テリーの為に! 灼熱で弾けろ、BBコーン!
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「よし!」
〈キュアァァアアア!!〉
「「「あっ!」」」
なんとアロエリマキトカゲは三人のすぐそばまで来ていた。
「逃げろー!」
「きゃあぁぁあああ!」
「わああぁぁあああ!」
全員アロエリマキトカゲから離れようと逃げ出すが、アロエリマキトカゲは自分の首回りにあるアロエを伸ばし、小松を捕獲した。
「うわあぁぁあああ!」
「小松くん!」
「ああっ!」
彼が捕まったことに気づきヨハネスもティナも足を止めて振り向くが、アロエリマキトカゲはそのまま小松わ食べてしまった。
「小松くん!!」
ティナが悲鳴を上げる中、アロエリマキトカゲの口から体内に放り出された小松は、リュックから出たグルメスパイサーが目に入ってキャッチする。
「そういえば、あのとき!」
『失敗したモノが君を救う。きっと、それが役に立つだろう』
以前言っていたココの占いを思い出した。あのときはなんのことかわからなかったが、今の小松には心当たりがある。
「失敗したモノか……――よし! 特製うま辛スパイス――ッ!!」
小松はグルメスパイサーを分解すると、あのとき余ったパルメ山椒の実と明太子麦をセットして辺り一面にかけた。
すると外ではアロエリマキトカゲが咀嚼(ソシャク)していると口からピンクの煙が出た。口の中に広がる辛さに首回りのアロエが全て取れるほど驚いて小松を吐き出す。
「「小松くん!」」
〈キュアァァアアア!!〉
「「「あ……」」」
ティナとヨハネスと小松のそばに駆け寄ると、アロエリマキトカゲが小松を吐き出してもまだ残る辛さに奮闘して逃げて行った。その光景に三人が思わず唖然としていると――。
「フッ……待たせたな、みんな。結構大変な目に遭っていたようだけど……安心しろ。俺が来たからには――」
「小松くん、大丈夫!?」
「あっ、はい……。さっきのスパイスが役に立ちました……」
「やるじゃん! スゴいじゃん!」
「いやあ、これもココさんのおかげです!」
「って、俺の美(ツク)しい登場はナシかよ……!?」
颯爽と登場したサニーだが、小松は無事だしアロエリマキトカゲは逃げたし、事態はすでに終息していた。狙って展開がダメになってサニーが愕然としていると三人はやっと彼に気づく。
「あれ? サニーさん?」
「何してるの? こんなところで」
「えっ!? あっ、いや、アアアアレだ!」
「「「えっ?」」」
「アレを取りに来たんだ!」
急に話を振られて誤魔化そうとサニーが指差したのは、スパイスのショックで取れたアロエリマキトカゲのアロエだった。
「あれって、さっきのトカゲのアロエじゃない」
「フッ、このアロエは保湿効果がパネェんだ。美肌やキューティクルにスッゲーいいからな!」
その場しのぎに指したとはいえ、美容効果のモノならサニーらしいと、小松やティナたちは納得した。
「――小松!」
「――ティナさん! クルッポー! ヨハネスさんも!」
「「「あっ!」」」
声が聞こえて振り向くと、そこにはトリコと瑞貴とテリーがいた。三人の姿を見た小松たちは笑顔になって彼らに駆け寄る。
「トリコさん!」
「瑞貴!」
「お前らも来てたのか」
「はい!」
「何? この俺んときとの反応の差は!」
……二人が本来合流したかった人物たちと出会えたとはいえ、サニーは自分と彼らの反応の違いに唇を尖らして拗ねた。
「ウールスターソースの実を採りに来たんです!」
「ホォ~」
「こんな危険地帯に来るなんて、小松さんも根性がついたね!」
「それにね、瑞貴。小松くんはさっきトカゲに食べられてしまったけど、オリジナルスパイスで見事脱出したし、トカゲを追い返したの!」
「ええっ! 小松さん、スッゴい!」
「い、いやあ……」
ティナさんから聞いて私は目を輝かせると、小松さんは頬を赤く染めて頭に手を置いた。……ちなみにこのシチュエーションを自分に予定していたサニーはさらに顔をしかめていた。
「あっ、それがトムさんの言っていたBBコーンですか?」
「オウッ!」
「これからポップコーンを作りに行くところなんだ」
「ホォ。グルメ貴族のおやつだったというポップコーンを……」
IGO所属のヨハネスさんも、BBコーンで作るポップコーンのことを知っているみたい。
「お前も行くか?」
「超特大の粒を採ったから、たくさんポップコーンができるよ」
「えっ? あっ……」
