爛漫なる蟲使い! トミーロッド対トリコ!
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「疾風斬!!」
マッチさんの攻撃のダメージも残っていたせいか、なんとか疾風斬が命中して粉々に砕くことができた。
「ったく、なんて生命力だ……」
「こんな極寒の地に虫がいるとはな。氷点下に適応した種類か、あるいは……誰かが持ち込んだものか」
〈ユン…ユン…ユン……〉
トリコが推測する中ユンちゃんの泣き声が聞こえてきた。さっきの戦闘にすっかり脅えてしまっているので私も小松さんのそばに駆け寄る。
「あの、君、大丈夫だよ。ほら、泣かないで、ねっ?」
〈ユン…ユン…ユン……〉
「あんな奴ら、私たちがやっつけてあげるから、大丈夫だよ。絶対守ってあげるから」
ポロポロと涙を流すユンちゃんを私は頭を撫でて小松さん共々慰めるけど、気休めにしかならないだろう。早く親に会わせてあげたいな……。とりあえず、まずはこいつらをなんとかしなくちゃ。私はまだしも他のみんなには確実に襲い掛かっているし。
「疾風乱舞!!」
無数の風の刃が確実に全てジョンガルクワガタに当たっていく。それも再生しないほど粉々にして。
「なんとか片付いたけど、絶対まだ来るね」
「ああ。無事に親元に戻してやりてぇのは山々だが、この状況じゃ難しいな。親のウォールペンギンが来ると、ますます大変なことになる。強暴な奴だ……暴れまくるぞ!」
トリコと顔を見合わせて頷くと、私はもう一度ユンちゃんと小松さんのそばに行く。
「ねぇ、大丈夫だから」
「よしよし」
さらに子供が泣いていると知ったら完全に私たちは敵扱いされる。安心させるようにユンちゃんを優しく撫でていくけど――。
「「っ!」」
ネットリへばり付くようなオーラを感じてうしろを振り向くと、トリコも気づいたようで同じ方向を振り向いた。確実に来るであろう敵に対応するために、私は小松さんとユンちゃんを背にして立ち上がる。
「なんだ!?」
「また何か来やがったな……」
滝丸くんやマッチさんたちも気づいたみたい。昆虫のように背中の羽を広げる男と、二匹ずつ昆虫を両手に持って浮かぶ二人の男たちが飛んで来る……ついに来たか!
「トリコ……」
「来たな……美食會!」
「フッフッフッフッ」
あれは……――トミーロッド! ついにこいつのお出ましか……!
マッチさんの攻撃のダメージも残っていたせいか、なんとか疾風斬が命中して粉々に砕くことができた。
「ったく、なんて生命力だ……」
「こんな極寒の地に虫がいるとはな。氷点下に適応した種類か、あるいは……誰かが持ち込んだものか」
〈ユン…ユン…ユン……〉
トリコが推測する中ユンちゃんの泣き声が聞こえてきた。さっきの戦闘にすっかり脅えてしまっているので私も小松さんのそばに駆け寄る。
「あの、君、大丈夫だよ。ほら、泣かないで、ねっ?」
〈ユン…ユン…ユン……〉
「あんな奴ら、私たちがやっつけてあげるから、大丈夫だよ。絶対守ってあげるから」
ポロポロと涙を流すユンちゃんを私は頭を撫でて小松さん共々慰めるけど、気休めにしかならないだろう。早く親に会わせてあげたいな……。とりあえず、まずはこいつらをなんとかしなくちゃ。私はまだしも他のみんなには確実に襲い掛かっているし。
「疾風乱舞!!」
無数の風の刃が確実に全てジョンガルクワガタに当たっていく。それも再生しないほど粉々にして。
「なんとか片付いたけど、絶対まだ来るね」
「ああ。無事に親元に戻してやりてぇのは山々だが、この状況じゃ難しいな。親のウォールペンギンが来ると、ますます大変なことになる。強暴な奴だ……暴れまくるぞ!」
トリコと顔を見合わせて頷くと、私はもう一度ユンちゃんと小松さんのそばに行く。
「ねぇ、大丈夫だから」
「よしよし」
さらに子供が泣いていると知ったら完全に私たちは敵扱いされる。安心させるようにユンちゃんを優しく撫でていくけど――。
「「っ!」」
ネットリへばり付くようなオーラを感じてうしろを振り向くと、トリコも気づいたようで同じ方向を振り向いた。確実に来るであろう敵に対応するために、私は小松さんとユンちゃんを背にして立ち上がる。
「なんだ!?」
「また何か来やがったな……」
滝丸くんやマッチさんたちも気づいたみたい。昆虫のように背中の羽を広げる男と、二匹ずつ昆虫を両手に持って浮かぶ二人の男たちが飛んで来る……ついに来たか!
「トリコ……」
「来たな……美食會!」
「フッフッフッフッ」
あれは……――トミーロッド! ついにこいつのお出ましか……!