美食會の刺客! トリコの技、進化の瞬間!
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「ヒッヒッヒッ。俺のブレスバズーカと変わらぬ威力……いや、二人でやったからそれ以上の威力か。危ねぇ危ねぇ、そんなパンチと技に俺の吸い込みが加わったらストローがイカレちまうところだ。ヒッヒッヒッ」
「いきなり10連使っちまった……しばらく釘パンチは撃てねぇか……」
まだ反動に慣れていないのかトリコの右腕が痺れていた。
「奴の実力はスタージュンと同等か、それに近い……。が、負ける気がしねぇ! それにお前もいるんだからな、瑞貴!」
「トリコ……うん! 当然!」
テリーは逃がしたけど私を逃がさなかったのは彼が私の実力を認めてくれたんだと思う。グリンパーチを相手に自分と一緒に戦えるってね!
「ヒヒッ! トリコ、お前の弱点はズバリ――射程距離だろぉ?」
「!」
「お前の攻撃は全て近距離で初めて効果を発揮する、だろぉ? ハッハッハッハッ!」
スタージュンたちからの報告もあったんだろうけど、トリコの攻撃の弱点が気づかれてしまった。ナイフもフォークも釘パンチも、近距離を要する攻撃だからね……。ココさんやサニーみたいに遠近関係なく攻撃できるわけじゃない。
「てことで、この位置から攻撃させてもらうぜ。ヒッヒッヒッ! そのあとゆっくり飲み込ませてもらうよ、そこの女も一緒にな! ブレスガン!!」
「守護壁!!」
グリンパーチが息をまるで弾のように吐き出して撃ってきたので、すかさずトリコの前に立った私は守護壁を張った。
「ん~?」
「私のことを忘れてもらっちゃ困るね!」
「サンキュー瑞貴! しかし、マジかよ……とんでもねぇ肺活量だ。息をこの距離まで飛ばせるのか!?」
さっきまで三人が一緒にいた場所を中心に離れ離れになり、その上グリンパーチは私たちが飛ばされた距離より上なのにお構いなしなんて、どんな体してんの!?
☆☆☆☆☆
……小松たちは未だにホテルグルメに辿り着けず、サニーのヘリに乗っていた。
「もっと飛ばしてください! サニーさん!」
「ハアッ?」
「ドヘム大統領に……心から満足してもらう料理を作ります。だから、バブリートロの味のピークに絶対間に合わせないと!」
GODの伝説を聞いて迷いが晴れたのか、小松は必ず成功させようと決意を固めていた。それをサニーも感じ取っている。
「松。その心掛け、美(ツク)しい……美(ツク)しいが――」
〈ギャース!!〉
「囲まれた……」
「「ぎゃおぉぉおおお!?」」
サニーが静かに言い放つとヘリの周りに火山風見鶏の群れがいることに気づき、ティナが小松に抱きつきながら二人で悲鳴を上げる。
「いきなり10連使っちまった……しばらく釘パンチは撃てねぇか……」
まだ反動に慣れていないのかトリコの右腕が痺れていた。
「奴の実力はスタージュンと同等か、それに近い……。が、負ける気がしねぇ! それにお前もいるんだからな、瑞貴!」
「トリコ……うん! 当然!」
テリーは逃がしたけど私を逃がさなかったのは彼が私の実力を認めてくれたんだと思う。グリンパーチを相手に自分と一緒に戦えるってね!
「ヒヒッ! トリコ、お前の弱点はズバリ――射程距離だろぉ?」
「!」
「お前の攻撃は全て近距離で初めて効果を発揮する、だろぉ? ハッハッハッハッ!」
スタージュンたちからの報告もあったんだろうけど、トリコの攻撃の弱点が気づかれてしまった。ナイフもフォークも釘パンチも、近距離を要する攻撃だからね……。ココさんやサニーみたいに遠近関係なく攻撃できるわけじゃない。
「てことで、この位置から攻撃させてもらうぜ。ヒッヒッヒッ! そのあとゆっくり飲み込ませてもらうよ、そこの女も一緒にな! ブレスガン!!」
「守護壁!!」
グリンパーチが息をまるで弾のように吐き出して撃ってきたので、すかさずトリコの前に立った私は守護壁を張った。
「ん~?」
「私のことを忘れてもらっちゃ困るね!」
「サンキュー瑞貴! しかし、マジかよ……とんでもねぇ肺活量だ。息をこの距離まで飛ばせるのか!?」
さっきまで三人が一緒にいた場所を中心に離れ離れになり、その上グリンパーチは私たちが飛ばされた距離より上なのにお構いなしなんて、どんな体してんの!?
☆☆☆☆☆
……小松たちは未だにホテルグルメに辿り着けず、サニーのヘリに乗っていた。
「もっと飛ばしてください! サニーさん!」
「ハアッ?」
「ドヘム大統領に……心から満足してもらう料理を作ります。だから、バブリートロの味のピークに絶対間に合わせないと!」
GODの伝説を聞いて迷いが晴れたのか、小松は必ず成功させようと決意を固めていた。それをサニーも感じ取っている。
「松。その心掛け、美(ツク)しい……美(ツク)しいが――」
〈ギャース!!〉
「囲まれた……」
「「ぎゃおぉぉおおお!?」」
サニーが静かに言い放つとヘリの周りに火山風見鶏の群れがいることに気づき、ティナが小松に抱きつきながら二人で悲鳴を上げる。