私たちに誘われた小松さんは一度目を見開いたけど、手に持っているウールスターソースの実を見て申し訳なさそうな顔をする。
〈キュアァァアアア!!〉
「「「あっ!」」」
なんとアロエリマキトカゲは三人のすぐそばまで来ていた。
「逃げろー!」
「きゃあぁぁあああ!」
「わああぁぁあああ!」
全員アロエリマキトカゲから離れようと逃げ出すが、アロエリマキトカゲは自分の首回りにあるアロエを伸ばし、小松を捕獲した。
「うわあぁぁあああ!」
「小松くん!」
「ああっ!」
彼が捕まったことに気づきヨハネスもティナも足を止めて振り向くが、アロエリマキトカゲはそのまま小松わ食べてしまった。
「小松くん!!」
ティナが悲鳴を上げる中、アロエリマキトカゲの口から体内に放り出された小松は、リュックから出たグルメスパイサーが目に入ってキャッチする。
「そういえば、あのとき!」
『失敗したモノが君を救う。きっと、それが役に立つだろう』
以前言っていたココの占いを思い出した。あのときはなんのことかわからなかったが、今の小松には心当たりがある。
「失敗したモノか……――よし! 特製うま辛スパイス――ッ!!」
小松はグルメスパイサーを分解すると、あのとき余ったパルメ山椒の実と明太子麦をセットして辺り一面にかけた。
すると外ではアロエリマキトカゲが咀嚼(ソシャク)していると口からピンクの煙が出た。口の中に広がる辛さに首回りのアロエが全て取れるほど驚いて小松を吐き出す。
「「小松くん!」」
〈キュアァァアアア!!〉
「「「あ……」」」
ティナとヨハネスと小松のそばに駆け寄ると、アロエリマキトカゲが小松を吐き出してもまだ残る辛さに奮闘して逃げて行った。その光景に三人が思わず唖然としていると――。
「フッ……待たせたな、みんな。結構大変な目に遭っていたようだけど……安心しろ。俺が来たからには――」
「小松くん、大丈夫!?」
「あっ、はい……。さっきのスパイスが役に立ちました……」
「やるじゃん! スゴいじゃん!」
「いやあ、これもココさんのおかげです!」
「って、俺の美(ツク)しい登場はナシかよ……!?」
颯爽と登場したサニーだが、小松は無事だしアロエリマキトカゲは逃げたし、事態はすでに終息していた。狙って展開がダメになってサニーが愕然としていると三人はやっと彼に気づく。
「あれ? サニーさん?」
「何してるの? こんなところで」
「えっ!? あっ、いや、アアアアレだ!」
「「「えっ?」」」
「アレを取りに来たんだ!」
急に話を振られて誤魔化そうとサニーが指差したのは、スパイスのショックで取れたアロエリマキトカゲのアロエだった。
「あれって、さっきのトカゲのアロエじゃない」
「フッ、このアロエは保湿効果がパネェんだ。美肌やキューティクルにスッゲーいいからな!」
その場しのぎに指したとはいえ、美容効果のモノならサニーらしいと、小松やティナたちは納得した。
「――小松!」
「――ティナさん! クルッポー! ヨハネスさんも!」
「「「あっ!」」」
声が聞こえて振り向くと、そこにはトリコと瑞貴とテリーがいた。三人の姿を見た小松たちは笑顔になって彼らに駆け寄る。
「トリコさん!」
「瑞貴!」
「お前らも来てたのか」
「はい!」
「何? この俺んときとの反応の差は!」
……二人が本来合流したかった人物たちと出会えたとはいえ、サニーは自分と彼らの反応の違いに唇を尖らして拗ねた。
「ウールスターソースの実を採りに来たんです!」
「ホォ~」
「こんな危険地帯に来るなんて、小松さんも根性がついたね!」
「それにね、瑞貴。小松くんはさっきトカゲに食べられてしまったけど、オリジナルスパイスで見事脱出したし、トカゲを追い返したの!」
「ええっ! 小松さん、スッゴい!」
「い、いやあ……」
ティナさんから聞いて私は目を輝かせると、小松さんは頬を赤く染めて頭に手を置いた。……ちなみにこのシチュエーションを自分に予定していたサニーはさらに顔をしかめていた。
「あっ、それがトムさんの言っていたBBコーンですか?」
「オウッ!」
「これからポップコーンを作りに行くところなんだ」
「ホォ。グルメ貴族のおやつだったというポップコーンを……」
IGO所属のヨハネスさんも、BBコーンで作るポップコーンのことを知っているみたい。
「お前も行くか?」
「超特大の粒を採ったから、たくさんポップコーンができるよ」
「えっ? あっ……」
私たちに誘われた小松さんは一度目を見開いたけど、手に持っているウールスターソースの実を見て申し訳なさそうな顔をする。