テリーの為に! 灼熱で弾けろ、BBコーン!
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見た目も匂いも堪能したし、私たちは顔を見合わせるとポップコーンを持つ手とは反対の手を立て、テリーもそれにならって目の前のポップコーンに顔を少し下げて目を閉じる。
「「この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!」」
礼をしたあとテリーはポップコーンの匂いを興味津々で嗅いで、前足で挟んで座っている。
「テリー、どうだ?」
「た、食べられる?」
トリコと私は緊張した面持ちで見守っている。もともとテリーの食事のために捕獲しに来たんだからね。
ペロッ。
「「あっ!」」
なんとテリーはポップコーンを舐めた! トリコから聞いた話じゃ今まで食材は食べるどころか舐めようともしなかったのに! そしてひと口かじって飲み込みと……。
〈ウォン!〉
「うまいか! そうか……!」
「テリーの口に合ったんだね……!」
何も食べてくれなかったから特にトリコは心配していた。その嬉しさのあまり出た涙を拭うとテリーを優しく撫でた。
「よかったな、テリー!」
「本当によかった……!」
あっ、なんか私まで涙が出てきた……。これからポップコーンを食べるんだから拭わないとね。
「よーし! 瑞貴、俺たちも食うぞ!」
「うん!」
テリーも食べてくれるし、私たちもBBコーンのポップコーンを実食する。
「お、おいしい! グルメ界の猛獣が大好物だって理由、スゴくわかるかも!」
(う、うめぇ! うますぎて手が止まらねぇ! いくらでも無限に食べられそうだ!)
「トリコ、ちゃんと噛んで味わってみて! スゴいよ、これ!」
「オウッ!」
次から次へと取って食べるトリコにそう言うと、今度はゆっくり噛んでいく。よく噛むことが食材のおいしさを一番わからせてくれるからね。
「う、うま~! 噛むと風味が増し、さらに深い味になった……! フワフワな食感で喉越しもなめらかだ~!」
「でしょでしょ!? って、どんだけ食べるの!?」
同意を求めようとしたらトリコはまた次々とポップコーンを取って口の中に運んでいく。
(何より、ひと口食べたら止まらなくなる! 逆に腹が減ってくるようで、他のメシも食いたくなってきた! こいつは食欲増進効果がハンパじゃねぇぞ!)
この段のポップコーンがなくなりそう! テリーも食べていくし、私も食べなきゃなくなっちゃう!
「あっ、そうだ! いいモノがあるんだった!」
「いいモノ?」
私はリュックからこの間捕獲した粉状にしたオレン塩を取り出し、ポップコーンに少しかけると食べてみた。
「おっ、ポップコーンに定番のしょっぱさにフルーティーな味が加わっておいしい!」
「俺のもかけてくれ!」
「うん!」
トリコに頼まれて彼のポップコーンにもオレン塩をかける。
「うっめー! ――ハッ!」
「ングッ! ど、どうしたの!?」
突然トリコの手が止まったから口の中のポップコーンを飲み込んで顔を向けると、何かを見つけたような顔をしていた。
「これは……ピッタリなんじゃねぇか……!? あの項目に!」
「項目……?」
ドッカ――ンッ!!
トリコの言うことの意味を訊こうとすると突然火山の噴火が起こったので、私たちは顔を向ける。
「おっ、ちょうどいい! ウール火山の火山灰は程よい塩分を含んでいて食べることもできる。ポップコーンのスパイスには持ってこいだ!」
「塩味のポップコーンだね! 私大好き!」
それに調理にも使えそうだから持って行こう。リュックから小さな袋を二つ取り出して広げると地面に置いた。一つは小松さんのお土産にね。
「ウール火山も祝福してくれてるみてぇだな、瑞貴、テリー!」
「うん! テリーの口に合う食材の発見にね!」
「ああ、それともう一つ――俺のオードブルの決定を!」
「オードブルって……まさか!」
「フルコースメニュー・オードブルは――BBコーンに決定だ!」
虹の実に続いてトリコのフルコースメニューが一つ加わった! またこんな場面に立ち会えるなんてファンとしては嬉しいな。
「これならスタートにふさわしい……コース全てをおいしくいただけそうだ!」
「オードブルに食欲増進のBBコーンかぁ……確かにフルコースをおいしく楽しむにはピッタリな食材だね! おめでとう!」
パチパチと両手を叩いて祝福すると、トリコが私とテリーを一緒な優しく抱きしめてきた。
「ありがとな、瑞貴! テリー! お前らのおかげだ!」
〈ワウッ〉
「トリコ……――っ!?」
「ん? どうした!?」
ビュオォオオオ――……!!
「「〈!?〉」」
感動していたら全身に嫌な気配が走った。その様子にトリコが声をかけると同時に突風が舞って、私たちの隣にいつの間にかいる男が普通のより巨大なストローで一番下にあったポップコーンを含めて全て吸い尽くした!
「プハアッ、うめー! BBコーン! その犬も吸ってい~い?」
〈!?〉
こいつが言っていることは本気だとわかったのか、テリーは次々と地表を足場にして遠くに飛んで行く。
「プハアアァァ……スウウゥゥウウウ――……!!」
大きく息を吐き出したがらストローをテリーのいる方向に向け、思いっきり吸い込んでいく。ハンパじゃない吸い込みにテリーが追い付かれてしまった。このままじゃ吸い込まれる!
