闘いの才能! 見せろ、テリー! 王者の素質!
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……食べ物を口にしようとしないテリーのためトリコと瑞貴はグルメ界の食材・BBコーンを求め、危険な食獣植物が多数住むウージャングルへ、ヘリで飛び立つ。
一方、小松はグルメサミットを成功させるためドヘム大統領が喜ぶ料理を完成させろとIGOからミッションを受ける。
美味なるソースの元になるウールスターソースの実があるというウージャングルへトリコと瑞貴を追いかける小松。スクープを狙うティナも同行し、二人はIGOのヘリでトリコと瑞貴を追う。
☆☆☆☆☆
出発してから三日が経ち、広い海からやっと今回の目的地であるウール大陸が見えてきた。
「見えました。トリコ様、瑞貴様」
「フゥ~、やっと着いたか。途中巨大な怪鳥の住処を避けたり、合わせて六回の燃料補給があったりとはいえ、マッハ3で丸三日はさすがに遠いな」
「ヘリの燃料切れよりも、トリコ様の食料切れのほうが多かった気が……」
「うんうん」
「うるせぇ」
自覚しているのかトリコは口を尖らせた。だって出発前もたくさん用意したのに、この三日間何度も食材を補給して私が料理しての繰り返しがあったからね。
〈クゥ~ン〉
「テリー、ほらもう着くぜ。BBコーン……貴族を意味するブルーブラッドの頭文字が付いたトウモロコシだ」
「テリーの口に合うといいね」
トリコに頭を撫でられテリーは気持ちよさそうに目を細めた。昨日これが原作にあったと思い出して、また関わっちゃったと気づいたけど……天使であるテリーのためだ! うん、これは仕方ないこと!
☆☆☆☆☆
……小松とティナはヨハネスのヘリに乗ってトリコたちを追いかけていた。それも猛スピードで。しかし――。
「あ~……」
「トリコさんと瑞貴さんは今頃、ウール大陸に着いているはず……急がねばなるまい、小松くん」
「いい加減Gかかり過ぎ……どうにかなんないの?」
運転しているヨハネスは平気だが、小松とティナはさっきからG――重量加速度に参っているので顔色が少し悪い。
「勝手に付いて来たグルメTVの分散で……。取材の許可は得ているんだろうな?」
「歴史的スクープがかかってるんだから、上司は即効許可したわ」
「そっちの許可じゃない! IGOの!」
「そんなの報道の自由でしょ!?」
「IGOの許可ナシで私のヘリに乗っているのか!?」
「許可許可って、てんこ盛りうるさい!」
ヨハネスとティナが言い争いをしている中、小松は姿勢を戻し窓の外の景色を見ながらミッションのことを考えていた。
(一刻も早くウールスターソースの実を手に入れて、ドヘム大統領の舌をうならせる、バブリートロに合うソースを仕上げなきゃ!)
☆☆☆☆☆
……グルメフォーチュンでココが経営するCOCO占いでは、連日人が並んでおり中には何日も待っている者もいる。ココはニュースを見ながら占いをしていた。
《えー…グルメサミットの成功を左右する料理の一切を仕切っているのは、ホテルグルメの料理長です。えーと……》
「小松くん、がんばってるんだな……」
《あっ、ちょっとお待ちください。――独占スクープです! 独占スクープです! 料理長は食材を求め旅立ったという情報が、飛び込んで参りました!》
「……小松くん、僕の忠告を無視して行ってしまったか」
以前別れる前ココは小松に『しばらく旅に出ないほうがいい』と言ったが、小松はサミット成功のため旅へ行ったのだ。
「――いつになったら占ってもらえるんだ!」
「ん?」
「もう四日も並んでんだぞ!」
一方、小松はグルメサミットを成功させるためドヘム大統領が喜ぶ料理を完成させろとIGOからミッションを受ける。
美味なるソースの元になるウールスターソースの実があるというウージャングルへトリコと瑞貴を追いかける小松。スクープを狙うティナも同行し、二人はIGOのヘリでトリコと瑞貴を追う。
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出発してから三日が経ち、広い海からやっと今回の目的地であるウール大陸が見えてきた。
「見えました。トリコ様、瑞貴様」
「フゥ~、やっと着いたか。途中巨大な怪鳥の住処を避けたり、合わせて六回の燃料補給があったりとはいえ、マッハ3で丸三日はさすがに遠いな」
「ヘリの燃料切れよりも、トリコ様の食料切れのほうが多かった気が……」
「うんうん」
「うるせぇ」
自覚しているのかトリコは口を尖らせた。だって出発前もたくさん用意したのに、この三日間何度も食材を補給して私が料理しての繰り返しがあったからね。
〈クゥ~ン〉
「テリー、ほらもう着くぜ。BBコーン……貴族を意味するブルーブラッドの頭文字が付いたトウモロコシだ」
「テリーの口に合うといいね」
トリコに頭を撫でられテリーは気持ちよさそうに目を細めた。昨日これが原作にあったと思い出して、また関わっちゃったと気づいたけど……天使であるテリーのためだ! うん、これは仕方ないこと!
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……小松とティナはヨハネスのヘリに乗ってトリコたちを追いかけていた。それも猛スピードで。しかし――。
「あ~……」
「トリコさんと瑞貴さんは今頃、ウール大陸に着いているはず……急がねばなるまい、小松くん」
「いい加減Gかかり過ぎ……どうにかなんないの?」
運転しているヨハネスは平気だが、小松とティナはさっきからG――重量加速度に参っているので顔色が少し悪い。
「勝手に付いて来たグルメTVの分散で……。取材の許可は得ているんだろうな?」
「歴史的スクープがかかってるんだから、上司は即効許可したわ」
「そっちの許可じゃない! IGOの!」
「そんなの報道の自由でしょ!?」
「IGOの許可ナシで私のヘリに乗っているのか!?」
「許可許可って、てんこ盛りうるさい!」
ヨハネスとティナが言い争いをしている中、小松は姿勢を戻し窓の外の景色を見ながらミッションのことを考えていた。
(一刻も早くウールスターソースの実を手に入れて、ドヘム大統領の舌をうならせる、バブリートロに合うソースを仕上げなきゃ!)
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……グルメフォーチュンでココが経営するCOCO占いでは、連日人が並んでおり中には何日も待っている者もいる。ココはニュースを見ながら占いをしていた。
《えー…グルメサミットの成功を左右する料理の一切を仕切っているのは、ホテルグルメの料理長です。えーと……》
「小松くん、がんばってるんだな……」
《あっ、ちょっとお待ちください。――独占スクープです! 独占スクープです! 料理長は食材を求め旅立ったという情報が、飛び込んで参りました!》
「……小松くん、僕の忠告を無視して行ってしまったか」
以前別れる前ココは小松に『しばらく旅に出ないほうがいい』と言ったが、小松はサミット成功のため旅へ行ったのだ。
「――いつになったら占ってもらえるんだ!」
「ん?」
「もう四日も並んでんだぞ!」