テリーの為に! 灼熱で弾けろ、BBコーン!
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……食事をしないテリーのためにトリコと瑞貴はグルメ界の植物・BBコーンを捕獲するため、テリーと共にウージャングルへと向かった。その頃、小松とティナはウールスターソースの実捕獲のため、二人のあとを追っていた。
瑞貴たちの前にゾンビウッドが立ちはだかり、テリーはその猛威に苦戦するも戦いの才能の片鱗を見せ、勝利を得た。
☆☆☆☆☆
ゾンビウッドが猛獣以外に栄養にしていたモノを探るため、私たちは枝を次々と登って行く。
「よっと。フゥ~……いったい何百メートルあるのよ、この木は!」
「しかも俺の体重を余裕で支えるこの無数の枝……これなら森の上に巨大なビルを建てても大丈夫だな」
「ひと枝だけでも音が鳴ることなく充分支えてるもんね。メチャクチャ力強いなぁ……」
「お前が乗っても平気だもんな」
「どーいう意味だゴラアッ! 突き落としたるぞ!」
どうしてトリコは乙女に対してデリカシーがないんだ! しかも最大タブーでもある体重のことばっか!
「リンちゃんティナさんたちには、そんなこと言わないでよ。確実にフルボッコにされるから」
「何言ってんだ、お前だけだぞ。――反応が面白いからな」
「余計質(タチ)悪いわ!」
私がトリコに何かしたか!? 全く心当たりないんだけど……。
(反応が面白いってのも本当だが、『好きな奴はいじめたくなる』ってよく言うしな)
……素の表情を小松やココやサニーよりも一番自分の前だけは出しているので、トリコは少し優越感があった。
(やっぱり、俺は瑞貴のことが――)
「トリコ? どうしたの?」
「いや、それよりもしビルではなく巨大な食べ物だったらと思うとワクワクしてヨダレが止まらねぇ~!」
「はいはい」
何か考え事してたから少しでも心配した私がバカでした。本当に食事第一なんだから。
〈ウォン! ウォン!〉
「おっ、テリー! そこがてっぺんか? 今行くぜー!」
「速っ!?」
私たちより先に行っているテリーがてっぺんの光に向かって吠えていると、さっきまで隣にいたトリコが両手も使い、まるで獣のように枝を登って行っちゃった。
「私も急がなくちゃ」
ピョンピョンと枝を足場にジャンプしてトリコに追いつき、二人同時にてっぺんに飛び出すと……。
「おっ! おお~!」
「わあ~!」
生い茂る木々の上に大小様々なサイズのトウモロコシがたくさん生えている。テリーも追いついて今度は全員で着地すると、たくさんの枝が支えているのか丈夫で落ちることはなかった。
〈ウォーン!〉
「テリー、瑞貴、ビンゴだ! BBコーン発けーん!」
「やった!」
無事に目的のモノにたどり着けて私たちは大喜びした。特にテリーも嬉しそうに飛び回っている。
「スゲー! こんなに大きくて立派なトウモロコシ、初めて見たぞ!」
「トムさんのお土産も含めて、いくつか持って行こうね!」
トリコが礼をして一つのBBコーンに手を掛けると、私も別のBBコーンに礼をして手を当てるとスゴい厚みと弾力を感じる……実がギッシリ詰まっている証拠だね。
「さ~て、さっそく……」
「ふんぬ~!」
「ん?」
隣でトリコがBBコーンをもぎ取ろうとしているけど全然ビクともしない。
「まるで森全体を持ち上げようとしてるみてぇに、重い! くぅ~!」
「なんか、このウージャングル全体の植物と繋がっているみたい」
「森の全ての栄養を吸い、BBコーンは成長してるのか……」
「となれば、茎を切るしかないね」
私は茎の横に薙刀を当てて狙いを定めると、一振りで切って収穫する。
「よし!」
「そんじゃ、俺も。ナイフ!!」
「……あれ?」
「なんだあ!?」
私が薙刀を使って一振りで切れたのに対し、トリコは茎の一部さか切れてなかった。
「よーし……! ナイフナイフナイフナイフナイフ――……!!」
「もう滅多切りになってる気が……」
だけど何度もナイフで切ったおかげで、トリコもBBコーンを捕獲することができた。
「フゥ~……。繊維が複雑に絡まって、スゲー強度になってる……まるでGTロボの腕みてーだ!」
「あれ? じゃあ私のは普通のトウモロコシ?」
「いや、切った茎の繊維を見ればそれもBBコーンだ。瑞貴、なんで一発で切れたんだ?」
「こっちが聞きたいんだけど……」
〈ウォ――ン……!〉
「「ん?」」
テリーの遠吠えが聞こえて振り向くと、離れた場所からテリーがこっちに向かって吠えていた。まるで呼んでいるかのように。
〈ワウッ! ワウッ!〉
「どうしたテリー?」
「そこに何かあるの?」
テリーが巨大な入道雲を示したので顔を向けると、風で晴れていく雲の奥に巨大なBBコーンがあった。
「なっ!? なんじゃありゃー!?」
「本当にビルみたいなのが生えてるー!?」
瑞貴たちの前にゾンビウッドが立ちはだかり、テリーはその猛威に苦戦するも戦いの才能の片鱗を見せ、勝利を得た。
☆☆☆☆☆
ゾンビウッドが猛獣以外に栄養にしていたモノを探るため、私たちは枝を次々と登って行く。
「よっと。フゥ~……いったい何百メートルあるのよ、この木は!」
「しかも俺の体重を余裕で支えるこの無数の枝……これなら森の上に巨大なビルを建てても大丈夫だな」
「ひと枝だけでも音が鳴ることなく充分支えてるもんね。メチャクチャ力強いなぁ……」
「お前が乗っても平気だもんな」
「どーいう意味だゴラアッ! 突き落としたるぞ!」
どうしてトリコは乙女に対してデリカシーがないんだ! しかも最大タブーでもある体重のことばっか!
