真っ向勝負! 激闘トリコ対トミーロッド!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「トミーロッド……厄介だ。まるで感情を持たない虫のように冷血、ただひたすらスープのみを見据えている。スープを本気で狙う美食會が、お前を送り込んだ理由がわかった気がするぜ」
グサッ!
「っ!」
「トリコ!」
トリコの背後から大きな蚊が背中を刺していた。さらに他の虫たちもトリコに襲い掛かる。マッチも竜王を構えようとしたが、トリコの雰囲気がそれを許さなかった。
「虫も限りある命! お前はこの命をいったいなんだと思ってやがる! うおおぉぉおおお!!」
トリコはシバリングの蒸気で一気に集まった虫を殲滅させ、トミーロッドを睨む。
「ただひたすら戦いの手段として大量に生み出され、お前のために費えた命を前にして、なんとも思わねぇのか!?」
「…………」
目の前に転がるバタフライワームをトミーロッドは……邪魔というかのように蹴り上げた。
「なんも思わねーよ! ゴミがぁ! 死んで役に立たなかった奴、ぜ~んぶ……ゴミ――ッ!!」
「……戦うしかねぇのか」
トミーロッドは再び大量の虫たちを口から出した。正当防衛とはいえ命を失った虫たちを見て、トリコは複雑ながらも覚悟を決める。
「5連釘パンチ!! フライングフォーク!! フライングナイフ!!」
次々と虫を攻撃するトリコと虫を出すトミーロッド。しかしついに虫たちがトリコの体に張り付いてしまう。
「マズい! 数が多過ぎる! ぐっ、ぐああぁぁあああ!!」
「フフッ」
「トリコ――ッ!!」
トリコ本人が見えなくなるくらい体に虫が張り付き、トリコはついに膝を地に付けてしまった。トミーロッドの笑い声に、マッチの叫びが辺りに響き渡る。
虫に包まれるトリコを呆然と見ていたマッチだが、急に氷の大地が自然溢れる森へと変わった錯覚がした。
「何っ!? なんだ、今のは……? 幻!?」
我に返れば元のアイスヘルで、虫に包まれるトリコと不気味笑うトミーロッドがいた。
「僕の限界の千匹の昆虫……さすがに食い止めきれなかったようだな~。アーハッハッハッ! ざまあねぇ! そのまま虫共のエサとして朽ちな! トリコー! ――グッ!」
勝利の余韻に浸るトミーロッドが急に苦しみ始めた。周りには限界まで産み出した虫たちがいる。彼らを産んだ反動が来たのだ。
グサッ!
「っ!」
「トリコ!」
トリコの背後から大きな蚊が背中を刺していた。さらに他の虫たちもトリコに襲い掛かる。マッチも竜王を構えようとしたが、トリコの雰囲気がそれを許さなかった。
「虫も限りある命! お前はこの命をいったいなんだと思ってやがる! うおおぉぉおおお!!」
トリコはシバリングの蒸気で一気に集まった虫を殲滅させ、トミーロッドを睨む。
「ただひたすら戦いの手段として大量に生み出され、お前のために費えた命を前にして、なんとも思わねぇのか!?」
「…………」
目の前に転がるバタフライワームをトミーロッドは……邪魔というかのように蹴り上げた。
「なんも思わねーよ! ゴミがぁ! 死んで役に立たなかった奴、ぜ~んぶ……ゴミ――ッ!!」
「……戦うしかねぇのか」
トミーロッドは再び大量の虫たちを口から出した。正当防衛とはいえ命を失った虫たちを見て、トリコは複雑ながらも覚悟を決める。
「5連釘パンチ!! フライングフォーク!! フライングナイフ!!」
次々と虫を攻撃するトリコと虫を出すトミーロッド。しかしついに虫たちがトリコの体に張り付いてしまう。
「マズい! 数が多過ぎる! ぐっ、ぐああぁぁあああ!!」
「フフッ」
「トリコ――ッ!!」
トリコ本人が見えなくなるくらい体に虫が張り付き、トリコはついに膝を地に付けてしまった。トミーロッドの笑い声に、マッチの叫びが辺りに響き渡る。
虫に包まれるトリコを呆然と見ていたマッチだが、急に氷の大地が自然溢れる森へと変わった錯覚がした。
「何っ!? なんだ、今のは……? 幻!?」
我に返れば元のアイスヘルで、虫に包まれるトリコと不気味笑うトミーロッドがいた。
「僕の限界の千匹の昆虫……さすがに食い止めきれなかったようだな~。アーハッハッハッ! ざまあねぇ! そのまま虫共のエサとして朽ちな! トリコー! ――グッ!」
勝利の余韻に浸るトミーロッドが急に苦しみ始めた。周りには限界まで産み出した虫たちがいる。彼らを産んだ反動が来たのだ。