爛漫なる蟲使い! トミーロッド対トリコ!
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……鉄平に取り残されたティナとゾンゲたち。行く道がたくさんあったのでどう進むか悩みどころだ。
「どうします、これから~!?」
「いやいや、よくあるケースだ。『ラスボス登場かと思いきや意外な展開――冒険はまだまだ続く! どうするゾンゲ!? 戦えゾンゲ! ラスボスを倒すその日まで!』フッフッフッ」
「さっすがベテラン! 修羅場をくぐってきた数が違いますね~!」
「ここに来てまだRPGを貫くか……」
一人ナレーションをするゾンゲに白川は尊敬の念を抱き、坂巻はゲームと現実を混合する思考に呆れていた。
「もう! バカなこと言ってないで!」
「バカって、最初に言ったほうがバカなんだぞ? おい!」
「ねぇ、さっきの人追いましょ。スープについても詳しそうだった。在処知ってるかも!」
「〈クルッポー!〉」
ティナに賛同するようにクルッポーも声を上げるが、何故かゾンゲもクルッポーの鳴き真似で声を上げた。
「ってゆーか、俺もそれはとっくに思いついていたぞ!?」
「なんていう頭の回転の速さ!」
「はいはい。人の言ったあとならなんとでも言えますよね~」
「よし、急ぐぞゴラッ!」
ピシッ…パシッ……。
ゾンゲに続くティナたちだが、ヘルボロスの氷にヒビが入り始めたなど、誰も気づくことはなかった。
一方、鉄平は天井の一部が崩れても構わず奥へと歩いて行くが、不可解に思っている。
「あ~おかしいな~……もうオーロラが見えてもいい頃だと思うが……? ヘルメタンハイドレードの影響でグルメショーウィンドーは溶け出しているはずだけど……やっぱ師匠の懸念が的中してんのかな~。もしそうなら……うぅ~テンション下がる~。でもやんなきゃ師匠にドヤされるし、それだけはマジ勘弁なんだけど。でもやっぱ……――って、しゃべり過ぎだな、俺」
散々独り言とは思えない音量でしゃべり続けながら、鉄平は下に続く崖を見つけた。
「っと、この下か。センチュリースープのある場所は」
軽々と下に降りた鉄平は無事に着地すると、さらに奥へ続く洞窟を見つけて進んで行った。そして出口で驚くことを目にする。
「な、なんだこりゃあ!?」
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確実に迫ってくる美食會に滝丸くんもラムさんたちも身構える。
「び、美食會!?」
「こいつらですか!? トリコさん! 瑞貴さん!」
「フンドシ締め直せよ、みんな……!」
「ここが正念場だよ!」
「フッフッフッ~~ッ。とうちゃ~く! いやあ、初めまして~! 君がトリコか~!」