夢の時間! 節乃のセンチュリースープ!
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「どうした、二人共? 瑞貴! 小松!」
「「えっ!」」
トリコが叫んだおかげでようやく私たちは我に返った。
「ご、ごめん。なんかスゴ過ぎるあまり言葉を失っちゃって……」
「僕も、感動で味に浸っちゃうことがあるんです……」
「スープはどうだったよ?」
「もう! スッッッゴくおいしいよ!」
「節乃さん、ありがとうございます! こんなにも素晴らしいスープ!」
「ンフフフ。よかったのう」
こんなスープ飲んだことないし作ったことない! 宝石の肉(ジュエルミート)やBBコーンといい、『トリコ』に代表される料理って、やっぱりどれもこれもインパクトあり過ぎ!
「ダシの具材は絹鳥のガラしかわかりませんでしたけど、合ってます?」
「それと、モーターオニオンもありますか?」
(なんと! たった数口飲んだだけで具材の一つを言い当てよった!)
「あと、ミネラルココナッツも入ってんじゃね?」
「ああそれだ! なんだか知ってる味があると思ったの!」
「さすがトリコさん!」
(こ奴ら……)
「「ただ……――えっ?」」
私はセンチュリースープを見て呟くと全く同時に小松さんも呟いた。思わず私たちは顔を見合わせる。
「もしかして小松さんも気づいた?」
「瑞貴さんもですか? じゃあ、やっぱ……」
「「何か足りないような気も……」」
「具材がか?」
「う~ん……」
「具材か調味料かはわからないけど……何かが足りないって感じるの」
溢れる具材と調味料に圧倒されるけど、最後のピースが足りないって感じがするんだよね。それが何かわからないんだけど……。
「トリコ、小松くん、瑞貴ちゃん」
「「「?」」」
「付いて来なさい、あたしゃが仕込みをしとる厨房へ案内しよう」
「「「えー!」」」
コック帽を外した節乃さんからとんでもない言葉をいただいたよ!
「セツ婆の、厨房!?」
「厨房は別の場所にあるんですか!?」
「私たちが入ってもいいんですか!?」
料理人にとって厨房はテリトリーだから立ち入るのも嫌う人が多いのに……それも節乃さんの厨房に入れるなんて夢のようだよ!
早く見たいあまりに私は椅子から立ち上がり、キッチンへ回り込んですぐに節乃さんのあとを追うんだけど……。
「その前に、セツ婆!」
「ん?」
「スープ、全部飲んでいい?」
「あと、他のも食べていいですか?」
「あんたらって奴は……」
「早よせい!」
同じようにキッチンに回ったトリコと小松さんが、鍋に入ってる残りのセンチュリースープと節乃さんの料理を優先させようとしていた。気が変わって見せてもらえなかったらどうすんの! 私、あんたらを一生恨むぞ!
「「えっ!」」
トリコが叫んだおかげでようやく私たちは我に返った。
「ご、ごめん。なんかスゴ過ぎるあまり言葉を失っちゃって……」
「僕も、感動で味に浸っちゃうことがあるんです……」
「スープはどうだったよ?」
「もう! スッッッゴくおいしいよ!」
「節乃さん、ありがとうございます! こんなにも素晴らしいスープ!」
「ンフフフ。よかったのう」
こんなスープ飲んだことないし作ったことない! 宝石の肉(ジュエルミート)やBBコーンといい、『トリコ』に代表される料理って、やっぱりどれもこれもインパクトあり過ぎ!
「ダシの具材は絹鳥のガラしかわかりませんでしたけど、合ってます?」
「それと、モーターオニオンもありますか?」
(なんと! たった数口飲んだだけで具材の一つを言い当てよった!)
「あと、ミネラルココナッツも入ってんじゃね?」
「ああそれだ! なんだか知ってる味があると思ったの!」
「さすがトリコさん!」
(こ奴ら……)
「「ただ……――えっ?」」
私はセンチュリースープを見て呟くと全く同時に小松さんも呟いた。思わず私たちは顔を見合わせる。
「もしかして小松さんも気づいた?」
「瑞貴さんもですか? じゃあ、やっぱ……」
「「何か足りないような気も……」」
「具材がか?」
「う~ん……」
「具材か調味料かはわからないけど……何かが足りないって感じるの」
溢れる具材と調味料に圧倒されるけど、最後のピースが足りないって感じがするんだよね。それが何かわからないんだけど……。
「トリコ、小松くん、瑞貴ちゃん」
「「「?」」」
「付いて来なさい、あたしゃが仕込みをしとる厨房へ案内しよう」
「「「えー!」」」
コック帽を外した節乃さんからとんでもない言葉をいただいたよ!
「セツ婆の、厨房!?」
「厨房は別の場所にあるんですか!?」
「私たちが入ってもいいんですか!?」
料理人にとって厨房はテリトリーだから立ち入るのも嫌う人が多いのに……それも節乃さんの厨房に入れるなんて夢のようだよ!
早く見たいあまりに私は椅子から立ち上がり、キッチンへ回り込んですぐに節乃さんのあとを追うんだけど……。
「その前に、セツ婆!」
「ん?」
「スープ、全部飲んでいい?」
「あと、他のも食べていいですか?」
「あんたらって奴は……」
「早よせい!」
同じようにキッチンに回ったトリコと小松さんが、鍋に入ってる残りのセンチュリースープと節乃さんの料理を優先させようとしていた。気が変わって見せてもらえなかったらどうすんの! 私、あんたらを一生恨むぞ!