狂気の圧力! グリンパーチ対トリコ&##NAME1##!
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「やってくれたわ、小松シェフ。シェフの料理のおかげで法案が通るわ。これで世界は救われた……」
小松さんにそう言ったウーメン梅田さんを確認したあと、私は彼が去ったあとに小松さんに話しかける。
「そういえば小松さん、法案って何?」
「実は、僕もよく知らなくて――」
「では、みなさん! 今回のサミットでは満場一致ということで法案を可決致します」
するとウーメン梅田さんの声がレストラン中に響き渡り、全員が注目する。
「ET米の握り寿司! 醤油は、シャリではなく……ネタに付けると!」
「「「「「異議なし!!」」」」」
ウーメン梅田さんが結果を発表すると、首脳陣たちから拍手喝采が沸き起こる。けど……。
「これ、法案で決めることです……?」
「しょうもない気がするんだけど……」
「こんなことで世界が救われるの……?」
〈クポー……〉
これをわざわざ法案で決めて否定派のドヘム大統領の機嫌を取る必要あるの? てか、ET米って次郎さんのフルコースでグルメ界のじゃなかったっけ? あー! いちいちツッコミをしてたらキリがない!
「…………」
「小松さん?」
呆れ顔から一転して周りを見渡す小松さんの視線を追うと、そこには立場も国も関係なく盛り上がっている人々だった。みんなおいしいものを食べることで幸せそうな表情をしている。なんか気が抜けちゃうな。
「さっきまでの勢いなんてどうでもよくなっちゃった」
「『おいしいものが心を満たす』……きっと、こういうことなんですね」
「小松さん?」
「いえ、なんでもないです」
なんか呟いた気がするんだけど気のせいかな。さ~て、私も食べようっと。バブリートロとかまだ食べたことないし!
「小松! じゃんじゃんソース作ってくれ!」
「はい! トリコさん!」
トリコに頼まれて小松さんがもう一度厨房に戻って行くと、私はいつの間にか集まったココさんとサニーと同じテーブルに座った。
「いただきます! あむ……ん~! このバブリートロ、ソースとの相性がマッチして最高~!」
「瑞貴ちゃん、何かいいことあった?」
「えっ?」
「スゴく吹っ切れたような顔をしているから」
「そういえばそだな。なんつーの? しがらみから抜けたって感じだし」
しがらみから抜けたか……サニーもうまいこと言うね。ココさんも鋭いし、私ってそんなにわかりやすいのかな。
「はい。もう私は自由に生きようって決めたんです。やらずに後悔するならやって後悔したほうがいいし、それも絶対後悔しない結果を残すために力を付けようって」
もっと修行の時間を増やさなくちゃ。さっき言ったことを実行するためにね。
「お待たせしました~。あれ? 瑞貴さん?」
「ん? どうした?」
「瑞貴~。私も一緒に食べていい?」
〈クルッポー!〉
ソースを持って来た小松さんに続いてトリコもこっちを向いた。ティナさんもクルッポーも来たし、ちょうどいいかも。
「トリコ、小松さん、ココさん、サニー、ティナさん、クルッポー……今までありがとう。――これからもよろしくお願いします!」
私は一人一人の名前を呼ぶと同時に顔を巡らし、深々と頭を下げて礼をすると満面の笑みを浮かべた。
「「「「っ!」」」」
「あれ? なんでみんな顔が赤いの?」
「瑞貴~! こっちこそよろしくね! てんこ盛りなスクープも期待しているから!」
〈クルッポー!〉
男たちの様子に首を傾げるとティナさんとクルッポーが抱きついて来たので、それを受け止めた。
(な、なんか笑顔の威力倍増してねぇか!?)
(アワワワ……! 眩しすぎて直視できないです……!)
(今までも可愛いと思ったけど、さらに可愛くなってる気がする……!)
(つ、美(ツク)しい……! より美(ツク)しくなってやがる!)
