夢の時間! 節乃のセンチュリースープ!
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「さあ、着いたじょ。ここがセンチュリースープの仕込み場じゃ」
出口に辿り着き、部屋の中で一番目に入ったのはビルぐらいの高さの大鍋だった。
「デ、デッカ――い!!」
「これが伝説のスープを煮込んでる鍋か!」
「こんな大きい鍋、私も初めて見た!」
「ウッフッフッフッ」
すると節乃さんは少し腰を落としただけで一気にジャンプし、鍋の天辺にある踏み場へ着地した。
「えー! 節乃さん、ホントに何者ですかー!?」
「来い、小松! 瑞貴! 俺らも登るぞ!」
「うん! 小松さん、どうぞ」
「は、はい!」
先にハシゴに登るトリコを追って小松さんも続き、私はそれを下で見届ける。時間が掛かったけど二人共なんとか節乃さんがいる場所に到着したみたい。
「それじゃ、私も。よっと!」
壁際に移動して助走を付けると私もジャンプで一気にみんなのいる場所に着地した。舞獣姫として活動するときよくやってたからね、リュウさんの屋敷とか。
それに普段の服ならトリコたちが登っている間にやれるけど、今はドレスだから後回しにしてもらいました。幸い、二人共鍋の中に夢中で私が到着したことに気づいていない。どれどれ……って、おおっ!
「「スゴ――ッ!!」」
思わず小松さんと同時に叫んじゃった! だって何百の具材がたくさん入っているんだよ! それも結構下まで見えるくらいの透明で!
「感動だ! これが具材の入った状態のセンチュリースープですか~!」
「この具材のうまみが残されたのが、あのおいしいセンチュリースープになっているんだね!」
「驚いたな……! こす前にすでにこんなに透き通っているとは……!」
「フッフッフッ、半年間灰汁を撮り続けたからのう。――じゃが、実はこのスープ……まだ未完成なんじゃよ」
「ええっ!?」
あれ? 驚いたの私だけ? 小松さんとか結構驚きそうだったのに……って、おい!
「具材はやっぱり絹鳥のガラとミネラルココナッツが入ってますね!」
「モーターオニオンもあるな! スゲーラインナップだぞ! セツ婆スゲーな!」
「フッフッフッ、そうじゃろ」
スープに夢中で節乃さんの衝撃発言に全然気づいていないよ、こいつら。
「じゃが、このスープは……実はまだ未完成なんじゃよ」
「ええっ!」
やっぱり小松さんも驚くよね。あのおいしいスープが未完成って……。
「よく見たらジャーマンカジキの骨もありますよ! 何ヶ月も臭みと灰汁が止まらないと言われている!」
「って、そっちかい!」
「でも全く臭みはねぇぞ! スゲーよ、セツ婆!」
「そうじゃろ、スゲーじゃろ。じゃが、しかし! このセンチュリースープはまだ! 完成ではないんじゃ!」
「「……えっ?」」
「遅い!」
「二人共、早く気づけよ!」
わからなくもないけど、どんだけセンチュリースープに夢中だったんだよ!
節乃さんは鍋に立てかけていた長い棒を使ってスープをかき混ぜ始めた。
「どういうことですか?」
「センチュリースープってのは、もともと自然界に存在するモノなんじゃよ」
「えー!? そうなんですかー!?」
「初耳だ!」
「こんなにおいしいスープが自然界にあるなんて……!」
自然の神秘ってやつかな。まだまだ奥深いなぁ、この世界は。
出口に辿り着き、部屋の中で一番目に入ったのはビルぐらいの高さの大鍋だった。
「デ、デッカ――い!!」
「これが伝説のスープを煮込んでる鍋か!」
「こんな大きい鍋、私も初めて見た!」
「ウッフッフッフッ」
すると節乃さんは少し腰を落としただけで一気にジャンプし、鍋の天辺にある踏み場へ着地した。
「えー! 節乃さん、ホントに何者ですかー!?」
「来い、小松! 瑞貴! 俺らも登るぞ!」
「うん! 小松さん、どうぞ」
「は、はい!」
先にハシゴに登るトリコを追って小松さんも続き、私はそれを下で見届ける。時間が掛かったけど二人共なんとか節乃さんがいる場所に到着したみたい。
「それじゃ、私も。よっと!」
壁際に移動して助走を付けると私もジャンプで一気にみんなのいる場所に着地した。舞獣姫として活動するときよくやってたからね、リュウさんの屋敷とか。
それに普段の服ならトリコたちが登っている間にやれるけど、今はドレスだから後回しにしてもらいました。幸い、二人共鍋の中に夢中で私が到着したことに気づいていない。どれどれ……って、おおっ!
「「スゴ――ッ!!」」
思わず小松さんと同時に叫んじゃった! だって何百の具材がたくさん入っているんだよ! それも結構下まで見えるくらいの透明で!
「感動だ! これが具材の入った状態のセンチュリースープですか~!」
「この具材のうまみが残されたのが、あのおいしいセンチュリースープになっているんだね!」
「驚いたな……! こす前にすでにこんなに透き通っているとは……!」
「フッフッフッ、半年間灰汁を撮り続けたからのう。――じゃが、実はこのスープ……まだ未完成なんじゃよ」
「ええっ!?」
あれ? 驚いたの私だけ? 小松さんとか結構驚きそうだったのに……って、おい!
「具材はやっぱり絹鳥のガラとミネラルココナッツが入ってますね!」
「モーターオニオンもあるな! スゲーラインナップだぞ! セツ婆スゲーな!」
「フッフッフッ、そうじゃろ」
スープに夢中で節乃さんの衝撃発言に全然気づいていないよ、こいつら。
「じゃが、このスープは……実はまだ未完成なんじゃよ」
「ええっ!」
やっぱり小松さんも驚くよね。あのおいしいスープが未完成って……。
「よく見たらジャーマンカジキの骨もありますよ! 何ヶ月も臭みと灰汁が止まらないと言われている!」
「って、そっちかい!」
「でも全く臭みはねぇぞ! スゲーよ、セツ婆!」
「そうじゃろ、スゲーじゃろ。じゃが、しかし! このセンチュリースープはまだ! 完成ではないんじゃ!」
「「……えっ?」」
「遅い!」
「二人共、早く気づけよ!」
わからなくもないけど、どんだけセンチュリースープに夢中だったんだよ!
節乃さんは鍋に立てかけていた長い棒を使ってスープをかき混ぜ始めた。
「どういうことですか?」
「センチュリースープってのは、もともと自然界に存在するモノなんじゃよ」
「えー!? そうなんですかー!?」
「初耳だ!」
「こんなにおいしいスープが自然界にあるなんて……!」
自然の神秘ってやつかな。まだまだ奥深いなぁ、この世界は。