決着! マッチと滝丸捨て身の大技!
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「おい待てったら! ここから先には行かせるわけにはいかねぇんだよ!」
「っ!」
「君もだって!」
「離して!」
小松さんを押さえている隙に、走り出した薙刀を持っている私の腕を鉄平はつかんだ。
「僕は! スープを手に入れなきゃならないんです!」
『小松……瑞貴……! スープはお前らが取りに行くんだ……!』
『頼んだぞ!』
きっと私たちの脳裏には同じことが浮かんでいる。私たちにスープ捕獲を頼んだトリコのことを。
「トリコさんに頼まれたんです!!」
「邪魔はさせない!!」
「っ!」
私たちの言葉に鉄平が目を見開いている隙に、私は鉄平の体につかまれていないほうの手を当てた。
「風舞!!」
「なっ!?」
風使って体を浮かす風舞を自身の手で使い、軽く吹き飛ばした鉄平は反動で私たちから腕を放したので、私と小松さんは顔を見合わせて頷くと奥へと走り進んで行った。どうせ鉄平のことだからうまく着地できているはず。
「ハァ……やれやれ……」
……しかし瑞貴たちの近くにトミーロッドの昆虫の背に乗る、第2支部支部長・ユーが操縦する小型GTロボがいることは気づかなかった。
☆☆☆☆☆
……昆虫の嵐が通り過ぎたとき、トリコは膝を地に付けて息が上がっている。
「ハァ……ハァ……この昆虫をなんとかしなきゃ……。まだ…こんなとこっくたばるわけには……――っ!」
ふとトリコが顔を向けた先には、戦い終わって地に倒れる滝丸だった。その少し先には同じく倒れたボギーウッズもいる。
「滝丸!!」
「ハッ! そんなのと相討ちだなんて情けないぞ、ボギー。ホンット使えねぇ奴だ」
「……仲間だろ」
「あ?」
「全力を尽くして戦った仲間に対して……その言い方はないだろ!」
「ハァ? 何言ってんだ、お前?」
歯を食いしばりながら立ち上がって言うトリコの言葉に、トミーロッドは心底訳がわからないとあえ顔をしていた。
――バリーガモンと戦っているマッチは竜王を鞘に納めた。
「デケェ図体して素早い野郎だな……」
「フンッ! 俺を見た目で判断しないほうがいいぜぇ!」
バリーガモンが飛びかかって来た。それもスゴいスピードで。
「ミンチクラッシュ!!」
バリーガモンの拳をマッチはよけると再び竜王を抜き、次に来たバリーガモンのキックを瑞貴の守護結界の効果と竜王で受け止めたが、力負けして拳の軌道を逸らす程度しかできなかった。
「っ!」
「君もだって!」
「離して!」
小松さんを押さえている隙に、走り出した薙刀を持っている私の腕を鉄平はつかんだ。
「僕は! スープを手に入れなきゃならないんです!」
『小松……瑞貴……! スープはお前らが取りに行くんだ……!』
『頼んだぞ!』
きっと私たちの脳裏には同じことが浮かんでいる。私たちにスープ捕獲を頼んだトリコのことを。
「トリコさんに頼まれたんです!!」
「邪魔はさせない!!」
「っ!」
私たちの言葉に鉄平が目を見開いている隙に、私は鉄平の体につかまれていないほうの手を当てた。
「風舞!!」
「なっ!?」
風使って体を浮かす風舞を自身の手で使い、軽く吹き飛ばした鉄平は反動で私たちから腕を放したので、私と小松さんは顔を見合わせて頷くと奥へと走り進んで行った。どうせ鉄平のことだからうまく着地できているはず。
「ハァ……やれやれ……」
……しかし瑞貴たちの近くにトミーロッドの昆虫の背に乗る、第2支部支部長・ユーが操縦する小型GTロボがいることは気づかなかった。
☆☆☆☆☆
……昆虫の嵐が通り過ぎたとき、トリコは膝を地に付けて息が上がっている。
「ハァ……ハァ……この昆虫をなんとかしなきゃ……。まだ…こんなとこっくたばるわけには……――っ!」
ふとトリコが顔を向けた先には、戦い終わって地に倒れる滝丸だった。その少し先には同じく倒れたボギーウッズもいる。
「滝丸!!」
「ハッ! そんなのと相討ちだなんて情けないぞ、ボギー。ホンット使えねぇ奴だ」
「……仲間だろ」
「あ?」
「全力を尽くして戦った仲間に対して……その言い方はないだろ!」
「ハァ? 何言ってんだ、お前?」
歯を食いしばりながら立ち上がって言うトリコの言葉に、トミーロッドは心底訳がわからないとあえ顔をしていた。
――バリーガモンと戦っているマッチは竜王を鞘に納めた。
「デケェ図体して素早い野郎だな……」
「フンッ! 俺を見た目で判断しないほうがいいぜぇ!」
バリーガモンが飛びかかって来た。それもスゴいスピードで。
「ミンチクラッシュ!!」
バリーガモンの拳をマッチはよけると再び竜王を抜き、次に来たバリーガモンのキックを瑞貴の守護結界の効果と竜王で受け止めたが、力負けして拳の軌道を逸らす程度しかできなかった。