驚異の力! 謎の龍と再生屋鉄平参戦!
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「再生屋がいったいなんの用だ……誰かに僕らを捕らえる依頼をされたかぁ!?」
「確かに、食材の違法な取引や捕獲をする連中を検挙するのが俺の仕事だ。だが、今回お前らに用はねぇ」
「ぐぅ……!」
「ただし! 邪魔すんなら――捕らえたっていいんだぜ? 美食會副料理長・トミーロッド!」
「ああん!?」
真っ直ぐ見る鉄平にトミーロッドは顔をしかめて冷や汗を流していく。トリコを前にはそこまでならなかったのに鉄平は違うということは、彼の実力がそれほど強いということだろう。
「マズい! 冷静じゃない!」
「鉄平は、あの『ノッキングマスター・次郎』の血を引く男。再生屋でも屈指の実力者だ!」
「副料理長!」
「上等だ――っ!! コラアァァアアア!!」
ボギーウッズとバリーガモンが焦る中、トミーロッドは完全に冷静さを失って鉄平を襲いかかる。
「誰を捕らえるってぇ!?」
〈捕らえるなど生ぬるい。この美食會とやらはこの場で始末する〉
「おいおい、ムダな殺生はやめてくれよ。それにお嬢ちゃんの願いはトリコたちを守ることだろ。他の奴らは俺がなんとかするからトリコを頼む。この場は俺に任せてくれ」
青龍を制した鉄平は拳を振り上げるトミーロッドを前に構える。
(よいのですか、青龍? あの再生屋とやらに任せて)
(朱雀か。確かにあの男の言う通り、姫の願いは『トリコたちを守る』ことだ。『障害を排除する』というのは我らの願いにしか過ぎない。それに……)
青龍は自分の足に付けてあるブレスレットを見る。まるで呼応するかのように光っていた。
(我らが姫を通して外界が見えるように、姫も我らを通して眠る中で少しながらも外界を感知している。どうやら姫自身も望んでいるようだ。玄武の守護結界が切れ、再生屋が有利の状況にいる今、我らがやるべきことは別にある)
精神で朱雀と通信した青龍はトリコの隣に向かった。万が一の衝撃に備えてトリコを守るために。
「インパクトノッキング・ミディアム!!」
トミーロッドの腹に打ち込んだ鉄平の拳がノッキングとなる。だがトミーロッドは動きにくい体の中でも構えを解かない。
「あ? 神経の節(フシ)が大いな……昆虫の神経節か」
「てええぇぇええい!」
「もっと深く体の中まで届け! ウェルダン!!」
「トミー様!」
「副料理長!」
拳をかわした鉄平は次々とトミーロッドに攻撃する。その動きにはムダがなく、一挙一動の攻撃が確実に命中していた。
「お前が手負いじゃなけりゃ、ノッキングという選択の余裕はなかったがな。――にしても、美食會副料理長・トミーロッドをここまで追い詰めるとは……トリコ、スゲー奴だな」
最初のインパクトノッキングと違い、今度の攻撃は確実にトミーロッドの動きを止めていく。
「確かに、食材の違法な取引や捕獲をする連中を検挙するのが俺の仕事だ。だが、今回お前らに用はねぇ」
「ぐぅ……!」
「ただし! 邪魔すんなら――捕らえたっていいんだぜ? 美食會副料理長・トミーロッド!」
「ああん!?」
真っ直ぐ見る鉄平にトミーロッドは顔をしかめて冷や汗を流していく。トリコを前にはそこまでならなかったのに鉄平は違うということは、彼の実力がそれほど強いということだろう。
「マズい! 冷静じゃない!」
「鉄平は、あの『ノッキングマスター・次郎』の血を引く男。再生屋でも屈指の実力者だ!」
「副料理長!」
「上等だ――っ!! コラアァァアアア!!」
ボギーウッズとバリーガモンが焦る中、トミーロッドは完全に冷静さを失って鉄平を襲いかかる。
「誰を捕らえるってぇ!?」
〈捕らえるなど生ぬるい。この美食會とやらはこの場で始末する〉
「おいおい、ムダな殺生はやめてくれよ。それにお嬢ちゃんの願いはトリコたちを守ることだろ。他の奴らは俺がなんとかするからトリコを頼む。この場は俺に任せてくれ」
青龍を制した鉄平は拳を振り上げるトミーロッドを前に構える。
(よいのですか、青龍? あの再生屋とやらに任せて)
(朱雀か。確かにあの男の言う通り、姫の願いは『トリコたちを守る』ことだ。『障害を排除する』というのは我らの願いにしか過ぎない。それに……)
青龍は自分の足に付けてあるブレスレットを見る。まるで呼応するかのように光っていた。
(我らが姫を通して外界が見えるように、姫も我らを通して眠る中で少しながらも外界を感知している。どうやら姫自身も望んでいるようだ。玄武の守護結界が切れ、再生屋が有利の状況にいる今、我らがやるべきことは別にある)
精神で朱雀と通信した青龍はトリコの隣に向かった。万が一の衝撃に備えてトリコを守るために。
「インパクトノッキング・ミディアム!!」
トミーロッドの腹に打ち込んだ鉄平の拳がノッキングとなる。だがトミーロッドは動きにくい体の中でも構えを解かない。
「あ? 神経の節(フシ)が大いな……昆虫の神経節か」
「てええぇぇええい!」
「もっと深く体の中まで届け! ウェルダン!!」
「トミー様!」
「副料理長!」
拳をかわした鉄平は次々とトミーロッドに攻撃する。その動きにはムダがなく、一挙一動の攻撃が確実に命中していた。
「お前が手負いじゃなけりゃ、ノッキングという選択の余裕はなかったがな。――にしても、美食會副料理長・トミーロッドをここまで追い詰めるとは……トリコ、スゲー奴だな」
最初のインパクトノッキングと違い、今度の攻撃は確実にトミーロッドの動きを止めていく。