感謝と誇り! 滝丸、渾身の栓抜きショット!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いいだろう……相手してやるよ。名刀・『竜王』……こいつで片付けてやる!」
マッチは鞘から刀――竜王を抜いて構えた。
滝丸はボギーウッズに攻撃を仕掛けるが、突如伸びた腕が曲線を描いてパンチを繰り出す。幸い滝丸は両腕をクロスして少し後退しながらも、瑞貴の守護結界の効果もあって防ぐことができた。
「なんだ、今の攻撃は!?」
「いい反応だ~ますます宿にしてぇ。そこに転がってるグルメSPより、お前のほうがなかなかいい物件だぜ」
腕を回しながら戻したボギーウッズが見た方向を滝丸も見ると、先ほどボギーウッズを体内に入れていたグルメSPがいる。しかし弱々しいが人形などには感じられない精気が宿っていた。
「これは、作り物じゃない!?」
「生きてるとは言えんが。俺が体内に入り骨となり神経を操作すれば、こいつは生きていた頃と変わらぬ実力を発揮できる」
「なんだと!?」
「変装やカモフラージュじゃない。癖や声まで再生できる。言わば――変身だ」
「皮を外した途端、急に声が変わったのはそのためか!」
今までの声はグルメSPのもので、今聞こえるのがボギーウッズ自身の声なのだ。
「臓器や組織の再生とノッキング…神経伝達の流れ…海馬の解読……。どれも食材の仕込みであらゆる猛獣の体内に入って覚えた技よ。今では数十体にも及ぶ俺の宿……フッ、手練れのいい物件も増えてきたぜ? まっ、中にはハズレもあったがな」
「っ、貴様!」
「フッ、お前にも期待してるぜぇ? ――新築の宿としてな!」
「うっ! うわっ!」
再び伸びた腕に滝丸は紙一重でかわしたが、そのせいでターバンが外れてしまい、抑えるモノがなくなったので前髪で隠れていた左目が現れた。
「っ! 貴様、まさかその目は!」
しかし紺色の右目とは違い、左目は瞳孔が赤く結膜は紫色で淡く輝いていた。その目の異常を知るボギーウッズは顔色を変えた。
「それにしてもお前、妙なモンに守られてんな。なんだそれ?」
「瑞貴さんのおかげさ!」
「瑞貴? ああ、あの女か。予定変更だ……呪われてんじゃねぇか、その目! まさかいわく付き物件だったとはな! いらねぇや、その体! イレギュラーショット!!」
柔軟な腕と体を使った動きでボギーウッズは滝丸に次々と拳を浴びせた。その衝撃で瑞貴の守護結界も破られてしまう。
「宿はあのマフィアか。いや、トリコにするぜ。俺まで呪われたくねぇからよ」
「滝丸!」
「あ~あ。このままじゃボギーの宿にもしてもらえないかもね~」
トリコもトミーロッドが放った複数の昆虫に手こずっている。昆虫とはいえ捕獲レベルは高く、さらにそれを連続で出されると一筋縄ではいかなかった。
マッチは鞘から刀――竜王を抜いて構えた。
滝丸はボギーウッズに攻撃を仕掛けるが、突如伸びた腕が曲線を描いてパンチを繰り出す。幸い滝丸は両腕をクロスして少し後退しながらも、瑞貴の守護結界の効果もあって防ぐことができた。
「なんだ、今の攻撃は!?」
「いい反応だ~ますます宿にしてぇ。そこに転がってるグルメSPより、お前のほうがなかなかいい物件だぜ」
腕を回しながら戻したボギーウッズが見た方向を滝丸も見ると、先ほどボギーウッズを体内に入れていたグルメSPがいる。しかし弱々しいが人形などには感じられない精気が宿っていた。
「これは、作り物じゃない!?」
「生きてるとは言えんが。俺が体内に入り骨となり神経を操作すれば、こいつは生きていた頃と変わらぬ実力を発揮できる」
「なんだと!?」
「変装やカモフラージュじゃない。癖や声まで再生できる。言わば――変身だ」
「皮を外した途端、急に声が変わったのはそのためか!」
今までの声はグルメSPのもので、今聞こえるのがボギーウッズ自身の声なのだ。
「臓器や組織の再生とノッキング…神経伝達の流れ…海馬の解読……。どれも食材の仕込みであらゆる猛獣の体内に入って覚えた技よ。今では数十体にも及ぶ俺の宿……フッ、手練れのいい物件も増えてきたぜ? まっ、中にはハズレもあったがな」
「っ、貴様!」
「フッ、お前にも期待してるぜぇ? ――新築の宿としてな!」
「うっ! うわっ!」
再び伸びた腕に滝丸は紙一重でかわしたが、そのせいでターバンが外れてしまい、抑えるモノがなくなったので前髪で隠れていた左目が現れた。
「っ! 貴様、まさかその目は!」
しかし紺色の右目とは違い、左目は瞳孔が赤く結膜は紫色で淡く輝いていた。その目の異常を知るボギーウッズは顔色を変えた。
「それにしてもお前、妙なモンに守られてんな。なんだそれ?」
「瑞貴さんのおかげさ!」
「瑞貴? ああ、あの女か。予定変更だ……呪われてんじゃねぇか、その目! まさかいわく付き物件だったとはな! いらねぇや、その体! イレギュラーショット!!」
柔軟な腕と体を使った動きでボギーウッズは滝丸に次々と拳を浴びせた。その衝撃で瑞貴の守護結界も破られてしまう。
「宿はあのマフィアか。いや、トリコにするぜ。俺まで呪われたくねぇからよ」
「滝丸!」
「あ~あ。このままじゃボギーの宿にもしてもらえないかもね~」
トリコもトミーロッドが放った複数の昆虫に手こずっている。昆虫とはいえ捕獲レベルは高く、さらにそれを連続で出されると一筋縄ではいかなかった。