氷山を揺るがす爆炎! 覆面男の正体!
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夜になったしここでキャンプを張って私たちは休むことにした。
白銀グリズリーを切り分けて小松さんが調理をしてくれる。私もここに来る前に仕留めたフリーザバイソンの肉で調理していた。簡単な調味料をいつも私たちは持ってるしね。
「ここにさっき見つけた氷柱のラッキョウ、ツララッキョウを加えて……できました! 白銀グリズリーの角煮です!」
「こっちもできたよ! フリーザバイソンの肉に、ホットマッシュルームのスパイスを加えたピリ辛炒めだよ」
「おおっ! うまそうじゃねぇか!」
「わあっ! いい匂い!」
皿に分けて全員に行き渡ったのを確認すると、私たちは両手を合わせる。
「「「「「いただきます!」」」」」」
「あむ……うめえ! 白身魚のようにアッサリしながらも、歯応えがあってジューシーな白銀グリズリーの肉! アツアツの肉に、ツララッキョウのピリ辛で体の芯から溶けるようだ!」
最初に小松さんの料理を食べたトリコは、次に私の料理にも口を運んだ。
「この炒め物も、醤油味があるフリーザバイソンの肉にホットマッシュルームのスパイスが加わって、さらに風味を増してるぜ! 二つの料理で極寒の地にいるにもかかわらず体があったまってきた!」
「うん……どちらもイケる!」
「あむ……温まるぜ! なあ!」
「「「ウッス!」」」
滝丸くんにもマッチさんたちにも好評みたい。よかった。
「んぐっ。小松! 瑞貴! おかわり!」
「「早っ!?」」
二種類あるのにどちらもあっという間にトリコは完食してしまった。
「ああ~もっとお肉煮なくちゃ……」
「煮ても焼いてもトリコが全部食べそうな気がする……」
「確かに……」
ツン。
「トリコさん、そんなに慌てないでください」
ツンツン。
「だからトリコさん! ちょっとつつかないで――」
「俺じゃねぇけど?」
「えっ? じゃあ瑞貴さん?」
「私でもないよ?」
〈――ユン?〉
「えっ?」
〈ユーン、ユンユン! ユンユン!〉
「うわあー! 何ー!?」
小松さんのうしろにいたのはピンクのペンギン……私がアイスヘル編で一番覚えている天使の存在だ! 今も私、きっと目が輝いているよ!
「可愛い!」
「ウォールペンギンの子供だ! 珍しいな!」
「えっ? ウォ、ウォールペンギン……?」
〈ユン! ユンユン! ユン!〉
「うわあ~! か、可愛い~!」
「あっ! 小松さん、ズルい!」
〈ユ~ン!〉
姿を完全に確認した小松さんはユンちゃんを抱きしめた。
「絶滅危惧種だぞ、そいつ!」
「迷子にでもなったんですかね?」
〈ユユーン!〉
「アイテ、アイテテテ。こいつめ~! 何すんだ、お前は~!」
〈ユーン!〉
ユンちゃんにつつかれた小松さんは抱きしめて仕返しをした。それにしても……柔らかそ~! 幸せそ~!
「子供のウォールペンギンは警戒心がないからな。どんな生き物にも懐いちまう。その代わり親は強暴だぞ~。今頃そいつを探し回って暴れてんじゃねぇか?」
「へっ? ハッ!? マジですか!?」
「お前が攫ったと思われるぞ。100パー!」
「ええぇぇえええ!?」
「「「「「アハハハ!」」」」」
ホント、小松さんってばいいリアクションしてくれるよね。この子の両親の姿でも想像して青ざめちゃったよ。
白銀グリズリーを切り分けて小松さんが調理をしてくれる。私もここに来る前に仕留めたフリーザバイソンの肉で調理していた。簡単な調味料をいつも私たちは持ってるしね。
「ここにさっき見つけた氷柱のラッキョウ、ツララッキョウを加えて……できました! 白銀グリズリーの角煮です!」
「こっちもできたよ! フリーザバイソンの肉に、ホットマッシュルームのスパイスを加えたピリ辛炒めだよ」
「おおっ! うまそうじゃねぇか!」
「わあっ! いい匂い!」
皿に分けて全員に行き渡ったのを確認すると、私たちは両手を合わせる。
「「「「「いただきます!」」」」」」
「あむ……うめえ! 白身魚のようにアッサリしながらも、歯応えがあってジューシーな白銀グリズリーの肉! アツアツの肉に、ツララッキョウのピリ辛で体の芯から溶けるようだ!」
最初に小松さんの料理を食べたトリコは、次に私の料理にも口を運んだ。
「この炒め物も、醤油味があるフリーザバイソンの肉にホットマッシュルームのスパイスが加わって、さらに風味を増してるぜ! 二つの料理で極寒の地にいるにもかかわらず体があったまってきた!」
「うん……どちらもイケる!」
「あむ……温まるぜ! なあ!」
「「「ウッス!」」」
滝丸くんにもマッチさんたちにも好評みたい。よかった。
「んぐっ。小松! 瑞貴! おかわり!」
「「早っ!?」」
二種類あるのにどちらもあっという間にトリコは完食してしまった。
「ああ~もっとお肉煮なくちゃ……」
「煮ても焼いてもトリコが全部食べそうな気がする……」
「確かに……」
ツン。
「トリコさん、そんなに慌てないでください」
ツンツン。
「だからトリコさん! ちょっとつつかないで――」
「俺じゃねぇけど?」
「えっ? じゃあ瑞貴さん?」
「私でもないよ?」
〈――ユン?〉
「えっ?」
〈ユーン、ユンユン! ユンユン!〉
「うわあー! 何ー!?」
小松さんのうしろにいたのはピンクのペンギン……私がアイスヘル編で一番覚えている天使の存在だ! 今も私、きっと目が輝いているよ!
「可愛い!」
「ウォールペンギンの子供だ! 珍しいな!」
「えっ? ウォ、ウォールペンギン……?」
〈ユン! ユンユン! ユン!〉
「うわあ~! か、可愛い~!」
「あっ! 小松さん、ズルい!」
〈ユ~ン!〉
姿を完全に確認した小松さんはユンちゃんを抱きしめた。
「絶滅危惧種だぞ、そいつ!」
「迷子にでもなったんですかね?」
〈ユユーン!〉
「アイテ、アイテテテ。こいつめ~! 何すんだ、お前は~!」
〈ユーン!〉
ユンちゃんにつつかれた小松さんは抱きしめて仕返しをした。それにしても……柔らかそ~! 幸せそ~!
「子供のウォールペンギンは警戒心がないからな。どんな生き物にも懐いちまう。その代わり親は強暴だぞ~。今頃そいつを探し回って暴れてんじゃねぇか?」
「へっ? ハッ!? マジですか!?」
「お前が攫ったと思われるぞ。100パー!」
「ええぇぇえええ!?」
「「「「「アハハハ!」」」」」
ホント、小松さんってばいいリアクションしてくれるよね。この子の両親の姿でも想像して青ざめちゃったよ。