美食屋軍団の挑戦! 上陸、極寒の地獄!
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「ここからは各自で登ってくれ! 上は強風のためヘリは近づけない!」
「送ってくれてありがとうございましたー!」
スタッフの人にお礼を言うと同時に扉が閉められ、第二陣を送るために再び離陸し、私たちはそれを見送った。
「さーて、登りますか!」
「小松、俺におぶされ」
「あっ、はい!」
小松さんを背に乗せたトリコに並び、私たちはロッククライミングならぬアイスクライミングで登って行く。
「へっ、やっと着いたぜ!」
「ハア~……。風舞に頼らず登るのはキツいな……でも修業になったかも」
「スゴいです、トリコさん! 瑞貴さん! 僕ら一番乗りですよ!」
体格の差や腕の長さの差もあり、トリコが先に頂上の地をつかんで私もつかんだ。身を乗り出すのは同時だったけど、吹雪の強さは下より尋常じゃなかった。
「クッ!」
「うわー! さむー!」
「おーい! 滝丸くーん! 早く行くよー!」
「は、はい! 今行きます!」
「ん?」
私たちの下で登っている滝丸くんに声をかけると、小松さんが何かに気づいた。
「ト、ト、トリコさん! 瑞貴さん! 前!」
「「ん?」」
「前を見てください! トリコさーん! 瑞貴さーん!」
小松さんに促されてトリコも私も前を向くと、海に現れたのより巨大な猛獣が私たちの前方にいる。
「全てを凍らせる氷の世界の番人・ツンドラドラゴンですよ――っ!!」
「っ!」
それは捕獲レベル55の翼竜獣類・ツンドラドラゴンだった。
私たちは頂上に足を着き、目の前にいるツンドラドラゴンに圧倒されていた。しかしそれも強烈な吹雪に腕で顔を隠すときまでだけど。でも……。
「ねえ、このツンドラドラゴン凍ってない?」
「ホントだ……。氷の世界の番人が何故だ?」
それにツンドラドラゴンから全身に嫌な予感が走る。この辺りに何かいる……!?
「っ! トリコさん、瑞貴さん」
また小松さんが何かに気づいたみたいで私たちも顔を向けると、辺りには人の形をした氷がたくさんあった。
「なんですか、これ!?」
「美食屋たちだ。過去に上陸した美食屋たちが凍ってる。ここはまだ大陸の入口だってのに、これが極寒地獄・アイスヘルか……!」
トリコはアイスヘルの脅威を目にして覚悟を改め直したみたい。だけどきっとこれは序の口……この先にいる気温の変化や猛獣を考えるとまだまだ油断ならないね。
「何かあったんですか!? わあっ! ツンドラドラゴン!?」
「大丈夫。凍ってるから襲って来ないよ」
「滝丸、気合い入れろよ……生半可じゃこの大陸は攻略できねぇぜ!」
「…………!」
到着した滝丸くんも大きく目を見開いた。トリコが言うほどだし、簡単にはいかないとわかったかな。
「送ってくれてありがとうございましたー!」
スタッフの人にお礼を言うと同時に扉が閉められ、第二陣を送るために再び離陸し、私たちはそれを見送った。
「さーて、登りますか!」
「小松、俺におぶされ」
「あっ、はい!」
小松さんを背に乗せたトリコに並び、私たちはロッククライミングならぬアイスクライミングで登って行く。
「へっ、やっと着いたぜ!」
「ハア~……。風舞に頼らず登るのはキツいな……でも修業になったかも」
「スゴいです、トリコさん! 瑞貴さん! 僕ら一番乗りですよ!」
体格の差や腕の長さの差もあり、トリコが先に頂上の地をつかんで私もつかんだ。身を乗り出すのは同時だったけど、吹雪の強さは下より尋常じゃなかった。
「クッ!」
「うわー! さむー!」
「おーい! 滝丸くーん! 早く行くよー!」
「は、はい! 今行きます!」
「ん?」
私たちの下で登っている滝丸くんに声をかけると、小松さんが何かに気づいた。
「ト、ト、トリコさん! 瑞貴さん! 前!」
「「ん?」」
「前を見てください! トリコさーん! 瑞貴さーん!」
小松さんに促されてトリコも私も前を向くと、海に現れたのより巨大な猛獣が私たちの前方にいる。
「全てを凍らせる氷の世界の番人・ツンドラドラゴンですよ――っ!!」
「っ!」
それは捕獲レベル55の翼竜獣類・ツンドラドラゴンだった。
私たちは頂上に足を着き、目の前にいるツンドラドラゴンに圧倒されていた。しかしそれも強烈な吹雪に腕で顔を隠すときまでだけど。でも……。
「ねえ、このツンドラドラゴン凍ってない?」
「ホントだ……。氷の世界の番人が何故だ?」
それにツンドラドラゴンから全身に嫌な予感が走る。この辺りに何かいる……!?
「っ! トリコさん、瑞貴さん」
また小松さんが何かに気づいたみたいで私たちも顔を向けると、辺りには人の形をした氷がたくさんあった。
「なんですか、これ!?」
「美食屋たちだ。過去に上陸した美食屋たちが凍ってる。ここはまだ大陸の入口だってのに、これが極寒地獄・アイスヘルか……!」
トリコはアイスヘルの脅威を目にして覚悟を改め直したみたい。だけどきっとこれは序の口……この先にいる気温の変化や猛獣を考えるとまだまだ油断ならないね。
「何かあったんですか!? わあっ! ツンドラドラゴン!?」
「大丈夫。凍ってるから襲って来ないよ」
「滝丸、気合い入れろよ……生半可じゃこの大陸は攻略できねぇぜ!」
「…………!」
到着した滝丸くんも大きく目を見開いた。トリコが言うほどだし、簡単にはいかないとわかったかな。