出会いの酒場! 群雄割処の美食屋達!
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甲板で海景色を眺めていると着替え終わったトリコと小松さんがやって来た。
「ったく、金持ちの情報網はスゴいモンだな」
「はい。しかも防寒対策にこんなモノまで用意してくれるなんて!」
「『ライタースーツ』……重なった素材が擦れ合い、その摩擦熱がスーツ全体を高温に保つんだ」
「ホント! 全然寒くないです! って、やっぱり瑞貴さんには必要ないんですね……」
「うん。むしろ暑いだけだから」
トリコはオレンジのライン、小松さんは緑のラインが入ったライタースーツを着用している。
〈――ブルルル……〉
「――でも、馬用のはなかったようで残念です」
「う、馬?」
振り向くと大型の馬・メチニスホースに乗る青年がいた……――って、この人は!
「こんにちは、トリコさん。グルメ騎士(ナイト)の滝丸と申します」
「おおっ、グルメ騎士(ナイト)か」
「グルメ騎士(ナイト)?」
「リーダーの愛丸を中心に自然食を重んじる集団さ。人数は少ないが、強く崇高な精神を持った奴らさ」
「私も聞いたことある。自然を尊ぶグルメ教の教えを崇高に守る人たちなんだって」
「へぇ~そうなんですか」
それにしても……滝丸くんだ! 元の世界でなんだか可愛いから私の好きなキャラクターの一人なんだよね!
「若者もいたとは驚きだな」
「僕は新入りなんです」
「そうか。愛丸(アイ)は元気か?」
「っ!」
トリコが尋ねた人の名前に滝丸くんは微かだけど動揺した。でも何もなかったようにすぐに微笑む。
「ええ。元気ですよ、リーダーは。僕がトリコさんに会ったと言ったらびっくりすると思います」
「フッ」
そういえばトリコとグルメ騎士(ナイト)のリーダーは旧知の仲なんだっけ。すると滝丸くんはトリコから私に顔を向けた。
「あなたは確か、酒場でトリコさんと一緒にいた方ですよね?」
「知ってたんですか……って、トリコと一緒じゃ目立ちますよね。私、瑞貴といいます」
「敬語を使わなくていいですよ。たぶん、僕が年下なので気軽にしてください」
確かこのときの滝丸くんの年齢って……十八歳か! 私は二十歳だから二歳も若い!
「じゃあ、滝丸くんって呼んでいいかな?」
「はい。よろしくお願いします」
「うん。よろしく!」
「!」
滝丸くんが微笑んでくれたから私も笑顔で返すと、何故か顔が赤くなった。青のラインが入ったライタースーツを着ているのに、寒いのかな?
〈ブルルル〉
「わっ、綺麗な毛並み。触っていい?」
「ど、どうぞ」
未だに動揺している滝丸くんに許可をもらってメチニスホースを撫でていた。そのとき――。
「っ! これは!」
「どうした!?」
第六感の警報が全身に駆け巡ったので船の外に体を向けた。トリコも私の反応を見て声をかける。
ビ――ッ!!
「ぎええぇぇえええ!!」
同時に警報音も鳴ると、船の手摺りから大きな手が現れて甲板に付けると乗り込んで来た。近くにいた小松さんは青ざめて叫びながら私たちの元へ来る。
「ったく、金持ちの情報網はスゴいモンだな」
「はい。しかも防寒対策にこんなモノまで用意してくれるなんて!」
「『ライタースーツ』……重なった素材が擦れ合い、その摩擦熱がスーツ全体を高温に保つんだ」
「ホント! 全然寒くないです! って、やっぱり瑞貴さんには必要ないんですね……」
「うん。むしろ暑いだけだから」
トリコはオレンジのライン、小松さんは緑のラインが入ったライタースーツを着用している。
〈――ブルルル……〉
「――でも、馬用のはなかったようで残念です」
「う、馬?」
振り向くと大型の馬・メチニスホースに乗る青年がいた……――って、この人は!
「こんにちは、トリコさん。グルメ騎士(ナイト)の滝丸と申します」
「おおっ、グルメ騎士(ナイト)か」
「グルメ騎士(ナイト)?」
「リーダーの愛丸を中心に自然食を重んじる集団さ。人数は少ないが、強く崇高な精神を持った奴らさ」
「私も聞いたことある。自然を尊ぶグルメ教の教えを崇高に守る人たちなんだって」
「へぇ~そうなんですか」
それにしても……滝丸くんだ! 元の世界でなんだか可愛いから私の好きなキャラクターの一人なんだよね!
「若者もいたとは驚きだな」
「僕は新入りなんです」
「そうか。愛丸(アイ)は元気か?」
「っ!」
トリコが尋ねた人の名前に滝丸くんは微かだけど動揺した。でも何もなかったようにすぐに微笑む。
「ええ。元気ですよ、リーダーは。僕がトリコさんに会ったと言ったらびっくりすると思います」
「フッ」
そういえばトリコとグルメ騎士(ナイト)のリーダーは旧知の仲なんだっけ。すると滝丸くんはトリコから私に顔を向けた。
「あなたは確か、酒場でトリコさんと一緒にいた方ですよね?」
「知ってたんですか……って、トリコと一緒じゃ目立ちますよね。私、瑞貴といいます」
「敬語を使わなくていいですよ。たぶん、僕が年下なので気軽にしてください」
確かこのときの滝丸くんの年齢って……十八歳か! 私は二十歳だから二歳も若い!
「じゃあ、滝丸くんって呼んでいいかな?」
「はい。よろしくお願いします」
「うん。よろしく!」
「!」
滝丸くんが微笑んでくれたから私も笑顔で返すと、何故か顔が赤くなった。青のラインが入ったライタースーツを着ているのに、寒いのかな?
〈ブルルル〉
「わっ、綺麗な毛並み。触っていい?」
「ど、どうぞ」
未だに動揺している滝丸くんに許可をもらってメチニスホースを撫でていた。そのとき――。
「っ! これは!」
「どうした!?」
第六感の警報が全身に駆け巡ったので船の外に体を向けた。トリコも私の反応を見て声をかける。
ビ――ッ!!
「ぎええぇぇえええ!!」
同時に警報音も鳴ると、船の手摺りから大きな手が現れて甲板に付けると乗り込んで来た。近くにいた小松さんは青ざめて叫びながら私たちの元へ来る。