絶体絶命都市! トミーロッド、本気モード炸裂!
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……百年に一度、姿を現すという伝説のセンチュリースープが眠る氷山。センチュリースープを巡って、トリコと美食會副料理長・トミーロッドとの戦いは続く。
その頃、トリコにスープ捕獲を託された瑞貴と小松はわずかだがスープが残っていることを知る。さらにスープを狙い密かに動く小型GTロボ。スープ争奪戦は加熱する。
トリコとトミーロッドの死闘、トリコは絶体絶命のピンチに陥る。しかし、トリコは昆虫が嫌うフィトンチッドを発生、トミーロッドが産み出した昆虫獣類を追い払った。――いよいよ、トリコとトミーロッドの最終決戦が始まる!
☆☆☆☆☆
「うおおぉぉおおお……はああぁぁあああ!!」
……トリコは両手を拳にすると筋肉を膨れ上げ、立っている場所から周りへ影響するほどの気迫を出した。
「ここからだ。野生の……本当の俺の狩りを――戦いを見せてやろう!」
「虫共に殺されていれば、まだ楽に死ねたものを……!」
お互い一歩一歩と近づいていく。目の前に対峙しただけでも充分なオーラを発していた。離れて様子を見守るマッチにも全身に伝わって瞳を揺らしている。
「トリコ……!」
牙をさらに剥き出すトミーロッド、筋肉を膨れ上げるトリコ――二人の戦いが始まる。
トミーロッドは牙で攻撃し、トリコは次々手刀を繰り出すが、トミーロッドは虫のように素早く動いて当たらせてくれない。逆にトミーロッドの攻撃がわずかにトリコに当たってしまった。
(速い……! そしてあの鋭い牙! 今までずっと隠していたのは虫を産むとき邪魔になるからか!)
「次元が違い過ぎる……俺には、付いて行けねぇ……!」
トリコとトミーロッドの戦いは、マッチがバリーガモンと戦ったときと比べ物にならない。それほど二人の強さは超人の域に達しているのだ。
「フッフッフッ……フハハハハッ!」
トミーロッドは羽根を広げて素早いスピードで、まるでいつかのルパンダのように分身したかのように動いてトリコに襲い掛かる。
「フライングフォーク!!」
トリコのフライングフォークで残像は消えていくが、本体のトミーロッドは次々かわしてトリコに攻撃した。
(あのクワガタより速ぇ! 動きを止めねぇと……!)
背を向けて上空に飛ぶトミーロッドをめがけて、トリコは次の攻撃を仕掛ける。
「フライングナイフ!!」
繰り出したフライングナイフを、トミーロッドは仰向けになると攻撃の軌道から外れてトリコの元へ向かう。それに対してトリコも構えたが……。
「!」
「へっへへ。脆いねぇ、自慢のフォーク」
なんとトリコの左手小指が失って攻撃のショックで煙が噴き出していた。今までにない大怪我にマッチは声を上げる。
「ト、トリコ!」
「お前のその、ご自慢の羽根もな!」
「!」
しかしトリコもただではやられなかった。トミーロッドの左羽根を切り落とすことに成功していたのだ。それをトミーロッドは信じられないように見る。
その頃、トリコにスープ捕獲を託された瑞貴と小松はわずかだがスープが残っていることを知る。さらにスープを狙い密かに動く小型GTロボ。スープ争奪戦は加熱する。
トリコとトミーロッドの死闘、トリコは絶体絶命のピンチに陥る。しかし、トリコは昆虫が嫌うフィトンチッドを発生、トミーロッドが産み出した昆虫獣類を追い払った。――いよいよ、トリコとトミーロッドの最終決戦が始まる!
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「うおおぉぉおおお……はああぁぁあああ!!」
……トリコは両手を拳にすると筋肉を膨れ上げ、立っている場所から周りへ影響するほどの気迫を出した。
「ここからだ。野生の……本当の俺の狩りを――戦いを見せてやろう!」
「虫共に殺されていれば、まだ楽に死ねたものを……!」
お互い一歩一歩と近づいていく。目の前に対峙しただけでも充分なオーラを発していた。離れて様子を見守るマッチにも全身に伝わって瞳を揺らしている。
「トリコ……!」
牙をさらに剥き出すトミーロッド、筋肉を膨れ上げるトリコ――二人の戦いが始まる。
トミーロッドは牙で攻撃し、トリコは次々手刀を繰り出すが、トミーロッドは虫のように素早く動いて当たらせてくれない。逆にトミーロッドの攻撃がわずかにトリコに当たってしまった。
(速い……! そしてあの鋭い牙! 今までずっと隠していたのは虫を産むとき邪魔になるからか!)
「次元が違い過ぎる……俺には、付いて行けねぇ……!」
トリコとトミーロッドの戦いは、マッチがバリーガモンと戦ったときと比べ物にならない。それほど二人の強さは超人の域に達しているのだ。
「フッフッフッ……フハハハハッ!」
トミーロッドは羽根を広げて素早いスピードで、まるでいつかのルパンダのように分身したかのように動いてトリコに襲い掛かる。
「フライングフォーク!!」
トリコのフライングフォークで残像は消えていくが、本体のトミーロッドは次々かわしてトリコに攻撃した。
(あのクワガタより速ぇ! 動きを止めねぇと……!)
背を向けて上空に飛ぶトミーロッドをめがけて、トリコは次の攻撃を仕掛ける。
「フライングナイフ!!」
繰り出したフライングナイフを、トミーロッドは仰向けになると攻撃の軌道から外れてトリコの元へ向かう。それに対してトリコも構えたが……。
「!」
「へっへへ。脆いねぇ、自慢のフォーク」
なんとトリコの左手小指が失って攻撃のショックで煙が噴き出していた。今までにない大怪我にマッチは声を上げる。
「ト、トリコ!」
「お前のその、ご自慢の羽根もな!」
「!」
しかしトリコもただではやられなかった。トミーロッドの左羽根を切り落とすことに成功していたのだ。それをトミーロッドは信じられないように見る。