テリーの為に! 灼熱で弾けろ、BBコーン!
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「おい、テリー!」
〈ウォン!〉
「えっ? 場所、わかるの?」
「ん……? あっ! そういやマーキングしてたな、お前!」
あのマーキングの匂いをテリーは追ってるんだ! ジャングルの外にあるピースフルフラワーが咲いていた場所にもしてたし、これで外に出られる!
テリーの活躍にトリコは頭を撫でて私は首に抱きついて頬ずりをする。
「さすがだ! でかしたぞ、テリー!」
「ありがとう~! 助かった~!」
〈ワウッ!〉
「ナイスションベン! ナイスションベンだ!」
〈ワウッ!?〉
トリコの微妙な褒め言葉にテリーは笑顔から一転して複雑そうな顔をした。
☆☆☆☆☆
……一方、ティナや小松たちは周りの植物が異常な早さの成長をしていることに驚いた。
「な、何これ!?」
「森の植物が!?」
「うわあぁぁあああ!」
ヘリで待機していたヨハネスも植物がヘリに絡みついたので脱出するが、残ったヘリはさらに巻きつかれて上空で爆発した。
すると小松とゾンゲが、小松の胸ポケットに差しているピースフルフラワーの花びらの一枚が半分散ってしまったことに気づく。
「あっ! 花びらが!」
「何ぃ!?」
「捕獲レベル5クラスのが来ます!」
「「「「「うわあぁぁあああ!!」」」」」」
上空から迫ってきたのはテリーをおびき寄せたのと同じ種類の桃ンガだ。明らかに狙ってくるので全員一斉に逃げ出した。桃ンガも飛ぶより走ったほうが速いと思ったのか、地面に降りて両手足を使って追って来る。
「ちょっと、なんとかしてよ! あんた美食屋でしょ!? トンビ!」
「違う! 俺様はゾンビだ! じゃなくて、ゾンゲだ! 今日はこの森の奴らぶっ倒しまくったからな……これ以上やると心が痛むんだよ!」
「って、大ボラ吹いている場合ですか!?」
まがりなりにも美食屋なのでゾンゲに助けを求めるティナだが、当然ゾンゲはそれを拒否した上にホラを吹いた。坂巻も反射的にツッコミを入れてしまった。
〈キィ! キィ! キイィッ!?〉
「あれ?」
「へへっ。俺様にビビったか」
急に方向転換したので小松が足を止めると他の者も同じように止まった。なんと桃ンガは小松たちを背に奥へと逃げて行った。――しかし再びピースフルフラワーが散ったことに誰も気づかなかった。それも花びら一枚丸々も。
ドシンッ!!
「「「ん?」」」
〈キュアアァァアアア!!〉
「「「「「うわあぁぁあああ!!」」」」」
大きな音に振り向くと、そこには捕獲レベル10の植物獣類・アロエリマキトカゲがいた。桃ンガが逃げた理由はこいつが現れたからなのだ。捕獲レベル6の桃ンガすらなんとかできなかったので、当然小松たちは再び逃げ出す。
キランッ!
「あっ!」
「あっ、小松くん!?」
「えっ!?」
茂みの隙間から何かが光り、小松はそれを目指して進行方向を変えると、ティナもヨハネスもそのあとを追った。
「確か、この辺で……――うわあ!」
小松は光った場所を確認しながら走って行くが、地面に生えている根っこに引っ掛かってコケてしまった。だが、目の前に黄金に輝く芽が出て成長していくと、星のマークが入った小さな小瓶のような実をつけた。
「これは……ウールスターソースの木! まだ実が小さいけど――」
「小松くん! こんな所で……」
「何やってるんだ!」
小松のうしろに肩で息をするティナとヨハネスと飛び続けるクルッポーが合流した。さらにそのうしろにはアロエリマキトカゲが追って来る。
「早く逃げない――」
「まだダメです!」
「ハアッ!?」
「実が、まだ育ってないんです!」
「ウールスターソースの実か……!」
「でも、そんなこと言ってる場合じゃ……!」
〈キュアァァアアア!!〉
ヨハネスとティナはアロエリマキトカゲに追いつかれてしまうと危惧しているが、小松の決意は揺らがなかった。
「これを手に入れないまま逃げるわけには、いかないんです!」
「小松くん!」
「僕にも――料理人としての覚悟があります!」
キランッ!
