闘いの才能! 見せろ、テリー! 王者の素質!
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「……なあ、瑞貴」
「ん?」
「明日、テリーに俺たちを守らず自分の命を優先させる。俺もよっぽどのことじゃねぇ限りテリーを守らねぇ。だが、お前のことは――」
「いいよ。私も自分の命は自分で守る。今回の旅は私の意思で来たんだし、トリコが気を遣うようなことは何一つない。今まで何かと気にかけてくれたんでしょ? ありがとう」
ガララワニの一件以外トリコは私をハントに誘って連れて行った。っも、その代償かのように私を守ろうとしてくれたのは気づいていたし、感謝もしていた。
「だけど今回の話は別。トリコも、自分の命を優先に考えて。私もよっっっぽどのことじゃない限り助けないから」
「おいおい、ずいぶん溜めたな」
「フフッ」
明日のことに不安がないわけじゃないけど、今はこの穏やかな時間を堪能したかった。
☆☆☆☆☆
翌日の早朝、私たちは少しでも早く目的地に着くため歩いて行くと、ついにウージャングルの入口に着くことができた。
「よーし、到着だぜ!」
「ここがウージャングル……木々が生い茂っているからかなり暗いんだ」
実際目の前にすると猛獣よりも食獣植物の気配が強くて不気味……。ヘルプラントと呼ばれるのも納得がいくね。
「テリー、中に入る前にひと言言っておく。俺たちは今一緒に旅をする仲間だが助け合いはナシだ。野生ではまず自分の命を第一に考えろ。ヘタな助け合いで三人共、命を危険にさらすことだけはさけねぇとな」
「もちろん私のこともだよ、テリー。自分の命は自分で守る……あんたは私たちに決して気を遣わず、自分の意思で前へ進めばいいんだからね」
「約束だ。わかったな、テリー」
〈ウォンッ!〉
私たちの言葉を理解したテリーが返事するように吠えた。テリーに言った言葉は私にも当てはまるし、私もブレスレットから薙刀に変化させた。
☆☆☆☆☆
……同時刻、小松とティナを乗せたヨハネスのヘリがウージャングルの上空に来ていた。
「あれがウージャングル!」
「あっ、あれは! トリコさんに瑞貴さん!」
ヘリの窓から小松はウージャングルにの入口にいるトリコと瑞貴とテリーを発見した。それにティナも気づく。
「トリコさん! 瑞貴さーん!」
「待ってトリコ! 瑞貴ー! あー!」
ヘリの中や地上との差があるため二人の声に瑞貴たちが気づくこともなく、そのまま入ってしまうと生い茂る木々で見えなくなった。
「着陸よ! 急降下して!」
「ジャングルの近くに着陸するのはモンスターがいるから危険だが、やむを得まい」
ティナに急かされたとはいえ、ヨハネスも事の重大さがあるため了承しヘリを着陸体制に入らせた。
着陸し外に出てウージャングルの入口を前にしたのはいいが、小松もティナもヨハネスも美食屋のような強さはないので、うかつに入れない。
「トリコさんと瑞貴さんを見失った今、我々だけでウージャングルに入るのは危険過ぎます。ここは、二人の帰りを待つのが得策でしょう」
「あっ……」
「でも、スクープが……」
小松もティナもトリコと瑞貴を追いかけるだけではなく、それぞれちゃんと目的があるのだ。小松はウールスターソースの実を手に入れるため、ティナはスクープを撮るためだ。
「ん?」
「明日、テリーに俺たちを守らず自分の命を優先させる。俺もよっぽどのことじゃねぇ限りテリーを守らねぇ。だが、お前のことは――」
「いいよ。私も自分の命は自分で守る。今回の旅は私の意思で来たんだし、トリコが気を遣うようなことは何一つない。今まで何かと気にかけてくれたんでしょ? ありがとう」
ガララワニの一件以外トリコは私をハントに誘って連れて行った。っも、その代償かのように私を守ろうとしてくれたのは気づいていたし、感謝もしていた。
「だけど今回の話は別。トリコも、自分の命を優先に考えて。私もよっっっぽどのことじゃない限り助けないから」
「おいおい、ずいぶん溜めたな」
「フフッ」
明日のことに不安がないわけじゃないけど、今はこの穏やかな時間を堪能したかった。
☆☆☆☆☆
翌日の早朝、私たちは少しでも早く目的地に着くため歩いて行くと、ついにウージャングルの入口に着くことができた。
「よーし、到着だぜ!」
「ここがウージャングル……木々が生い茂っているからかなり暗いんだ」
実際目の前にすると猛獣よりも食獣植物の気配が強くて不気味……。ヘルプラントと呼ばれるのも納得がいくね。
「テリー、中に入る前にひと言言っておく。俺たちは今一緒に旅をする仲間だが助け合いはナシだ。野生ではまず自分の命を第一に考えろ。ヘタな助け合いで三人共、命を危険にさらすことだけはさけねぇとな」
「もちろん私のこともだよ、テリー。自分の命は自分で守る……あんたは私たちに決して気を遣わず、自分の意思で前へ進めばいいんだからね」
「約束だ。わかったな、テリー」
〈ウォンッ!〉
私たちの言葉を理解したテリーが返事するように吠えた。テリーに言った言葉は私にも当てはまるし、私もブレスレットから薙刀に変化させた。
☆☆☆☆☆
……同時刻、小松とティナを乗せたヨハネスのヘリがウージャングルの上空に来ていた。
「あれがウージャングル!」
「あっ、あれは! トリコさんに瑞貴さん!」
ヘリの窓から小松はウージャングルにの入口にいるトリコと瑞貴とテリーを発見した。それにティナも気づく。
「トリコさん! 瑞貴さーん!」
「待ってトリコ! 瑞貴ー! あー!」
ヘリの中や地上との差があるため二人の声に瑞貴たちが気づくこともなく、そのまま入ってしまうと生い茂る木々で見えなくなった。
「着陸よ! 急降下して!」
「ジャングルの近くに着陸するのはモンスターがいるから危険だが、やむを得まい」
ティナに急かされたとはいえ、ヨハネスも事の重大さがあるため了承しヘリを着陸体制に入らせた。
着陸し外に出てウージャングルの入口を前にしたのはいいが、小松もティナもヨハネスも美食屋のような強さはないので、うかつに入れない。
「トリコさんと瑞貴さんを見失った今、我々だけでウージャングルに入るのは危険過ぎます。ここは、二人の帰りを待つのが得策でしょう」
「あっ……」
「でも、スクープが……」
小松もティナもトリコと瑞貴を追いかけるだけではなく、それぞれちゃんと目的があるのだ。小松はウールスターソースの実を手に入れるため、ティナはスクープを撮るためだ。