氷山を揺るがす爆炎! 覆面男の正体!
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……センチュリースープを求めアイスヘルを進む瑞貴たち一行。過酷な環境に行く手を阻まれる氷山に辿り着くことに成功する。そのあと昆虫獣類の使い手・トミーロッドたちが追う。
一方、ゾンゲたちはアイスジャガーに追われながらも運よく隠し洞窟を発見する。その頃、謎の覆面男も氷山に到着していた。
☆☆☆☆☆
氷山の中を進んで行く間、私はふと思ったことをトリコに訊いてみる。
「でも闇雲に探してセンチュリースープが見つかるのかな?」
「見つかるぜ。オーロラが出ていればな」
「オーロラ?」
「別名・『美食のカーテン』……センチュリースープが風に舞ってできるオーロラだ。まずはそれを見つけねぇとな」
「美食のカーテン……!」
「オーロラが道しるべに……!」
小松さんも滝丸くんも想像したのかな。氷の大陸に浮かぶオーロラ、そしてその下にあるのは伝説のスープ……なんかファンタジーとかに出てきそう。
「まるで百年間閉じていたレストランのカーテンが開き、客を招き入れるようにスープの元へ案内してくれる」
「ハッ。ずいぶんメルヘンチックな話だな」
「ホントです! 氷も綺麗ですし、猛獣さえ出て来なければここってスゴくメルヘン――……あっ!」
「小松さん?」
突然軽く駆け出した小松さん。少し前に止まった先には他のより一際輝く氷山だった。
「わあ~! 見てください! ものっそい輝いていますよー!」
「ホント、綺麗だね~。――奥にいる奴が見えるくらい透き通ってて」
「へっ?」
バリンッ!!
「ぎやあぁぁあああ!!」
氷山を自慢の爪で砕け散らせたツノを持つ巨大な熊が目の前に現れて、小松さんは悲鳴を上げながらその場を離れた。そして私たちも戦闘体勢に入る。
「ホォ、見たことのねぇ猛獣だな」
「今までの猛獣より手強そうだね」
〈グオオォォオオオ!!〉
襲い掛かって来た熊を私たちはかわすと、トリコは隙を突いて熊の背に乗りグルメスティックを当てた。表示されたのは捕獲レベル20の哺乳獣類・白銀グリズリー。
「白銀グリズリー、うまそうだ! 最高のタンパク源だぜ!」
「トリコ! よけて!」
〈グオオォォオオオ!!〉
「うおっ!?」
私が叫ぶと同時に白銀グリズリーは両手を合わせてトリコを潰そうとした。それをジャンプしてかわしたトリコが地上に戻る。
「この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!」
飛び掛かってくる白銀グリズリーに、トリコは最初に左手のパワーを溜める。
「フォーク!!」
胸に突き刺さったフォークが白銀グリズリーの動きを止め、その隙を逃さずパワーを溜めた右手を振り下ろす。
「ナイフ!!」
トドメを刺して見事に白銀グリズリーの捕獲に成功した。
「ごちそうさまでした」
一方、ゾンゲたちはアイスジャガーに追われながらも運よく隠し洞窟を発見する。その頃、謎の覆面男も氷山に到着していた。
☆☆☆☆☆
氷山の中を進んで行く間、私はふと思ったことをトリコに訊いてみる。
「でも闇雲に探してセンチュリースープが見つかるのかな?」
「見つかるぜ。オーロラが出ていればな」
「オーロラ?」
「別名・『美食のカーテン』……センチュリースープが風に舞ってできるオーロラだ。まずはそれを見つけねぇとな」
「美食のカーテン……!」
「オーロラが道しるべに……!」
小松さんも滝丸くんも想像したのかな。氷の大陸に浮かぶオーロラ、そしてその下にあるのは伝説のスープ……なんかファンタジーとかに出てきそう。
「まるで百年間閉じていたレストランのカーテンが開き、客を招き入れるようにスープの元へ案内してくれる」
「ハッ。ずいぶんメルヘンチックな話だな」
「ホントです! 氷も綺麗ですし、猛獣さえ出て来なければここってスゴくメルヘン――……あっ!」
「小松さん?」
突然軽く駆け出した小松さん。少し前に止まった先には他のより一際輝く氷山だった。
「わあ~! 見てください! ものっそい輝いていますよー!」
「ホント、綺麗だね~。――奥にいる奴が見えるくらい透き通ってて」
「へっ?」
バリンッ!!
「ぎやあぁぁあああ!!」
氷山を自慢の爪で砕け散らせたツノを持つ巨大な熊が目の前に現れて、小松さんは悲鳴を上げながらその場を離れた。そして私たちも戦闘体勢に入る。
「ホォ、見たことのねぇ猛獣だな」
「今までの猛獣より手強そうだね」
〈グオオォォオオオ!!〉
襲い掛かって来た熊を私たちはかわすと、トリコは隙を突いて熊の背に乗りグルメスティックを当てた。表示されたのは捕獲レベル20の哺乳獣類・白銀グリズリー。
「白銀グリズリー、うまそうだ! 最高のタンパク源だぜ!」
「トリコ! よけて!」
〈グオオォォオオオ!!〉
「うおっ!?」
私が叫ぶと同時に白銀グリズリーは両手を合わせてトリコを潰そうとした。それをジャンプしてかわしたトリコが地上に戻る。
「この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!」
飛び掛かってくる白銀グリズリーに、トリコは最初に左手のパワーを溜める。
「フォーク!!」
胸に突き刺さったフォークが白銀グリズリーの動きを止め、その隙を逃さずパワーを溜めた右手を振り下ろす。
「ナイフ!!」
トドメを刺して見事に白銀グリズリーの捕獲に成功した。
「ごちそうさまでした」