タイミングがよかったのか、小松の覚悟が伝わったのか、ウールスターソースの実が小瓶から大瓶になるまで育った。それを確認した小松は一つ採る。
〈ウォン!〉
「えっ? 場所、わかるの?」
「ん……? あっ! そういやマーキングしてたな、お前!」
あのマーキングの匂いをテリーは追ってるんだ! ジャングルの外にあるピースフルフラワーが咲いていた場所にもしてたし、これで外に出られる!
テリーの活躍にトリコは頭を撫でて私は首に抱きついて頬ずりをする。
「さすがだ! でかしたぞ、テリー!」
「ありがとう~! 助かった~!」
〈ワウッ!〉
「ナイスションベン! ナイスションベンだ!」
〈ワウッ!?〉
トリコの微妙な褒め言葉にテリーは笑顔から一転して複雑そうな顔をした。
☆☆☆☆☆
……一方、ティナや小松たちは周りの植物が異常な早さの成長をしていることに驚いた。
「な、何これ!?」
「森の植物が!?」
「うわあぁぁあああ!」
ヘリで待機していたヨハネスも植物がヘリに絡みついたので脱出するが、残ったヘリはさらに巻きつかれて上空で爆発した。
すると小松とゾンゲが、小松の胸ポケットに差しているピースフルフラワーの花びらの一枚が半分散ってしまったことに気づく。
「あっ! 花びらが!」
「何ぃ!?」
「捕獲レベル5クラスのが来ます!」
「「「「「うわあぁぁあああ!!」」」」」」
上空から迫ってきたのはテリーをおびき寄せたのと同じ種類の桃ンガだ。明らかに狙ってくるので全員一斉に逃げ出した。桃ンガも飛ぶより走ったほうが速いと思ったのか、地面に降りて両手足を使って追って来る。
「ちょっと、なんとかしてよ! あんた美食屋でしょ!? トンビ!」
「違う! 俺様はゾンビだ! じゃなくて、ゾンゲだ! 今日はこの森の奴らぶっ倒しまくったからな……これ以上やると心が痛むんだよ!」
「って、大ボラ吹いている場合ですか!?」
まがりなりにも美食屋なのでゾンゲに助けを求めるティナだが、当然ゾンゲはそれを拒否した上にホラを吹いた。坂巻も反射的にツッコミを入れてしまった。
〈キィ! キィ! キイィッ!?〉
「あれ?」
「へへっ。俺様にビビったか」
急に方向転換したので小松が足を止めると他の者も同じように止まった。なんと桃ンガは小松たちを背に奥へと逃げて行った。――しかし再びピースフルフラワーが散ったことに誰も気づかなかった。それも花びら一枚丸々も。
ドシンッ!!
「「「ん?」」」
〈キュアアァァアアア!!〉
「「「「「うわあぁぁあああ!!」」」」」
大きな音に振り向くと、そこには捕獲レベル10の植物獣類・アロエリマキトカゲがいた。桃ンガが逃げた理由はこいつが現れたからなのだ。捕獲レベル6の桃ンガすらなんとかできなかったので、当然小松たちは再び逃げ出す。
キランッ!
「あっ!」
「あっ、小松くん!?」
「えっ!?」
茂みの隙間から何かが光り、小松はそれを目指して進行方向を変えると、ティナもヨハネスもそのあとを追った。
「確か、この辺で……――うわあ!」
小松は光った場所を確認しながら走って行くが、地面に生えている根っこに引っ掛かってコケてしまった。だが、目の前に黄金に輝く芽が出て成長していくと、星のマークが入った小さな小瓶のような実をつけた。
「これは……ウールスターソースの木! まだ実が小さいけど――」
「小松くん! こんな所で……」
「何やってるんだ!」
小松のうしろに肩で息をするティナとヨハネスと飛び続けるクルッポーが合流した。さらにそのうしろにはアロエリマキトカゲが追って来る。
「早く逃げない――」
「まだダメです!」
「ハアッ!?」
「実が、まだ育ってないんです!」
「ウールスターソースの実か……!」
「でも、そんなこと言ってる場合じゃ……!」
〈キュアァァアアア!!〉
ヨハネスとティナはアロエリマキトカゲに追いつかれてしまうと危惧しているが、小松の決意は揺らがなかった。
「これを手に入れないまま逃げるわけには、いかないんです!」
「小松くん!」
「僕にも――料理人としての覚悟があります!」
キランッ!
タイミングがよかったのか、小松の覚悟が伝わったのか、ウールスターソースの実が小瓶から大瓶になるまで育った。それを確認した小松は一つ採る。