだね」
〈姫がずっと気にしていたからだ。――して再生屋、この男をどうにかできるか〉
「んー……」
「――再生屋」
「ん?」
青龍と鉄平がトリコに顔を向けていると、マッチが声をかけて来た。
「俺はグルメマフィア……違法な食材の取引や捕獲を散々してきた。お前に捕まる覚悟はできている。だが、頼みがある。――これからスープを取りに行く俺を、見逃してくれないか?」
竜王を肩に構えるマッチの瞳は言葉通り覚悟している。だがその前に、やるべきことを済ませたいのだ。
「できればそのあと、こいつらを埋葬してやりてぇ……。ショーウィンドーを墓標にしてやるんだ」
鉄平が顔を向けた先にはバリーガモンとの戦いで倒れたシンとラムとルイ。ずっとそのままでいたせいか一部が凍っている。
「動けるのは俺だけだからな。それまで、目をつぶっててもらうぜ」
センチュリースープを手に入れるため、部下たちを埋葬するため、マッチは凍った左足に向けて竜王を振り下ろそうとすると――。