「リンちゃんティナさんたちには、そんなこと言わないでよ。確実にフルボッコにされるから」
「何言ってんだ、お前だけだぞ。――反応が面白いからな」
「余計質(タチ)悪いわ!」
私がトリコに何かしたか!? 全く心当たりないんだけど……。
(反応が面白いってのも本当だが、『好きな奴はいじめたくなる』ってよく言うしな)
……素の表情を小松やココやサニーよりも一番自分の前だけは出しているので、トリコは少し優越感があった。
(やっぱり、俺は瑞貴のことが――)
「トリコ? どうしたの?」
「いや、それよりもしビルではなく巨大な食べ物だったらと思うとワクワクしてヨダレが止まらねぇ~!」
「はいはい」
何か考え事してたから少しでも心配した私がバカでした。本当に食事第一なんだから。
〈ウォン! ウォン!〉
「おっ、テリー! そこがてっぺんか? 今行くぜー!」
「速っ!?」
私たちより先に行っているテリーがてっぺんの光に向かって吠えていると、さっきまで隣にいたトリコが両手も使い、まるで獣のように枝を登って行っちゃった。
「私も急がなくちゃ」
ピョンピョンと枝を足場にジャンプしてトリコに追いつき、二人同時にてっぺんに飛び出すと……。
「おっ! おお~!」
「わあ~!」
生い茂る木々の上に大小様々なサイズのトウモロコシがたくさん生えている。テリーも追いついて今度は全員で着地すると、たくさんの枝が支えているのか丈夫で落ちることはなかった。
〈ウォーン!〉
「テリー、瑞貴、ビンゴだ! BBコーン発けーん!」
「やった!」
無事に目的のモノにたどり着けて私たちは大喜びした。特にテリーも嬉しそうに飛び回っている。
「スゲー! こんなに大きくて立派なトウモロコシ、初めて見たぞ!」
「トムさんのお土産も含めて、いくつか持って行こうね!」
トリコが礼をして一つのBBコーンに手を掛けると、私も別のBBコーンに礼をして手を当てるとスゴい厚みと弾力を感じる……実がギッシリ詰まっている証拠だね。
「さ~て、さっそく……」
「ふんぬ~!」
「ん?」
隣でトリコがBBコーンをもぎ取ろうとしているけど全然ビクともしない。
「まるで森全体を持ち上げようとしてるみてぇに、重い! くぅ~!」
「なんか、このウージャングル全体の植物と繋がっているみたい」
「森の全ての栄養を吸い、BBコーンは成長してるのか……」
「となれば、茎を切るしかないね」
私は茎の横に薙刀を当てて狙いを定めると、一振りで切って収穫する。
「よし!」
「そんじゃ、俺も。ナイフ!!」
「……あれ?」
「なんだあ!?」
私が薙刀を使って一振りで切れたのに対し、トリコは茎の一部さか切れてなかった。
「よーし……! ナイフナイフナイフナイフナイフ――……!!」
「もう滅多切りになってる気が……」
だけど何度もナイフで切ったおかげで、トリコもBBコーンを捕獲することができた。
「フゥ~……。繊維が複雑に絡まって、スゲー強度になってる……まるでGTロボの腕みてーだ!」
「あれ? じゃあ私のは普通のトウモロコシ?」
「いや、切った茎の繊維を見ればそれもBBコーンだ。瑞貴、なんで一発で切れたんだ?」
「こっちが聞きたいんだけど……」
〈ウォ――ン……!〉
「「ん?」」
テリーの遠吠えが聞こえて振り向くと、離れた場所からテリーがこっちに向かって吠えていた。まるで呼んでいるかのように。
〈ワウッ! ワウッ!〉
「どうしたテリー?」
「そこに何かあるの?」
テリーが巨大な入道雲を示したので顔を向けると、風で晴れていく雲の奥に巨大なBBコーンがあった。
「なっ!? なんじゃありゃー!?」
「本当にビルみたいなのが生えてるー!?」