……男たちの葛藤など、瑞貴は知る由(ヨシ)もなかった。
小松さんにそう言ったウーメン梅田さんを確認したあと、私は彼が去ったあとに小松さんに話しかける。
「そういえば小松さん、法案って何?」
「実は、僕もよく知らなくて――」
「では、みなさん! 今回のサミットでは満場一致ということで法案を可決致します」
するとウーメン梅田さんの声がレストラン中に響き渡り、全員が注目する。
「ET米の握り寿司! 醤油は、シャリではなく……ネタに付けると!」
「「「「「異議なし!!」」」」」
ウーメン梅田さんが結果を発表すると、首脳陣たちから拍手喝采が沸き起こる。けど……。
「これ、法案で決めることです……?」
「しょうもない気がするんだけど……」
「こんなことで世界が救われるの……?」
〈クポー……〉
これをわざわざ法案で決めて否定派のドヘム大統領の機嫌を取る必要あるの? てか、ET米って次郎さんのフルコースでグルメ界のじゃなかったっけ? あー! いちいちツッコミをしてたらキリがない!
「…………」
「小松さん?」
呆れ顔から一転して周りを見渡す小松さんの視線を追うと、そこには立場も国も関係なく盛り上がっている人々だった。みんなおいしいものを食べることで幸せそうな表情をしている。なんか気が抜けちゃうな。
「さっきまでの勢いなんてどうでもよくなっちゃった」
「『おいしいものが心を満たす』……きっと、こういうことなんですね」
「小松さん?」
「いえ、なんでもないです」
なんか呟いた気がするんだけど気のせいかな。さ~て、私も食べようっと。バブリートロとかまだ食べたことないし!
「小松! じゃんじゃんソース作ってくれ!」
「はい! トリコさん!」
トリコに頼まれて小松さんがもう一度厨房に戻って行くと、私はいつの間にか集まったココさんとサニーと同じテーブルに座った。
「いただきます! あむ……ん~! このバブリートロ、ソースとの相性がマッチして最高~!」
「瑞貴ちゃん、何かいいことあった?」
「えっ?」
「スゴく吹っ切れたような顔をしているから」
「そういえばそだな。なんつーの? しがらみから抜けたって感じだし」
しがらみから抜けたか……サニーもうまいこと言うね。ココさんも鋭いし、私ってそんなにわかりやすいのかな。
「はい。もう私は自由に生きようって決めたんです。やらずに後悔するならやって後悔したほうがいいし、それも絶対後悔しない結果を残すために力を付けようって」
もっと修行の時間を増やさなくちゃ。さっき言ったことを実行するためにね。
「お待たせしました~。あれ? 瑞貴さん?」
「ん? どうした?」
「瑞貴~。私も一緒に食べていい?」
〈クルッポー!〉
ソースを持って来た小松さんに続いてトリコもこっちを向いた。ティナさんもクルッポーも来たし、ちょうどいいかも。
「トリコ、小松さん、ココさん、サニー、ティナさん、クルッポー……今までありがとう。――これからもよろしくお願いします!」
私は一人一人の名前を呼ぶと同時に顔を巡らし、深々と頭を下げて礼をすると満面の笑みを浮かべた。
「「「「っ!」」」」
「あれ? なんでみんな顔が赤いの?」
「瑞貴~! こっちこそよろしくね! てんこ盛りなスクープも期待しているから!」
〈クルッポー!〉
男たちの様子に首を傾げるとティナさんとクルッポーが抱きついて来たので、それを受け止めた。
(な、なんか笑顔の威力倍増してねぇか!?)
(アワワワ……! 眩しすぎて直視できないです……!)
(今までも可愛いと思ったけど、さらに可愛くなってる気がする……!)
(つ、美(ツク)しい……! より美(ツク)しくなってやがる!)
……男たちの葛藤など、瑞貴は知る由(ヨシ)もなかった。