驚異の力! 謎の龍と再生屋鉄平参戦!
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「フゥ……。氷点下の息に、氷のガス、蜘蛛の糸のサソリの毒まで出すか! 危険な生物だな……」
〈よほど強い昆虫獣類を交配したようだな〉
「そうだな……――って! お前も手伝えよ!」
〈バカを言うな。もともと我は姫以外などどうでもいい。それに『この場は任せろ』と言ったのはお前だぞ? みすみすマフィアに攻撃を受けさせおって〉
「うっせー!」
淡々と話す青龍に鉄平は怒りを覚えた。確かにそう言ったがここは臨機応変に手助けしてほしいと心から思う。
「今の内だ、バリー! スープを取りに行くぞ! てか、ここにいたら巻き添えをくっちまう!」
♪ポルルル、ポルルル♪
「待て、ボギー! ユーから連絡が来た!」
いつかのグリンパーチのような奇妙な音がする毛綿をバリーガモンが出すと、連絡内容に笑みを浮かべた。
「へっ、なるほどな。おいボギー、もうこの場所にいる必要はねぇぞ」
それは小型GTロボを操るユーからの連絡だった。彼は小松を攻撃したあとセンチュリースープを入手したのだ。倒れた小松のそばには一緒にいたユンと、回り道をしたティナとクルッポーとゾンゲを担いだ白川と坂巻がいた。
「よし、スープが手に入った! 一刻も早くここから脱出だ!」
「おいお前ら! 今外に出ないほうがいいぞ。むしろここにいたほうがいい」
「ケッ! バカが! てめぇとパラサイトエンペラーの戦いに巻き込まれてたまるかよ! 妙な龍もいやがるしな? あいにくこっちはもう目的は果たした!」
「ハハハッ! 任務完了だ! あばよ!」
ボギーウッズとバリーガモンは鉄平の忠告も聞かず、出口に向かって一目散に走り出した。そのうしろ姿をマッチは睨む。
「あいつら、ノッキングされた仲間を置いて……!」
〈トミーロッドとやらはあいつらが心配するのもおこがましいほどの生命力の持ち主だ。それを熟知している。――しかし、外の気配に気づかぬほどの小物とはな〉
「なんだ、お前は気づいていたのか」
〈『アレ』からは生命力は感じても空腹が強く感じられる。お前の仕業だろう〉
「バレた?」
ボギーウッズとバリーガモンが出て行った先には、氷漬けにされていたはずの捕獲レベル72の爬虫獣類・ヘルボロスが動いていた。その圧倒的な大きさに二人は逃げるが、ヘルボロスに食べられてしまったのだ。
そして青龍たちがいるこの場の氷の壁を壊し、ヘルボロスが現れる。
「来たな、アイスヘルの支配者・ヘルボロス! 百年ぶりの空気はうまいかい?」
「こ、こいつは……!?」
「もともとこの大陸の頂点に立つ猛獣。俺が再生させた」
ヘルボロスを凍らせた氷に触れたとき、鉄平はすでに再生の作業をしていたのだ。
「世界のあちこちでノッキングされたままの生物を解放させるのも俺の役目だ。にしても、こんな怪物再生させると、やっぱり面倒なことになぁ。――っ!」
鉄平が背後を振り返るっ、パラサイトエンペラーが妙な液体を出しながらハサミを振り回す。
「こ、こいつ、もう脱皮しやがった! なんて成長のスピードだ!」
〈ドリュアァァアアア!〉
パラサイトエンペラーの足元には脱皮した皮がある。大きな体とはいえ産まれたばかりだ。脱皮と同時に成長スピードも上がっている。
〈よほど強い昆虫獣類を交配したようだな〉
「そうだな……――って! お前も手伝えよ!」
〈バカを言うな。もともと我は姫以外などどうでもいい。それに『この場は任せろ』と言ったのはお前だぞ? みすみすマフィアに攻撃を受けさせおって〉
「うっせー!」
淡々と話す青龍に鉄平は怒りを覚えた。確かにそう言ったがここは臨機応変に手助けしてほしいと心から思う。
「今の内だ、バリー! スープを取りに行くぞ! てか、ここにいたら巻き添えをくっちまう!」
♪ポルルル、ポルルル♪
「待て、ボギー! ユーから連絡が来た!」
いつかのグリンパーチのような奇妙な音がする毛綿をバリーガモンが出すと、連絡内容に笑みを浮かべた。
「へっ、なるほどな。おいボギー、もうこの場所にいる必要はねぇぞ」
それは小型GTロボを操るユーからの連絡だった。彼は小松を攻撃したあとセンチュリースープを入手したのだ。倒れた小松のそばには一緒にいたユンと、回り道をしたティナとクルッポーとゾンゲを担いだ白川と坂巻がいた。
「よし、スープが手に入った! 一刻も早くここから脱出だ!」
「おいお前ら! 今外に出ないほうがいいぞ。むしろここにいたほうがいい」
「ケッ! バカが! てめぇとパラサイトエンペラーの戦いに巻き込まれてたまるかよ! 妙な龍もいやがるしな? あいにくこっちはもう目的は果たした!」
「ハハハッ! 任務完了だ! あばよ!」
ボギーウッズとバリーガモンは鉄平の忠告も聞かず、出口に向かって一目散に走り出した。そのうしろ姿をマッチは睨む。
「あいつら、ノッキングされた仲間を置いて……!」
〈トミーロッドとやらはあいつらが心配するのもおこがましいほどの生命力の持ち主だ。それを熟知している。――しかし、外の気配に気づかぬほどの小物とはな〉
「なんだ、お前は気づいていたのか」
〈『アレ』からは生命力は感じても空腹が強く感じられる。お前の仕業だろう〉
「バレた?」
ボギーウッズとバリーガモンが出て行った先には、氷漬けにされていたはずの捕獲レベル72の爬虫獣類・ヘルボロスが動いていた。その圧倒的な大きさに二人は逃げるが、ヘルボロスに食べられてしまったのだ。
そして青龍たちがいるこの場の氷の壁を壊し、ヘルボロスが現れる。
「来たな、アイスヘルの支配者・ヘルボロス! 百年ぶりの空気はうまいかい?」
「こ、こいつは……!?」
「もともとこの大陸の頂点に立つ猛獣。俺が再生させた」
ヘルボロスを凍らせた氷に触れたとき、鉄平はすでに再生の作業をしていたのだ。
「世界のあちこちでノッキングされたままの生物を解放させるのも俺の役目だ。にしても、こんな怪物再生させると、やっぱり面倒なことになぁ。――っ!」
鉄平が背後を振り返るっ、パラサイトエンペラーが妙な液体を出しながらハサミを振り回す。
「こ、こいつ、もう脱皮しやがった! なんて成長のスピードだ!」
〈ドリュアァァアアア!〉
パラサイトエンペラーの足元には脱皮した皮がある。大きな体とはいえ産まれたばかりだ。脱皮と同時に成長スピードも上がっている。