「「この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!」」
礼をしたあとテリーはポップコーンの匂いを興味津々で嗅いで、前足で挟んで座っている。
「テリー、どうだ?」
「た、食べられる?」
トリコと私は緊張した面持ちで見守っている。もともとテリーの食事のために捕獲しに来たんだからね。
ペロッ。
「「あっ!」」
なんとテリーはポップコーンを舐めた! トリコから聞いた話じゃ今まで食材は食べるどころか舐めようともしなかったのに! そしてひと口かじって飲み込みと……。
〈ウォン!〉
「うまいか! そうか……!」
「テリーの口に合ったんだね……!」
何も食べてくれなかったから特にトリコは心配していた。その嬉しさのあまり出た涙を拭うとテリーを優しく撫でた。
「よかったな、テリー!」
「本当によかった……!」
あっ、なんか私まで涙が出てきた……。これからポップコーンを食べるんだから拭わないとね。
「よーし! 瑞貴、俺たちも食うぞ!」
「うん!」
テリーも食べてくれるし、私たちもBBコーンのポップコーンを実食する。
「お、おいしい! グルメ界の猛獣が大好物だって理由、スゴくわかるかも!」
(う、うめぇ! うますぎて手が止まらねぇ! いくらでも無限に食べられそうだ!)
「トリコ、ちゃんと噛んで味わってみて! スゴいよ、これ!」
「オウッ!」
次から次へと取って食べるトリコにそう言うと、今度はゆっくり噛んでいく。よく噛むことが食材のおいしさを一番わからせてくれるからね。
「う、うま~! 噛むと風味が増し、さらに深い味になった……! フワフワな食感で喉越しもなめらかだ~!」
「でしょでしょ!? って、どんだけ食べるの!?」
同意を求めようとしたらトリコはまた次々とポップコーンを取って口の中に運んでいく。
(何より、ひと口食べたら止まらなくなる! 逆に腹が減ってくるようで、他のメシも食いたくなってきた! こいつは食欲増進効果がハンパじゃねぇぞ!)
この段のポップコーンがなくなりそう! テリーも食べていくし、私も食べなきゃなくなっちゃう!
「あっ、そうだ! いいモノがあるんだった!」
「いいモノ?」
私はリュックからこの間捕獲した粉状にしたオレン塩を取り出し、ポップコーンに少しかけると食べてみた。
「おっ、ポップコーンに定番のしょっぱさにフルーティーな味が加わっておいしい!」
「俺のもかけてくれ!」
「うん!」
トリコに頼まれて彼のポップコーンにもオレン塩をかける。
「うっめー! ――ハッ!」
「ングッ! ど、どうしたの!?」
突然トリコの手が止まったから口の中のポップコーンを飲み込んで顔を向けると、何かを見つけたような顔をしていた。
「これは……ピッタリなんじゃねぇか……!? あの項目に!」
「項目……?」
ドッカ――ンッ!!
トリコの言うことの意味を訊こうとすると突然火山の噴火が起こったので、私たちは顔を向ける。
「おっ、ちょうどいい! ウール火山の火山灰は程よい塩分を含んでいて食べることもできる。ポップコーンのスパイスには持ってこいだ!」
「塩味のポップコーンだね! 私大好き!」
それに調理にも使えそうだから持って行こう。リュックから小さな袋を二つ取り出して広げると地面に置いた。一つは小松さんのお土産にね。
「ウール火山も祝福してくれてるみてぇだな、瑞貴、テリー!」
「うん! テリーの口に合う食材の発見にね!」
「ああ、それともう一つ――俺のオードブルの決定を!」
「オードブルって……まさか!」
「フルコースメニュー・オードブルは――BBコーンに決定だ!」
虹の実に続いてトリコのフルコースメニューが一つ加わった! またこんな場面に立ち会えるなんてファンとしては嬉しいな。
「これならスタートにふさわしい……コース全てをおいしくいただけそうだ!」
「オードブルに食欲増進のBBコーンかぁ……確かにフルコースをおいしく楽しむにはピッタリな食材だね! おめでとう!」
パチパチと両手を叩いて祝福すると、トリコが私とテリーを一緒な優しく抱きしめてきた。
「ありがとな、瑞貴! テリー! お前らのおかげだ!」
〈ワウッ〉
「トリコ……――っ!?」
「ん? どうした!?」
ビュオォオオオ――……!!
「「〈!?〉」」
感動していたら全身に嫌な気配が走った。その様子にトリコが声をかけると同時に突風が舞って、私たちの隣にいつの間にかいる男が普通のより巨大なストローで一番下にあったポップコーンを含めて全て吸い尽くした!
「プハアッ、うめー! BBコーン! その犬も吸ってい~い?」
〈!?〉
こいつが言っていることは本気だとわかったのか、テリーは次々と地表を足場にして遠くに飛んで行く。
「プハアアァァ……スウウゥゥウウウ――……!!」
大きく息を吐き出したがらストローをテリーのいる方向に向け、思いっきり吸い込んでいく。ハンパじゃない吸い込みにテリーが追い付かれてしまった。このままじゃ吸い込まれる!