狂気の圧力! グリンパーチ対トリコ&##NAME1##!
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「なんとか切れたな、ストロー!」
「やったね、トリコ!」
「どうやって俺の背後に!? 地表の温度は1200度だぞ!?」
驚くグリンパーチに私たちは口の端を上げて説明をする。
「最初のフライングナイフは……狙いはお前じゃねぇ。息絶えていたマグマラット。そう――マグマラットの毛皮だ! そのあとわざとお前を挑発して瑞貴が攻撃したのは、より強力な攻撃を誘うため!」
「案の定あんたは、自分の視界を狭くなるくらいのデカい息を吐いた。それを私の火炎壁で目を向けさせるのと同時に、その隙にマグマラットの毛皮を使ってそっちへ行くトリコを気づかせないためってわけ!」
「ナイフとフォークが進化したとはいえ、さすがに近づかねぇとお前にダメージを与えられねぇからな!」
「へへへっ。さすがだトリコ、そこの女も、アッパレだ。おもしれぇ! 面白くなってきやがったぜぇ!」
強いオーラを放つグリンパーチ。私もトリコの隣に移動して二人でグルメ細胞のオーラを出して構えた。
♪ポルルル、ポルルル♪
奇妙な音楽が聞こえたと思ったら、グリンパーチは毛綿みたいなモノを取り出した。
「なんだよおい、いいとこなのに! 料理長から呼び出しかよ!? 今日はここまでだー、トリコ! 女!」
「「ハアッ!?」」
「すぐに本部に戻らなきゃいけねぇ。まあちょうど俺のペットも戻って来たみたいだしなぁ、やっと」
「「!」」
振り向けば空に巨大BBコーンを持ってきた、推定捕獲レベル85の昆虫獣類・ジャックエレファントがいた。
「トリコ……あの切れた巨大BBコーンって……!」
「こいつだったのか……!」
巨大BBコーンはあのときの私じゃ切ることができなかったので粒だけをもらったけど、切り口からしてこのジャックエレファントは一発で切ったに違いない。
「スウウゥゥウウウ――……! ヒヒヒッ!」
「「っ」」
ジャックエレファントからグリンパーチに顔を向ければ、先ほど息を吸い込んだのかまた体が膨らんでいる。
「今日は楽しかったぜ、トリコ、女。いい暇つぶしができた。次会うときは存分にやろうな!」
そう言ってストローをくわえたグリンパーチは息を吐き、ジェット噴射の要領でジャックエレファントの背に乗った。
「って、待てコラァ! テメェが食ったBBコーン返せよ!」
「あんたちゃんと返すって言ったじゃない!」
「あ? おめぇらが俺のストローをぶった切ったからだ。これであいこだ。じゃあな!」
「あいこだぁ!? つか、名前くらい名乗れ!」
「俺の名はグリンパーチ! 美食會・副料理長だ!」
そう言い残してグリンパーチはジャックエレファントと共に去って行った。
そして見えなくなる頃に私たちの元へテリーが現れるが、その顔は申し訳なさそうにしていた。
「テリー!」
〈クゥ~ン……〉
「よく逃げたな、えらいぞテリー。それでいいんだ」
「あれは私たちが指示したことだから、気に病む必要はないんだよ」
〈グルルル……〉
「これから俺たちは、もっともっと強くならねぇとな」
落ち込むテリーをトリコと私は労うように撫でる。あの場にテリーがいたら確実にグリンパーチに吸い取られていたに違いない。だから避難させるのが最優先だったんだ。
「グリンパーチ……奴は全く本気じゃなかった」
「美食會の副料理長があれほどとはね……」
……同時刻、ピースフルフラワーが咲いているウール草原では、グリンパーチの凄まじい脅威に全ての花が散ってしまった。
「さて、小松に持って帰ると約束したからな。瑞貴、もう一度調理を頼む」
「う、うん……」
巨大BBコーンの粒は時間がかかるから普通サイズのBBコーンで調理をした。
