感謝と誇り! 滝丸、渾身の栓抜きショット!
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〈〈ピギャ! ピギャー!〉〉
〈ユーン! ユユユーン!〉
「うるさいなぁ……」
「!」
……いい加減我慢できなくなったトミーロッドは再度トリコと向き合うが、トリコはその口の中から何かが出ようとしていることに気づく。
「大人しく死んでろよ! ペンギン!」
「「「!」」」
トミーロッドが体をうしろに反り曲げると、口の中から出た捕獲レベル40の昆虫獣類・バタフライワームが二羽の親ペンギンの体内を行き来して倒してしまった。その光景にトリコも滝丸もマッチも目を見開いた。
〈ユユユユン!? ユーン!〉
次にユンへ狙いを定めるが、トリコのフライングフォークで壁に深々と突き刺さった。しかしまだ動いているので今度はトリコに向かおうとしたが、マッチが関節部を狙って一刀両断にする。
「一刀両断・かぶと割り!!」
そして落ちるバタフライワームの頭を滝丸が両肘と左膝で挟む。
「栓抜きブレス!!」
三人の連携が見事に決まり、次いでトミーロッドたち美食會へ顔を向ける。ユンは涙を流して亡くなった親ペンギンを必死に揺さぶっていた。
「トミーロッド……貴様……! 今のペンギン、殺す意味があったのか!?」
「ああ?」
「『ああ?』じゃねぇだろうが! 腹でも減ってんのか、お前!」
「食うわけないじゃん、こんなゴミ。――うるせぇから殺しただけだよ」
淡々となんでもないように言うトミーロッドと、せっかく会えた両親を失ったユンの悲痛な泣き声が響き渡り、トリコの怒りが倍増していた。
〈ユーン!! ユーン!!〉
「尊い命を粗末にするだけでなく、死への尊厳すらない!」
「ヒドい……!」
「……ラム。アイスマシンガン寄越しな」
「ハッ」
滝丸も同じように胸を痛めていると、マッチはラムから帰れなくアイスマシンガンを受け取って美食會へ向ける。
「反吐が出るぜ……俺たち以下の害虫だな。害虫はすぐに――駆除だ!」
「バリー!」
「オウッ!」
ガガガガガッ!!
「うおらあぁぁあああ!!」
連続でアイスマシンガンが撃たれると、ボギーウッズの指示でバリーガモンが前に出た。