狂気の圧力! グリンパーチ対トリコ&##NAME1##!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「お前の心臓の音も感じる……お前もここにいるんだ、今は俺の腕の中にな」
「トリコ……!」
イレギュラーな存在で、いるべき人間じゃないと思ったけど――私は確かにここにいる。トリコや小松さんたちの仲間で、この世界に存在しているんだ!
〈クゥ~ン〉
「テリー……」
テリーもトリコと同じ気持ちなのか私に擦り寄って涙を舐めてくれた。くすぐったいけど、二人共とても温かかった。
これからはもっともっと強くなろう。トリコのために、小松さんのために、みんなのために――!
(……こんなにも重く辛いことを、こいつは背負ってきたのか)
……トリコは腕の中で静かに泣く瑞貴を感じてそう思った。今まで何かしら離れようとしていたのも、『自分はいるべき人間じゃない』と思っていた部分もあったからだろう。
(守りたい……全ての辛いことや苦しいことから、愛しいこいつを――瑞貴を……!)
いつしか生まれたトリコの瑞貴に対する気持ちはハッキリ定まった。
☆☆☆☆☆
……翌日の夜。ホテルグルメでは各国の首脳陣もサミットの会場としてレストランに集まっている。用意してあるバブリートロのピークがあと5分と迫っているので、ウーメン梅田の指示でシェフが未完成のソースをかけてドヘム大統領に出すように言った。
ホテルグルメの前にはマスコミが集まる中、青いヘリが無理矢理のように着陸した。扉が開くと満足そうな顔をするサニーが現れる。
「我ながら、美(ツク)しくワイルドな着陸だぜ。フフッ」
「ちゃんと…屋上に着陸してくださいよ~……」
「もっと静かに降りてよね~……」
〈クポ~……〉
「だから定員オーバー! 操縦効かねぇっての! つか、なんとか間に合わせたんだからいいだろ!」
ヘロヘロになる小松とティナに向かってサニーは吠えるように言った。
「ティナ!? ――どうやら、ホテルグルメのシェフのようです!」
ティナと同じグルメTVのスタッフが中継していると、他のマスコミが一気に小松の元へ駆け寄って来た。その光景に小松が慌てる中、ヨハネスが他のIGOスタッフと共に間に来て立ち塞がる。
「小松くん! 早く行きたまえ!」
「ああっ、はい!」
「待って!」
〈クポッ!〉
「頼んだぞ! ティナ!」
「えっ? あっ、はい!」
小松を追うティナにスタッフがあとを任せるように言った。ティナはそれに一瞬キョトンとしたがスクープのために返事をして小松と共にホテルグルメの中に入る。
――その間にレストランではドヘム大統領の前にバブリートロが出された。ウーメン梅田はシェフにソースをかけるように言う。
「おおっ! これはバブリートロ!」
「あと3分で、バブリートロは味のピークを迎えます。さっ、ソースをおかけして」
「あっ、はい……」
――エレベーターでは間に合わないため、非常階段を使ってレストランに向かう小松とティナとクルッポー。しかし小松は階段に足を引っかけてコケてしまった。
「小松くん!」
〈クポー!〉
「バブリートロの料理を…完成させなきゃ…いけないんだぁ!!」
「時間がないわ!」
料理人のプライドとして小松は起き上がり再び走り出す。
――しかしドヘム大統領に出されたバブリートロにはソースがかけられ、ドヘム大統領がそれを口に運ぼうとしていた。
バンッ!!
「ま、待ってください!!」
「「「「「!?」」」」」
「「小松シェフ!」」
レストランに着いた小松の登場に集まった首脳陣たちは驚き、ウーメン梅田とシェフは声を上げた。小松は全速力で着たため顔が赤く汗を流して湯気が出ている。
「トリコ……!」
イレギュラーな存在で、いるべき人間じゃないと思ったけど――私は確かにここにいる。トリコや小松さんたちの仲間で、この世界に存在しているんだ!
〈クゥ~ン〉
「テリー……」
テリーもトリコと同じ気持ちなのか私に擦り寄って涙を舐めてくれた。くすぐったいけど、二人共とても温かかった。
これからはもっともっと強くなろう。トリコのために、小松さんのために、みんなのために――!
(……こんなにも重く辛いことを、こいつは背負ってきたのか)
……トリコは腕の中で静かに泣く瑞貴を感じてそう思った。今まで何かしら離れようとしていたのも、『自分はいるべき人間じゃない』と思っていた部分もあったからだろう。
(守りたい……全ての辛いことや苦しいことから、愛しいこいつを――瑞貴を……!)
いつしか生まれたトリコの瑞貴に対する気持ちはハッキリ定まった。
☆☆☆☆☆
……翌日の夜。ホテルグルメでは各国の首脳陣もサミットの会場としてレストランに集まっている。用意してあるバブリートロのピークがあと5分と迫っているので、ウーメン梅田の指示でシェフが未完成のソースをかけてドヘム大統領に出すように言った。
ホテルグルメの前にはマスコミが集まる中、青いヘリが無理矢理のように着陸した。扉が開くと満足そうな顔をするサニーが現れる。
「我ながら、美(ツク)しくワイルドな着陸だぜ。フフッ」
「ちゃんと…屋上に着陸してくださいよ~……」
「もっと静かに降りてよね~……」
〈クポ~……〉
「だから定員オーバー! 操縦効かねぇっての! つか、なんとか間に合わせたんだからいいだろ!」
ヘロヘロになる小松とティナに向かってサニーは吠えるように言った。
「ティナ!? ――どうやら、ホテルグルメのシェフのようです!」
ティナと同じグルメTVのスタッフが中継していると、他のマスコミが一気に小松の元へ駆け寄って来た。その光景に小松が慌てる中、ヨハネスが他のIGOスタッフと共に間に来て立ち塞がる。
「小松くん! 早く行きたまえ!」
「ああっ、はい!」
「待って!」
〈クポッ!〉
「頼んだぞ! ティナ!」
「えっ? あっ、はい!」
小松を追うティナにスタッフがあとを任せるように言った。ティナはそれに一瞬キョトンとしたがスクープのために返事をして小松と共にホテルグルメの中に入る。
――その間にレストランではドヘム大統領の前にバブリートロが出された。ウーメン梅田はシェフにソースをかけるように言う。
「おおっ! これはバブリートロ!」
「あと3分で、バブリートロは味のピークを迎えます。さっ、ソースをおかけして」
「あっ、はい……」
――エレベーターでは間に合わないため、非常階段を使ってレストランに向かう小松とティナとクルッポー。しかし小松は階段に足を引っかけてコケてしまった。
「小松くん!」
〈クポー!〉
「バブリートロの料理を…完成させなきゃ…いけないんだぁ!!」
「時間がないわ!」
料理人のプライドとして小松は起き上がり再び走り出す。
――しかしドヘム大統領に出されたバブリートロにはソースがかけられ、ドヘム大統領がそれを口に運ぼうとしていた。
バンッ!!
「ま、待ってください!!」
「「「「「!?」」」」」
「「小松シェフ!」」
レストランに着いた小松の登場に集まった首脳陣たちは驚き、ウーメン梅田とシェフは声を上げた。小松は全速力で着たため顔が赤く汗を流して湯気が出ている。