夢の時間! 節乃のセンチュリースープ!
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でもそんなこともなく、節乃さんは床にある大きな扉を開けた。
「さあ、この下じゃ」
「お邪魔します」
「地下に厨房があるんですか」
「俺も初めて知ったな」
階段を降りる節乃さんに続き、私、小松さん、トリコの順番に降りて行く。
「上のキッチンは調理の最終的な仕上げの場所じゃ。あたしゃの食堂――節乃食堂はむしろほとんど仕込みのスペースなんじゃよ」
「「「!」」」
床に着いた節乃さんが電気のスイッチを入れると、明るくなったその光景に私たちは目を大きく見開いた。
「スゴい! ここが節乃食堂の厨房!」
「地下にこんな場所があったとはな!」
「これ全部料理人の下拵えなんだ!」
私たちがいるのは二階くらいの高さにある通路だけど、その下にはガレージや箱やたくさんの食材や調理器具がある。まるで工場みたい!
「ウッフッフッフッ。小松くんも瑞貴ちゃんもわかっとると思うが、料理の出来はほとんど仕込みで決まると言っていいんじゃ」
「はい」
「仕込み次第でおいしくできますからね」
「この厨房は地下で客には見えんが、店を支える最も重要な場所なんじゃよ。フッフッ、本来はスタッフ以外誰も入れないんじゃがのう」
「「ありがとうございます!」」
トリコと小松さんだけでなく私もここに入れるなんて感謝感激!
「節乃さん、こんな貴重な場所――」
ザバアァッ!!
「ぎゃ――っ!!」
「小松さん!?」
「おや」
横のガラス越しから現れた猛獣に小松さんは文字通り驚いてひっくり返った。通路から落ちそうになったのでトリコが片足をつかんで助けてくれたけどね。
「情けねぇな~。生きた食材ぐらい普通にいるだろ」
「でも! 猛獣がいるなんて~!」
「リーガルマンモスに比べたら小さいじゃん。少しは耐性を付けないと」
「ムリです~!」
むしろ今までたくさんの猛獣に出会って来たんだから、慣れがあってもおかしくないと思うんだけどね。グルメコロシアムでは命の危機があるのに首脳陣たちより余裕だったのに。
この五右衛門風呂に入っている猛獣って、確か捕獲レベル37の哺乳獣類……。
「スパーモンキー。柚子と一緒に湯につかり湯加減を42度ピッタリに保つと、最高のさっぱり和風ダシが出る」
「でも、このお風呂20度しかないみたい」
「保温機能が故障しとる」
節乃さんと一緒に温度計を見ると適度な湯加減が半分もない。だからあをなに怒ってるんだ。
「最近このツマミ、ちょっと固くてのう……チラッ」
節乃さんは小松さんを無事救出したトリコをチラッと……というよりハッキリ見ている。その意図を察したトリコは高い場所にあり巨大ツマミを見上げた。
「どいてろ小松。2連釘パンチ!!」
ジャンプしたトリコが釘パンチでツマミを回し、部屋にある蛇口からお湯が出てきた。適度な温度になっていくからスパーモンキーも気持ちよさそうだね。
「って、普段節乃さんがいじってるんですか!? いったい何者……えっ? まさか、これもセンチュリースープのダシに――」
「全然違うよ」
「はいまた違った……」
「フフッ」
なんて見事なノリツッコミなんだろう。思わず私も笑い声をこぼしちゃったよ。
「さあ、この下じゃ」
「お邪魔します」
「地下に厨房があるんですか」
「俺も初めて知ったな」
階段を降りる節乃さんに続き、私、小松さん、トリコの順番に降りて行く。
「上のキッチンは調理の最終的な仕上げの場所じゃ。あたしゃの食堂――節乃食堂はむしろほとんど仕込みのスペースなんじゃよ」
「「「!」」」
床に着いた節乃さんが電気のスイッチを入れると、明るくなったその光景に私たちは目を大きく見開いた。
「スゴい! ここが節乃食堂の厨房!」
「地下にこんな場所があったとはな!」
「これ全部料理人の下拵えなんだ!」
私たちがいるのは二階くらいの高さにある通路だけど、その下にはガレージや箱やたくさんの食材や調理器具がある。まるで工場みたい!
「ウッフッフッフッ。小松くんも瑞貴ちゃんもわかっとると思うが、料理の出来はほとんど仕込みで決まると言っていいんじゃ」
「はい」
「仕込み次第でおいしくできますからね」
「この厨房は地下で客には見えんが、店を支える最も重要な場所なんじゃよ。フッフッ、本来はスタッフ以外誰も入れないんじゃがのう」
「「ありがとうございます!」」
トリコと小松さんだけでなく私もここに入れるなんて感謝感激!
「節乃さん、こんな貴重な場所――」
ザバアァッ!!
「ぎゃ――っ!!」
「小松さん!?」
「おや」
横のガラス越しから現れた猛獣に小松さんは文字通り驚いてひっくり返った。通路から落ちそうになったのでトリコが片足をつかんで助けてくれたけどね。
「情けねぇな~。生きた食材ぐらい普通にいるだろ」
「でも! 猛獣がいるなんて~!」
「リーガルマンモスに比べたら小さいじゃん。少しは耐性を付けないと」
「ムリです~!」
むしろ今までたくさんの猛獣に出会って来たんだから、慣れがあってもおかしくないと思うんだけどね。グルメコロシアムでは命の危機があるのに首脳陣たちより余裕だったのに。
この五右衛門風呂に入っている猛獣って、確か捕獲レベル37の哺乳獣類……。
「スパーモンキー。柚子と一緒に湯につかり湯加減を42度ピッタリに保つと、最高のさっぱり和風ダシが出る」
「でも、このお風呂20度しかないみたい」
「保温機能が故障しとる」
節乃さんと一緒に温度計を見ると適度な湯加減が半分もない。だからあをなに怒ってるんだ。
「最近このツマミ、ちょっと固くてのう……チラッ」
節乃さんは小松さんを無事救出したトリコをチラッと……というよりハッキリ見ている。その意図を察したトリコは高い場所にあり巨大ツマミを見上げた。
「どいてろ小松。2連釘パンチ!!」
ジャンプしたトリコが釘パンチでツマミを回し、部屋にある蛇口からお湯が出てきた。適度な温度になっていくからスパーモンキーも気持ちよさそうだね。
「って、普段節乃さんがいじってるんですか!? いったい何者……えっ? まさか、これもセンチュリースープのダシに――」
「全然違うよ」
「はいまた違った……」
「フフッ」
なんて見事なノリツッコミなんだろう。思わず私も笑い声をこぼしちゃったよ。