感謝と誇り! 滝丸、渾身の栓抜きショット!
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縦横無尽に動く両腕に滝丸は苦戦し、分銅が腹に命中して後退してしまう。
「マズい……やはり攻撃の軌道が全く読めない……! 射程距離を詰めなければ!」
滝丸の攻撃は接近戦のみに有効な技だ。ボギーウッズの伸ばした両腕の間を通って手を当てる。
「栓抜きショット!!」
再びボギーウッズの骨が一つ外れたが、他の骨がすぐに支えてしまった。
「それがどうした!? 俺には効かねぇんだよ!」
「うわあ!」
ボギーウッズが鎌で攻撃するが、滝丸の肩へと逸らすだけだった。
「ショット!!」
「うぜぇなあ!」
「ショット!! ショット!!」
次々と骨を外していくが、すぐさま他の骨で支えられてしまう。
「うぜぇ! 何度骨を外してもな、ムダだ!」
何度も攻撃を受けて吹っ飛ばされる滝丸だが、その度に修業の光景が頭をよぎった。
「残念ながらお前にとって最も相性の悪い相手が俺だ!」
「……せっかく…見つけたのに……!」
「あ? なんか言ったか?」
(ダメージを受け過ぎた……骨もかなり折れてる……。マズい…意識が……ここまでか……)
滝丸の視界がぼやけていき、目も開けられないくらいだった。
「滝丸!」
「トリコ! 人の心配をしてる場合?」
トリコは助けに行こうにもトミーロッドが放つ昆虫で足止めをくらっていた。
ボギーウッズも勝負あったとわかったので背を向けて歩き出した。しかし、滝丸の脳裏にはとある人物の声が甦っていた。
『集中力が足りないぞ、滝!』
いろんな四季を修業しながら過ごしてきた滝丸の恩人であり、グルメ騎士(ナイト)のリーダー・愛丸。彼が滝丸に修業を付けてくれたのだ。草原や岩場やグルメ騎士(ナイト)の宿舎や水辺……どんな状況でも戦えるようにしていた。
『何度も言っているだろ。技を繰り出すときはイメージを崩しちゃダメだ。そのためには集中力を鍛えなきゃいけない。簡単な方法を教えてやるよ』
桜の花びらが舞う森の中で、愛丸が教えた方法が滝丸に技の成功を導いてくれた。あの感動は今でも忘れられない。
「……っ」
「っ⁉」
その修業の成果を出すためにも滝丸は立ち上がり、ボギーウッズも気配で感じ取ったのか振り向いた。
「マズい……やはり攻撃の軌道が全く読めない……! 射程距離を詰めなければ!」
滝丸の攻撃は接近戦のみに有効な技だ。ボギーウッズの伸ばした両腕の間を通って手を当てる。
「栓抜きショット!!」
再びボギーウッズの骨が一つ外れたが、他の骨がすぐに支えてしまった。
「それがどうした!? 俺には効かねぇんだよ!」
「うわあ!」
ボギーウッズが鎌で攻撃するが、滝丸の肩へと逸らすだけだった。
「ショット!!」
「うぜぇなあ!」
「ショット!! ショット!!」
次々と骨を外していくが、すぐさま他の骨で支えられてしまう。
「うぜぇ! 何度骨を外してもな、ムダだ!」
何度も攻撃を受けて吹っ飛ばされる滝丸だが、その度に修業の光景が頭をよぎった。
「残念ながらお前にとって最も相性の悪い相手が俺だ!」
「……せっかく…見つけたのに……!」
「あ? なんか言ったか?」
(ダメージを受け過ぎた……骨もかなり折れてる……。マズい…意識が……ここまでか……)
滝丸の視界がぼやけていき、目も開けられないくらいだった。
「滝丸!」
「トリコ! 人の心配をしてる場合?」
トリコは助けに行こうにもトミーロッドが放つ昆虫で足止めをくらっていた。
ボギーウッズも勝負あったとわかったので背を向けて歩き出した。しかし、滝丸の脳裏にはとある人物の声が甦っていた。
『集中力が足りないぞ、滝!』
いろんな四季を修業しながら過ごしてきた滝丸の恩人であり、グルメ騎士(ナイト)のリーダー・愛丸。彼が滝丸に修業を付けてくれたのだ。草原や岩場やグルメ騎士(ナイト)の宿舎や水辺……どんな状況でも戦えるようにしていた。
『何度も言っているだろ。技を繰り出すときはイメージを崩しちゃダメだ。そのためには集中力を鍛えなきゃいけない。簡単な方法を教えてやるよ』
桜の花びらが舞う森の中で、愛丸が教えた方法が滝丸に技の成功を導いてくれた。あの感動は今でも忘れられない。
「……っ」
「っ⁉」
その修業の成果を出すためにも滝丸は立ち上がり、ボギーウッズも気配で感じ取ったのか振り向いた。