そして弾けたポップコーンを私たちは風呂敷に包んでいくけど、ときどきトリコが摘み食いしようとしたから散々止めた。小松さんの所に行けば一緒に食べられるから我慢しろと言い聞かせて。
「やったね、トリコ!」
「どうやって俺の背後に!? 地表の温度は1200度だぞ!?」
驚くグリンパーチに私たちは口の端を上げて説明をする。
「最初のフライングナイフは……狙いはお前じゃねぇ。息絶えていたマグマラット。そう――マグマラットの毛皮だ! そのあとわざとお前を挑発して瑞貴が攻撃したのは、より強力な攻撃を誘うため!」
「案の定あんたは、自分の視界を狭くなるくらいのデカい息を吐いた。それを私の火炎壁で目を向けさせるのと同時に、その隙にマグマラットの毛皮を使ってそっちへ行くトリコを気づかせないためってわけ!」
「ナイフとフォークが進化したとはいえ、さすがに近づかねぇとお前にダメージを与えられねぇからな!」
「へへへっ。さすがだトリコ、そこの女も、アッパレだ。おもしれぇ! 面白くなってきやがったぜぇ!」
強いオーラを放つグリンパーチ。私もトリコの隣に移動して二人でグルメ細胞のオーラを出して構えた。
♪ポルルル、ポルルル♪
奇妙な音楽が聞こえたと思ったら、グリンパーチは毛綿みたいなモノを取り出した。
「なんだよおい、いいとこなのに! 料理長から呼び出しかよ!? 今日はここまでだー、トリコ! 女!」
「「ハアッ!?」」
「すぐに本部に戻らなきゃいけねぇ。まあちょうど俺のペットも戻って来たみたいだしなぁ、やっと」
「「!」」
振り向けば空に巨大BBコーンを持ってきた、推定捕獲レベル85の昆虫獣類・ジャックエレファントがいた。
「トリコ……あの切れた巨大BBコーンって……!」
「こいつだったのか……!」
巨大BBコーンはあのときの私じゃ切ることができなかったので粒だけをもらったけど、切り口からしてこのジャックエレファントは一発で切ったに違いない。
「スウウゥゥウウウ――……! ヒヒヒッ!」
「「っ」」
ジャックエレファントからグリンパーチに顔を向ければ、先ほど息を吸い込んだのかまた体が膨らんでいる。
「今日は楽しかったぜ、トリコ、女。いい暇つぶしができた。次会うときは存分にやろうな!」
そう言ってストローをくわえたグリンパーチは息を吐き、ジェット噴射の要領でジャックエレファントの背に乗った。
「って、待てコラァ! テメェが食ったBBコーン返せよ!」
「あんたちゃんと返すって言ったじゃない!」
「あ? おめぇらが俺のストローをぶった切ったからだ。これであいこだ。じゃあな!」
「あいこだぁ!? つか、名前くらい名乗れ!」
「俺の名はグリンパーチ! 美食會・副料理長だ!」
そう言い残してグリンパーチはジャックエレファントと共に去って行った。
そして見えなくなる頃に私たちの元へテリーが現れるが、その顔は申し訳なさそうにしていた。
「テリー!」
〈クゥ~ン……〉
「よく逃げたな、えらいぞテリー。それでいいんだ」
「あれは私たちが指示したことだから、気に病む必要はないんだよ」
〈グルルル……〉
「これから俺たちは、もっともっと強くならねぇとな」
落ち込むテリーをトリコと私は労うように撫でる。あの場にテリーがいたら確実にグリンパーチに吸い取られていたに違いない。だから避難させるのが最優先だったんだ。
「グリンパーチ……奴は全く本気じゃなかった」
「美食會の副料理長があれほどとはね……」
……同時刻、ピースフルフラワーが咲いているウール草原では、グリンパーチの凄まじい脅威に全ての花が散ってしまった。
「さて、小松に持って帰ると約束したからな。瑞貴、もう一度調理を頼む」
「う、うん……」
巨大BBコーンの粒は時間がかかるから普通サイズのBBコーンで調理をした。
そして弾けたポップコーンを私たちは風呂敷に包んでいくけど、ときどきトリコが摘み食いしようとしたから散々止めた。小松さんの所に行けば一緒に食べられるから我慢しろと言い聞かせて。