驚異の力! 謎の龍と再生屋鉄平参戦!
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「う…動きが止まる……バカな……! この…この僕が…ノッキングされる…だと……!? 仕方ねぇ……こ…こうなったら……!」
「!」
するとトミーロッドは足を踏ん張って体内から昆虫を出そうとしていた。しかしそれは今までと違い、トリコたちが顔を見るだけで怯むほどの昆虫だ。
「まさか!」
「なんだ!?」
バリーガモンたちは嫌な予感がし、マッチも驚く中、トミーロッドは産みながら力尽きていくように痩せていく。
「こいつは…できれば産みたくなかったが……。あまりにも凶暴…なんだって食い尽くす悪魔……!」
現れたのは巨大な昆虫――捕獲レベル81の混合獣類・パラサイトエンペラーだ。鉄平も見たことがないらしく目を見開く。
「な、なんだこいつは!?」
「う、産み出しちまった!」
「数十種の凶暴な寄生昆虫を交配してできた、雑種の卵! トミー様が体内でずっと温め続けた混合獣類!」
〈相も変わらず、この世界の人間は面白いことをするな。こんなモノをあの細い体で産めるとは〉
バリーガモンもボギーウッズもパラサイトエンペラーの存在に恐れていた。青龍はマイペースに感想を述べてやせ細って白髪になったトミーロッドに顔を向ける。
「ったく……。僕の体力を…ほとんど持って行きやがって…問題児が……。存分に…暴れな……」
「!」
〈死んでない。この虫を出すために体力を使って気を失っただけだ。再生屋よ、お前はこいつをどう相手する?〉
倒れたトミーロッドに驚く鉄平に向けて青龍が言うと、次いで二人はパラサイトエンペラーに顔を向ける。トミーロッドが手を焼くほどの昆虫なのだ。今までと一筋縄ではいかないだろう。
〈ドリュアァァアアア!〉
パラサイトエンペラーの本体である芋虫が攻撃とも思える息ん吐く。軌道方向にいたマッチはジャンプよけたが、息が壁に当たった余波で左足が地面と共に凍ってしまった。壁には氷の山ができている。
「氷点下の息を吐いた!? どんな生物だよ!?」
次にパラサイトエンペラーは象のような鼻から息を鉄平に向かって吐く。鉄平は高くジャンプしてよけたが当たった場所は爆発が起き、マトモに受けていたら危なかっただろう。
ジャンプする鉄平にパラサイトエンペラーは多くのハサミで次々と攻撃していく。なんとかよけていく鉄平だが、その内の一閃がジャージに当たって少し破れてしまった。
〈ドリュアア!〉
「っ!?」
パラサイトエンペラーの芋虫が腹から糸を出すと鉄平の足に絡み付き、自分の体にある毒針に向けて引っ張る。
それに気づいた鉄平は右手の手袋を取ると、親指が尋常ではないほど伸びている。それで糸を切り、パラサイトエンペラーの攻撃から逃れることに成功した。
「!」
するとトミーロッドは足を踏ん張って体内から昆虫を出そうとしていた。しかしそれは今までと違い、トリコたちが顔を見るだけで怯むほどの昆虫だ。
「まさか!」
「なんだ!?」
バリーガモンたちは嫌な予感がし、マッチも驚く中、トミーロッドは産みながら力尽きていくように痩せていく。
「こいつは…できれば産みたくなかったが……。あまりにも凶暴…なんだって食い尽くす悪魔……!」
現れたのは巨大な昆虫――捕獲レベル81の混合獣類・パラサイトエンペラーだ。鉄平も見たことがないらしく目を見開く。
「な、なんだこいつは!?」
「う、産み出しちまった!」
「数十種の凶暴な寄生昆虫を交配してできた、雑種の卵! トミー様が体内でずっと温め続けた混合獣類!」
〈相も変わらず、この世界の人間は面白いことをするな。こんなモノをあの細い体で産めるとは〉
バリーガモンもボギーウッズもパラサイトエンペラーの存在に恐れていた。青龍はマイペースに感想を述べてやせ細って白髪になったトミーロッドに顔を向ける。
「ったく……。僕の体力を…ほとんど持って行きやがって…問題児が……。存分に…暴れな……」
「!」
〈死んでない。この虫を出すために体力を使って気を失っただけだ。再生屋よ、お前はこいつをどう相手する?〉
倒れたトミーロッドに驚く鉄平に向けて青龍が言うと、次いで二人はパラサイトエンペラーに顔を向ける。トミーロッドが手を焼くほどの昆虫なのだ。今までと一筋縄ではいかないだろう。
〈ドリュアァァアアア!〉
パラサイトエンペラーの本体である芋虫が攻撃とも思える息ん吐く。軌道方向にいたマッチはジャンプよけたが、息が壁に当たった余波で左足が地面と共に凍ってしまった。壁には氷の山ができている。
「氷点下の息を吐いた!? どんな生物だよ!?」
次にパラサイトエンペラーは象のような鼻から息を鉄平に向かって吐く。鉄平は高くジャンプしてよけたが当たった場所は爆発が起き、マトモに受けていたら危なかっただろう。
ジャンプする鉄平にパラサイトエンペラーは多くのハサミで次々と攻撃していく。なんとかよけていく鉄平だが、その内の一閃がジャージに当たって少し破れてしまった。
〈ドリュアア!〉
「っ!?」
パラサイトエンペラーの芋虫が腹から糸を出すと鉄平の足に絡み付き、自分の体にある毒針に向けて引っ張る。
それに気づいた鉄平は右手の手袋を取ると、親指が尋常ではないほど伸びている。それで糸を切り、パラサイトエンペラーの攻撃から逃れることに成功した。